- 「これよりレーザー砲組み立ての試験を開始する。全員今日までに組み上がっている予定だが、起動の確認ができなければ失格とする。つまりこの訓練での単位はゼロだ」
- ―ハーン[出典]
ハーン(Harn)は人間の男性で、銀河内戦以前の時代に惑星コルサントの帝国ロイヤル・アカデミーで中佐を務めていた帝国軍将校。彼はセイン・カイレルやサイエナ・リーを始めとする士官候補生たちの訓練を監督した。
経歴[]
帝国時代、ハーン中佐は惑星コルサントにある帝国ロイヤル・アカデミーで指導員を務めていた。4 BBY頃、彼はTIE/ln制宙スターファイターの制御や整備のやりかたを帝国軍士官候補生たちに教えた。また彼は授業の一環として、候補生たちにスペア・パーツを使ってレーザー砲の組み立てを行わせた。しかし完成したレーザー砲の試験を行った際、ジェルーカン出身のセイン・カイレル候補生の装置が何者かによって細工され、起動しなくなっていることが発覚した。ハーンは修理ベイのコンピューターで入室記録を調べ、細工を行ったのはセインと同じくジェルーカン出身のサイエナ・リー候補生だと判断した。[2]
サイエナがディーンラーク司令官のオフィスに呼び出された後、サイエナの友人であるジュード・エディヴォンの調査により、修理ベイのドア・パネルのデータ・ログが偽造されていたことがわかり、ハーンは報告のためジュードを連れてオフィスへ赴いた。ジュードはハーンやディーンラークたちの前で調査結果を報告し、セインのレーザー砲とドア・パネルに細工をした犯人は、サイエナに罪をかぶせて蹴落とそうとしたセイン本人ではないかと推測した。ディーンラークはジュードの推理も踏まえ、真犯人を断定する証拠がないことからセインとサイエナの両方をテストに落第させることにした。しかしこの事件は、同郷出身者同士の連帯感よりも帝国への忠誠心を優先させるため、アカデミーの学業成績科によって仕組まれたものだった。[2]
人物[]
ハーンは帝国ロイヤル・アカデミーで教官を務めた帝国軍将校であり、TIEファイターの制御方法や整備の学科を担当していた。厳格な教官であったハーンは、授業で笑顔を見せることがなかった。セインのTIEファイターのレーザー砲に細工が施されていることがわかった時、ハーンは怒りをあらわにした。その後、ハーンはレーザー砲に細工をした犯人が入室記録にも手を加えていたというジュードの推測を支持した。[2]
装備[]
ハーン中佐は帝国軍将校の軍服を着用し、司令キャップをかぶり、ブーツとグローブを身に着けていた。[1]
制作の舞台裏[]
ハーンはクラウディア・グレイによる2015年発売のジュニア・ノベル『ロスト・スターズ』に登場するキャラクターである。小宮山優作による同作のウェブコミック版で初めてビジュアルが描かれた。
登場作品[]
- ロスト・スターズ (初登場)
- ロスト・スターズ ウェブコミック版 (初ビジュアル化)