- 「燃料セルの上を狙うんだ!」
- ―アナキン・スカイウォーカー[出典]
ハードセル級恒星間輸送船(Hardcell-class interstellar transport)、別名テクノ・ユニオン・スターシップ(Techno Union starship)はテクノ・ユニオンがクローン戦争以前から使用していた輸送船である。もともと軍事用ではなく、22 BBYのジオノーシスの戦いで初めて戦闘に参加することにり、IG-227ヘイルファイア級ドロイド・タンクをジオノーシスの砂漠に展開した。
特徴
ハードセル級恒星間輸送船はテクノ・ユニオンによって製造された円筒形のスターシップである。全長は220メートル(721フィート9インチ)で、船体はチタンでできていた。ハードセル級輸送船は3本のランディング・レッグを使って直立した状態で着陸した。この船は6つの巨大なスラスターと、可燃性燃料を消費する古典的なロケットによって推進力を得ていた。リパルサーリフトを搭載していなかったため、惑星の大気圏内での操作性は限られていた。ハードセル級輸送船の最高速度は時速800キロメートルで、クラス1のハイパードライブを積んでいた。また、武器は船体上部に搭載したレーザー砲塔2基しかなかった。[1]
歴史
ハードセル級恒星間輸送船はテクノ・ユニオンによって製造および使用され、テクノ・ユニオン・スターシップという異名で知られた。この船はクローン戦争以前に一般的に使われていたが、22 BBYに発生した第一次ジオノーシスの戦いまで軍事用ビークルとして用いられたことがなかった。共和国グランド・アーミーがジオノーシスへ攻め込んだ際、ハードセル級輸送船はIG-227ヘイルファイア級ドロイド・タンクを地上に展開した。しかしこの船自体は武器も乏しく、ロケットという古い推進システムのせいで銀河共和国の攻撃にほとんど太刀打ちすることができなかった。[1]
戦いの最中、共和国のLAAT/iガンシップに乗り込んでいたジェダイ・パダワンのアナキン・スカイウォーカーは、ハードセル級輸送船が使っているロケット燃料が戦場において大きな弱点となることに気づいた。彼はガンシップの砲手を務めるクローン・トルーパーに燃料セルの真上を狙うよう指示し、見事に輸送船を爆破させた。[1][3] ジオノーシスの戦いでは286機のハードセル級輸送船が戦場において展開し、そのうち169機が離脱に成功した。[4]
登場作品
- スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 (初登場)
参考資料
- スター・ウォーズ コンプリート・ロケーションズ
- スター・ウォーズ:オン・ザ・フロントライン
- スター・ウォーズ ビークルのすべて
- Star Wars THE GALACTIC EXPLORER’S GUIDE (ビジュアルのみ)