- 「あいつ、お腹空かせてるみたい」
「いや、笑ってるんだ」 - ―アソーカ・タノとアナキン・スカイウォーカー[出典]
ニーブレイ・マンタ(Neebray manta)は宇宙空間の星間ガスを食らう飛行クリーチャーである。母星はタトゥイーンだが、他にも衛星ルゴサやリシ・ムーンなど、銀河系のさまざまな場所に生息していた。ニーブレイは真空空間でも大気圏内でも活動することができ、体の大きさもさまざまで、小柄な知覚種族の指にとまるほど小さな個体もいれば、横幅が1キロメートルを超える巨大なものもいた。カリーダ星雲には巨大ニーブレイの巣があることで知られ、ジェダイ・ナイト・アナキン・スカイウォーカー将軍率いるシャドウ中隊はクローン戦争中にバルモーラ・ランを航行した際、この巨大生物たちと遭遇した。
生態と特徴[]
巨大ニーブレイの群れ
ニーブレイ・マンタは一対の翼と、黄色い複数の目を備えた、手足のない飛行クリーチャーである。肌の色は赤や[3] 灰色などの種類があり[4]、赤ん坊は赤や灰色の単色で生まれ、成長するにつれて翼や胴体に濃い色の斑点ができた。[1] また赤い個体の中にも、翼まで赤いものや[7]、翼の部分だけ青みがかったものなど、バリエーションがあった。[4] ティビディーやマイノックとは生物学的な近縁種である。[8] ニーブレイ・マンタの赤ん坊は小柄な知覚種族の指にとまるほど小さいが[9]、極めて巨体に成長することもあり、記録上の最大翼幅は1,674メートルにも達した。[5] ニーブレイのあごには1本のひげのような器官があり、赤ん坊のころは小さな突起ほどの大きさに過ぎないが[3]、巨体のニーブレイの場合はこの器官も長大なサイズに成長していた。[4]
習性[]
- 「なんてバカでかいガス喰らいなの!」
- ―アソーカ・タノ[出典]
リシ・ムーンのニーブレイ
ニーブレイ・マンタは星間ガスを食べるクリーチャーであり[5]、しばしば群れをなして行動した。[4] 彼らは惑星や衛星の大気圏内にも生息していたが、宇宙生物として真空空間で活動することもできた。[6] 彼らの母星は惑星タトゥイーンであるが[5]、銀河系各地でその姿を見ることができ[1]、衛星ルゴサや[5] リシ・ムーンなど様々な場所に分布していた。[10] またカリーダ星雲には巨大なニーブレイ・マンタの巣があることで知られていた。[4] ニーブレイは普段は穏やかな性格だが、刺激されたり命が脅かされたときは宇宙船に対して暴力的な行動をとることがあり[5]、彼らにちょっかいを出すのは危険な行為だった。[2] また彼らは大きな4つの目で離れた場所から捕食動物を察知することができた。[1] ルゴサでは、ニーブレイの赤ん坊たちが比較的安全な生育環境といえるサンゴの森に棲みつき、成体になるまでを過ごしていた。[5] 赤ん坊のニーブレイは人懐っこく、知覚生物やドロイドに自分から近づいていくことがあった。[3][7]
歴史[]
ニーブレイの群れの中を飛行するシャドウ中隊
クローン戦争序盤の22 BBY[11]、ジェダイ・グランド・マスターのヨーダはトイダリアンのカトゥーンコ大王との会談に臨むため、衛星ルゴサを訪れた。ヨーダとクローン・トルーパーのチームが、ルゴサの森の中で分離主義勢力のバトル・ドロイド部隊を壊滅させた後、岩の上に座ったこの老ジェダイ・マスターのもとに2匹の赤ん坊ニーブレイが近寄ってきた。[3]
同年[11]、ジェダイ・ナイト・アナキン・スカイウォーカー将軍率いるシャドウ中隊は、分離主義勢力の軍艦<マレヴォランス>を先回りするため、カリーダ星雲を通過する危険な航路バルモーラ・ランを飛行した。この航路に巨大ニーブレイが棲みついていることを知っていたマスター・プロ・クーンは引き返すことを提案したが、スカイウォーカーは拒否し、間もなく部隊はニーブレイの群れと出くわした。クーンはパニックを避けるためニーブレイを攻撃しないよう呼び掛け、中隊はスカイウォーカーに続いて縦列隊形で群れの中を飛んだ。クローン・トルーパー・パイロット・マッチスティックのBTL-B Yウイングはニーブレイとぶつかってスタビライザーを破損し、コントレールのアストロメク・ドロイド[4] R2-J8[6] が衝突で破壊されてしまったが、中隊は何とかそれ以上の犠牲を出さずに星雲を抜けることに成功した。[4]
クローン戦争序盤、衛星リシ・ムーンにある銀河共和国の哨戒基地リシ・ステーションの周囲を、ニーブレイ・マンタが飛び回っていた。[10] 戦争終盤、惑星スカコ・マイナーにおける任務でテクノ・ユニオンのDウイング・ドロイドに追い詰められたクローン・コマンドーのテクは、翼竜キーラダックを呼んで逃げるアイデアを思い付いた。テクがキーラダックの鳴き声を再生するためバイザーの録音データを検索した際、候補のひとつとしてニーブレイの名がオーラベッシュのアルファベットでディスプレーに表示された。[12]
AP-5に群がる赤ん坊のニーブレイの群れ
2 BBY、反乱同盟のフェニックス戦隊に属すRA-7プロトコル・ドロイドAP-5は、銀河帝国のコントローラーLT-319に操られたC1シリーズ・アストロメク・ドロイドC1-10P“チョッパー”と<ゴースト>船外でもみ合いになり、宇宙空間へ放り出されてしまった。宇宙をあてもなく漂っていた時、AP-5の周囲に無数のニーブレイ・マンタの赤ん坊が群がってきた。日々の喧騒にうんざりしていたAP-5は、美しい生き物に囲まれた孤独で静かな環境を気に入ったが、間もなく<ゴースト>が彼を回収するため戻ってきたため、ニーブレイの群れは散り散りになってしまった。[7]
