- 「メイン・クルーザーは依然射程外です。しかし医療フリゲートは燃料切れと見え、シールドも落ちております」
- ―エドリソン・ピーヴィー艦長[出典]
ネビュロンCエスコート・フリゲート(Nebulon-C escort frigate)はクワット・ドライブ・ヤード社が新共和国のために製造したフリゲートである。旧型のネビュロンBエスコート・フリゲートと同じく護衛艦として使用することを想定しており、ネビュロンBよりも大型だった。新共和国防衛艦隊で廃船となった一部のネビュロンCは、レジスタンスの手に渡り、ファースト・オーダーとの戦争で使用された。その1隻である<アノダイン>は医療フリゲートとして大幅な改造を受けていた。
特徴[]
クワット・ドライブ・ヤード社によって製造されたネビュロンCエスコート・フリゲートは全長549.17メートルのスターシップで[1]、外見はEF76ネビュロンBエスコート・フリゲートに似ており[1][6]、さらなる大型化が図られていた。[1] このフリゲートはターボレーザーや局所防衛砲台、プロトン魚雷発射装置、トラクター・ビーム発生装置などで武装し、スターファイター1個大隊を収容して運ぶことができた。また船体前部セクションと後部セクションの右舷にドッキング用ブームが突き出しており、緊急時には射出可能なブリッジが前部ブームの下に取り付けられていた。[1] またネビュロンCは尾翼支柱アセンブリと下にあるステーションを使い、追加モジュールで内部容積を広げることもできた。[2]
用途[]
旧型のネビュロンBと同じく、ネビュロンCはもともとエスコート・フリゲートとして設計されていた。しかしレジスタンスはこのフリゲートを病院船として大幅に改造して使用していた。医療フリゲートとなったネビュロンCでは、最も強力な兵器は取り外され、前部セクションにさまざまな医療施設や設備が造り込まれていた。また乗員数の削減に取り組んでいたレジスタンスのネビュロンCは、オートメーション化に助けられて170名の乗員で運用が可能だった。[1]
歴史[]
銀河内戦が終わり、新共和国と銀河帝国のあいだに銀河協定が締結された後、クワット・ドライブ・ヤード社は新共和国のためにネビュロンCエスコート・フリゲートを建造した。しかし新共和国防衛艦隊を退役した一部のネビュロンCは、ひっそりとレジスタンスの手に渡った。[1] そのうちの1隻である<アノダイン>は廃船となった後に廃棄場から回収され、レジスタンス支持者の修理施設で医療フリゲートとして生まれ変わった。[2]
34 ABY、<アノダイン>はスターキラー基地の戦いの直後に発生した惑星ディカーからの撤退活動に参加し、MC85スター・クルーザー<ラダス>やフリー・ヴァージリア級バンカーバスター<ニンカ>、ヴァクビオア級貨物フリゲート<ヴィジル>とともにレジスタンス基地の人員を運び出した。しかしレジスタンス艦隊はハイパースペース追跡装置を使うファースト・オーダー宇宙軍による執拗な攻撃を受け、燃料切れを起こした<アノダイン>はメガ級スター・ドレッドノート<スプレマシー>によって破壊されてしまった。[3]
35 ABY、複数のネビュロンCフリゲートがランド・カルリジアンの呼びかけに答えて民衆の艦隊に加わり、エクセゴルの戦いに参加した。民衆の艦隊は惑星エクセゴルの大気圏内でシス・エターナルのジストン級スター・デストロイヤー大艦隊と決戦を繰り広げ、皇帝シーヴ・パルパティーン率いるファイナル・オーダーの台頭を阻止した。[5]
登場作品[]
- スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ (初登場)
- スター・ウォーズ 最後のジェダイ 小説版
- スター・ウォーズ 最後のジェダイ ジュニアノベル版
- スター・ウォーズ/最後のジェダイ コミック版
- スター・ウォーズ:去りし日の希望
- スター・ウォーズ エピソード9/スカイウォーカーの夜明け
参考資料[]
- スター・ウォーズ 最後のジェダイ ビジュアル・ディクショナリー
- スター・ウォーズ/最後のジェダイ クロス・セクション
- 最後のジェダイ:ボマー・コマンド
- スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け ビジュアル・ディクショナリー&クロスセクション
- The Anodyne - 公式データバンク
脚注[]
- ↑ 1.00 1.01 1.02 1.03 1.04 1.05 1.06 1.07 1.08 1.09 1.10 1.11 1.12 1.13 1.14 1.15 1.16 1.17 1.18 1.19 1.20 1.21 1.22 1.23 1.24 1.25 1.26 1.27 1.28 スター・ウォーズ/最後のジェダイ クロス・セクション
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 スター・ウォーズ 最後のジェダイ ビジュアル・ディクショナリー
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5 スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ
- ↑ 『スター・ウォーズ/最後のジェダイ クロス・セクション』によれば、ネビュロンCエスコート・フリゲートが建造されたのは銀河協定締結より後のことである。『スター・ウォーズ ギャラクティック アトラス』によれば銀河協定締結は5 ABYであるため、ネビュロンCエスコート・フリゲートの導入時期はそれ以降ということになる。
- ↑ 5.0 5.1 スター・ウォーズ エピソード9/スカイウォーカーの夜明け
- ↑ スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