ハロワー級ドレッドノート(Harrower-class dreadnought)は、往々にしてハロワー級バトルクルーザー[1](Harrower-class battle cruiser)とも呼ばれた、重武装の主力艦である。大銀河戦争冷戦銀河戦争シス帝国帝国宇宙軍が使用した。

特徴

ハロワー級ドレッドノートは、シス帝国銀河共和国が繰り広げた3,681 BBY大銀河戦争や、それに続く3,653 BBY冷戦の期間に、帝国宇宙軍の主戦力として使用されていた。これらのドレッドノート艦は、過去のインターディクター級クルーザーや、数千後に活躍する共和国のヴェネター級スター・デストロイヤー銀河帝国インペリアル級スター・デストロイヤーフェル帝国ペレオン級スター・デストロイヤーといった戦艦と似た役目を果たしていた。

ドレッドノートの背面

このドレッドノート艦の全体的な造りは銀河共和国のセンチュリオン級バトルクルーザーと似ており、共和国や帝国が使用した後世のスター・デストロイヤーの製造ラインの原型になったと思われる。くさび形の船体の中央部に大きな空間のあるハロワー級ドレッドノートは、インペリアル級スター・デストロイヤーと同様に大型スラスターを3つ、小型スラスターを4つ備えていた。ふたつの台形型スラスターを左右対称に配置する、ハロワー級ドレッドノートの変形種も存在した。ハロワー級ドレッドノートは、マークVIスプレマシー級スターファイターといった戦闘機を95機積載することができた。

帝国宇宙軍の最も優れた将校だけが、ハロワー級ドレッドノートに乗り込むことができた。ハロワー級のほとんどは艦隊活動において旗艦の役目を与えられ、いかなる戦闘でも優位に立てるよう、十分な兵器と防衛力を与えられていた。ヴァロー級クルーザーや圧倒的多数の艦隊でもない限り、ハロワー級ドレッドノートを戦いで脅かすことが出来るものは存在しなかった。ハロワー級ドレッドノートには、それぞれインペリアル・コマンドマークI型およびマークII型シス・ウォー・ドロイドから成る小規模な軍隊が乗り込んでいた。ハロワー級に搭乗した部隊は、目標とする惑星の地上に展開されたり、敵の乗船部隊に応戦するため船内の通路に配置された。

歴史

製造

初期の造船風景

惑星ドロマンド・カスでシス帝国が設立されてから数十年後、帝国の初代グランドモフオディール・ヴァイケン監督のもとで、ハロワー級ドレッドノートの初期の開発が行われた。ヴァイケンが見守る中、最初の艦は軌道造船施設で組み立てられた。ヴァイケンは、共和国に挑戦できるほどの軍事力を蓄えるためには、彼の残りの人生だけでは時間が足りないことを理解していた。ハロワー級を含む当時の戦艦は設計チームから“スター・デストロイヤー”と呼ばれ、シス帝国近隣の星系を征服するのに使用された。ヴァイケンはシス帝国が標的に選んだエイリアン文明を侵略していたとき、初期のプロトタイプ艦のブリッジで命を落とした。

戦争

コリバンの戦いに参加したハロワー級ドレッドノート

その後、改良を施されたモデルが大銀河戦争に投入され、コルサントの略奪では都市惑星への爆撃を行った。冷戦の時代、シスの主要な宇宙船として使われたハロワー級ドレッドノートは、ターミナス級デストロイヤーバトルクルーザー、シス・スターファイターとともに活躍した。

最も有名なハロワー級ドレッドノートのひとつに、艦隊破壊兵器サイレンサーを積んだ<ドゥームブリンガー>が挙げられる。この超兵器は、中止されたサイレンサー計画を秘密裏に継続するため、ダース・ノックスによって取り付けられたものだった。モフたちにその破壊力を実演するため、サイレンサーはコレリア上空でダース・サナトンの副官が指揮するハロワー級ドレッドノート、<カーニッジ>と戦う共和国艦隊を攻撃、破壊した。テストが成功すると、ノックスは他のシス卿たちの艦船にもサイレンサーを取り付けることを許可し、複数のモフや将軍たちと同盟を形成する。その後、カガスと呼ばれるシス同士が戦う古代のゲームに使うため、<ドゥームブリンガー>はコレリアの軌道に配置された。

シス帝国には、ハロワー級ドレッドノートのモデルの他に、ハロワー級のバトルクルーザーも仕えていた。バトルクルーザーのうち2隻は、大型戦艦<リンドワーム>と共にオード・ラダマ戦いに参加した。この戦艦はどちらも共和国に破壊され、惑星も共和国の手に落ちた。

その後

ハロワー級ドレッドノートの設計に関する情報は数千年間失われず、シスの暗黒卿ダース・シディアス銀河皇帝になった後、帝国のスター・デストロイヤーとハロワー級の類似点について意見を述べていた。

登場エピソード

参考資料

脚注

  1. カタカナ表記は『スター・ウォーズ シスの書 DXエディション』に基づく。
特に記載のない限り、コミュニティのコンテンツはCC-BY-SAライセンスの下で利用可能です。