ハット大評議会(Grand Hutt Council)、あるいはハット評議会はハット種族およびハット・クランの統治機構である。評議会は強い影響力を持つ5人のハットによって構成され、ハットの母星ナル・ハッタに本拠地を置いていた。クローン戦争の時代、タトゥイーンの犯罪王ジャバ・デシリジク・ティウレが大評議会を率いた。戦争中、大評議会はダース・モール率いるシャドウ・コレクティヴの傘下に入り、惑星マンダロアの占領に力を貸した。
歴史[]
ズィロ追跡[]
クローン戦争期、ゴーガ、アロク、オルバ、マーロが大評議会に所属し、タトゥイーンの犯罪王ジャバ・デシリジク・ティウレがリーダーを務めていた。戦争中、ズィロ・ザ・ハットが銀河共和国に逮捕されるという事件が起きた。ズィロはハット大評議会の犯罪取り引きを記録したホロダイアリーを所有しており、共和国の刑務所に入れておくのは極めて危険だった。ジャバはズィロの脱獄計画を立て、評議会メンバーの承認を得た後、キャド・ベインを始めとする賞金稼ぎのチームをコルサントへ派遣した。彼らは銀河元老院で人質事件を起こし、ズィロの脱獄を実現させた。
ホロダイアリーの隠し場所が分からなかったため、評議会はズィロを殺すことができず、ガーデュラの宮殿に閉じ込めることにした。ジェダイ・オーダーはズィロ脱獄を手引きしたのはハットに違いないと考え、ジェダイ・マスターのオビ=ワン・ケノービとクインラン・ヴォスをナル・ハッタに派遣したが、大評議会は白を切った。一方、ジャバはズィロの愛人だったパロウィックの歌手サイ・スヌートルズを雇い、ズィロに取り入ってホロダイアリーを手に入れるよう命じた。スヌートルズはズィロを宮殿から逃がし、惑星テスでホロダイアリーを手に入れた後、厄介者のハットを射殺した。彼女の活躍でハットの犯罪記録はジャバの手に戻った。
シャドウ・コレクティヴ[]
ズィロの事件の後、シス卿ダース・モールとサヴァージ・オプレス、デス・ウォッチのプレ・ヴィズラがハット大評議会の会議室に押しかけた。モールは銀河系の犯罪者を集めてシャドウ・コレクティヴと呼ばれる組織を創設し、ハットもその傘下に加えようと目論んでいた。ハットの長老たちはモールの提案を笑い飛ばし、用心棒の賞金稼ぎエンボ、ラッツ・ラジィ、デンガー、スギらに闖入者を撃退させようとした。しかし賞金稼ぎはシスとマンダロリアンに敗北し、評議会のメンバーはタトゥイーンにあるジャバの宮殿に逃げた。モールは逃げ遅れたオルバから他のハットの居場所を聞き出し、タトゥイーンの宮殿を襲った。モールたちが謁見室までたどり着くと、ジャバは止むを得ずシャドウ・コレクティヴの要求を飲み、惑星マンダロアの占領作戦に力を貸した。マンダロアの戦いの後、モールはダース・シディアスに敗れて失脚し、間もなくシャドウ・コレクティヴも崩壊した。
登場作品[]
- クローン・ウォーズ – 邪悪なる計画 (初登場) (ホログラムでの登場)
- クローン・ウォーズ – ズィロを追え!
- クローン・ウォーズ – 悪の同盟
- スター・ウォーズ:ダース・モール ダソミアの後継者 (間接的に言及)