- 「正直言って、ただの兵士だったときの方が物事は簡単だった」
- ―ハンター[出典]
ハンター(Hunter)は共和国グランド・アーミーに所属したクローン・コマンドーのニックネームである。彼は惑星カミーノのラボで意図的に生み出された遺伝子欠陥クローンのひとりであり、標準的なクローン・トルーパーよりも優れた感覚能力を備えていた。彼は軍曹の階級を与えられ、同じく突然変異によって特異な才能に恵まれたコマンドーのテク、レッカー、クロスヘアーからなる分隊クローン・フォース99、通称“バッド・バッチ”を指揮した。銀河共和国と独立星系連合が繰り広げたクローン戦争のさなか、ハンター率いる分隊は銀河系各地の戦場へ派遣され、任務の成功率は100パーセントを誇った。
戦争終盤の19 BBY、バッド・バッチはヤルベク・プライムの暴動鎮圧任務に就いていた時にコマンダー・コーディの呼び出しを受け、惑星アナクセスで繰り広げられていた激戦に参加することになった。クローン・キャプテン・レックスやアナキン・スカイウォーカー将軍と協力してサイバー・センターへ潜入した際、彼らは分離主義勢力がレックスの戦友であるARCトルーパー・エコーを利用して共和国の戦略を看破していることを突き止めた。ハンターたちは惑星スカコ・マイナーにあるテクノ・ユニオンの基地へ攻め込み、エコーを解放してアナクセスの戦いを勝利へ導いた。その後、エコーはバッド・バッチの5人目の隊員となった。
戦争終結時、ジェダイ抹殺を命じる緊急司令オーダー66が発令されたが、ハンターをはじめとするバッド・バッチの隊員の大半は脳内に埋め込まれた行動抑制チップの影響を受けず、命令に従わなかった。共和国に代わって設立された新政府銀河帝国のもとで、バッド・バッチはウィルハフ・ターキン提督から帝国軍の兵士としての真価を問われることになったが、再び命令違反を犯し、拘束されることになった。結局、帝国への忠誠を貫いたクロスヘアーを除くバッド・バッチの隊員4名は、クローンの少女オメガを連れてカミーノから脱出し、逃亡者として銀河を放浪することになった。彼らはその過程で脳内のチップを除去し、惑星オード・マンテルを活動拠点として、情報屋シドから様々な任務を引き受けた。
登場作品[]
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参考資料[]
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科 ニュー・エディション
- スター・ウォーズ:カード・トレーダー
- スター・ウォーズ クローン・ウォーズ キャラクター事典
- Hunter (Bad Batch) - 公式データバンク