ノビー・ホワイト・スパイダー(Knobby white spider)は惑星ダゴバに生息したユニークなクモ型のクリーチャー。成長するとナールツリーと呼ばれる植物になった。[1] 惑星マルド・クレイスの洞窟にはノビー・ホワイト・アイス・スパイダーという似た名前のクリーチャーが生息していたが[2]、この生物はダゴバやアトロン、トールに生息するクモ類と外見も似ていた。[3]
共和国時代、コマンダー・ハルカ・フォー=デン率いる銀河共和国のアルファ・チームがダゴバを訪れ、現地の動植物相の研究を行った。その結果、彼女たちはノビー・ホワイト・スパイダーが成長してナールツリーになることを発見したが、現地の病気や動植物に圧倒され、3か月後には全滅してしまった。[1]
制作の舞台裏[]
レジェンズ媒体も含めたノビー・ホワイト・スパイダーの初出は、1995年に発売された小説『ダークセーバー』(ケヴィン・J・アンダースン著)である。[4] 同年、レジェンズの資料『The Illustrated Star Wars Universe』にラルフ・マクォーリーが手掛けたノビー・ホワイト・スパイダーのイラストが初掲載された。[5] このイラストはマクォーリーが映画『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』のために1979年2月に描いたスケッチ「沼の惑星の樹木生物」が基になっている。[6] なお正史作品に登場する3種類のクリーチャー(トールに生息するスパイス・スパイダー、アトロンのクリクナ、マルド・クレイスのノビー・ホワイト・アイス・スパイダー)も同じイラストに影響されてデザインされた。[7]
正史媒体では、2015年発売の『週刊スター・ウォーズ ミレニアム・ファルコン』第20号で初めてノビー・ホワイト・スパイダーが紹介された。[1] 2022年現在、ノビー・ホワイト・スパイダーという名前とマクォーリーのイラストを紐づけて紹介している正史資料は確認されていないが、先述の3種類のクリーチャーと外見が似ていることが明言されている。[3]
参考資料[]
- 週刊スター・ウォーズ ミレニアム・ファルコン 第20号 (銀河系ガイド:ダゴバ:悪の洞窟)
- スター・ウォーズ:マンダロリアン ハンドブック (間接的に言及)
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 週刊スター・ウォーズ ミレニアム・ファルコン 第20号 (銀河系ガイド:ダゴバ:悪の洞窟)
- ↑ ice spiders - 公式データバンク
- ↑ 3.0 3.1 スター・ウォーズ:マンダロリアン ハンドブック
- ↑ ダークセーバー
- ↑ The Illustrated Star Wars Universe
- ↑ @PhilSzostak(フィル・ショスタク) - X (旧Twitter). “Initially sketched in February 1979 for #TheEmpireStrikesBack, Ralph McQuarrie completed his “bog planet tree creature” painting in 1993 for The Illustrated #StarWars Universe, later inspiring both the krykna for #StarWarsRebels and the spiders for Chapter 10 of #TheMandalorian.”
- ↑ @PhilSzostak(フィル・ショスタク) - X (旧Twitter). “@Aviriia They are new! Both inspired by the same design.”