ネルヴァーン[1](Nelvaan)はアウター・リム・テリトリーのコービ星系にある惑星。ネルヴァーニアンの民の出身惑星である。
特徴[]
コービ星系の惑星、ネルヴァーンは重力の低い原始的な星である。銀河共和国の晩年、この惑星は氷河期を迎えていた。ネルヴァーンの軌道には3つの衛星があった。また、ネルヴァーンは惑星タイスからとても近い位置に存在した。重力がとても弱いこの惑星には、体が大きい生態系がいくつか存在していた。そのなかのひとつに獰猛なホラックスがいる。
また、ネルヴァーンには標準的な重力の惑星ならば沈下していたと思われる、危険な断崖絶壁の地形が存在していた。こうしたメーサは青い毛皮を生やしたオオカミのようなヒューマノイドの原住種族、ネルヴァーニアンたちの居住地となっていた。クローン戦争中、ネルヴァーンには惑星を支配する政府がなく、銀河共和国と独立星系連合のどちらにも忠誠を誓っていなかった。惑星を訪れるものはめったにおらず、もっぱらボサンたちのためだけに役立っていた。ボサンは氷河の大陸から水を吸い上げるために惑星を訪れており、これは原住民のネルヴァーニアンたちのあいだでは行われていなかった習慣だった。
歴史[]
クローン戦争中、独立星系連合のグリーヴァス将軍が率いるドロイド軍団の侵攻によって、ネルヴァーンには分離主義者の企業テクノ・ユニオンの研究施設が置かれた。この研究施設では、独立星系連合の科学者たちがネルヴァーンの部族の戦士たちに実験を施していた。彼らの実験は隣接する地域から熱エネルギーを吸収する、サイフォン・ジェネレーターの周囲に立てられており、結果的に惑星全土において終わりが来ることのない冬の時代をもたらしていた。そんな中、19 BBYにジェダイのオビ=ワン・ケノービとアナキン・スカイウォーカーが惑星を訪問した。巨大な怪獣ホラックスを殺して原住民の尊敬を勝ち得たスカイウォーカーは、ネルヴァーンの戦いで基地へとひとりで乗り込み、捕われたネルヴァーニアンの戦士たちを解放する。彼は突然変異した戦士たちの心にも触れ、彼らを村に戻るように説得した。
スカイウォーカーは惑星の洞窟の中で一連のビジョンを見た。そのビジョンは彼がフォースのダークサイドへと堕落することを象徴的に表現していた。スカイウォーカーがダース・シディアスの弟子、ダース・ヴェイダーとなったとき、このビジョンは現実のものとなった。
コルサントの戦いの少し前、惑星タイスでオビ=ワン・ケノービとアナキン・スカイウォーカーから逃れたドゥークー伯爵は、共和国の追跡をまくために一時ネルヴァーンに立ち寄った。
クワイ=ガン・ジンとオビ=ワン・ケノービは惑星を訪問していた可能性がある。オビ=ワンはクワイ=ガンと共に旅をしていたとき、ネルヴァーニアンの言語を学んでいたからである。
登場作品[]
- 悪の迷宮 (初登場)
- スター・ウォーズ クローン大戦 – チャプター22
- スター・ウォーズ クローン大戦 – チャプター23
- スター・ウォーズ クローン大戦 – チャプター24
- スター・ウォーズ クローン大戦 – チャプター25
- 暗黒卿ダース・ヴェイダー (言及のみ)
参考資料[]
脚注[]
- ↑ カタカナ表記は『スター・ウォーズ 全史』に基づく。