オーカス2のグラフ・アーカイブには、様々なエイリアンやクリーチャーについて記述した作者不明(一説にはギャミット・コンド)の日誌が保管されていた。この日誌には他の様々な生物とともにニーブレイのイラストも収録されていた。日誌はSP-4分析ドロイドのTR-33NA率いるチームによって行われた図書館の復旧作業時に再発見されたのち、アーカイブの学術記録のデータと組み合わされ、一般公開された。[5] 35 ABY以降[13]、銀河生物愛好家協会のアーディス・サン・テッカは、ニーブレイをはじめとする銀河の様々な非知覚種族について記述した日誌を出版した。[1]
制作の舞台裏[]
ニーブレイ・マンタの姿が初めて明確に映る作品は2008年10月3日公開のTVアニメ・シリーズ『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』シーズン1第1話『待ち伏せ』である。[3] 以降、同じくシーズン1のエピソードである『マレボランスの影』や『ルーキーたち』に大小さまざまなニーブレイが登場した。[4][10] スペルが Neebray であるにも関わらず、『マレボランスの影』ではプロ・クーンがネブレイ(NEH-bray)と発音しており、同作の日本語版でもこの通りに表記・発音されている。[4]
公式サイト StarWars.com に掲載されている『ルーキーたち』のエピソード・ガイドによると、ニーブレイは映画『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』で惑星タトゥイーン上空を羽ばたいているとのことであり[14]、だとすれば本作がニーブレイの初登場作品ということになる。しかし本作でニーブレイの姿がはっきりと映るシーンは確認できない。
登場作品[]
ヨーダとニーブレイの赤ん坊
- スター・ウォーズ クローン・ウォーズ (初登場)
クローン・ウォーズ – 待ち伏せ
クローン・ウォーズ – マレボランスの影
クローン・ウォーズ – ルーキーたち
クローン・ウォーズ – キーラダックの翼に乗って (テクのバイザー上で言及)
反乱者たち – 二重スパイ・ドロイド
参考資料[]
"Ambush" Episode Guide - StarWars.com (アーカイブ)
"Shadow of Malevolence" Episode Guide - StarWars.com (アーカイブ)
"Rookies" Episode Guide - StarWars.com (アーカイブ)- スター・ウォーズ 反乱者たち:ヘッド・トゥ・ヘッド
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック
- スター・ウォーズ ビジュアル・エンサイクロペディア
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック 増補改訂版
- スター・ウォーズ:エイリアン・アーカイブ
- スター・ウォーズ・ベスティアリ第1巻:銀河系のクリーチャー
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 スター・ウォーズ・ベスティアリ第1巻:銀河系のクリーチャー
- ↑ 2.0 2.1 きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5
クローン・ウォーズ – 待ち伏せ
- ↑ 4.00 4.01 4.02 4.03 4.04 4.05 4.06 4.07 4.08 4.09 4.10
クローン・ウォーズ – マレボランスの影
- ↑ 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 5.5 5.6 5.7 スター・ウォーズ:エイリアン・アーカイブ
- ↑ 6.0 6.1 6.2 スター・ウォーズ ビジュアル・エンサイクロペディア
- ↑ 7.0 7.1 7.2
反乱者たち – 二重スパイ・ドロイド
- ↑ スター・ウォーズ 反乱者たち:ヘッド・トゥ・ヘッド
- ↑
"Ambush" Episode Guide - StarWars.com (アーカイブ)
- ↑ 10.0 10.1 10.2
クローン・ウォーズ – ルーキーたち
- ↑ 11.0 11.1 スター・ウォーズ ギャラクティック アトラス
- ↑
クローン・ウォーズ – キーラダックの翼に乗って
- ↑ 『スター・ウォーズ・ベスティアリ第1巻:銀河系のクリーチャー』はイン=ユニバースに存在する書籍の体裁をとっている。本書では『スター・ウォーズ エピソード9/スカイウォーカーの夜明け』の内容について言及されており、『スター・ウォーズ タイムライン』によれば『スカイウォーカーの夜明け』の時系列は35 ABYであるため、本書がイン=ユニバースで出版されたのは35 ABY以降ということになる。
- ↑
"Rookies" Episode Guide - StarWars.com (アーカイブ)