- 「“信頼”なんて何の意味もないと知ったわ。ジェダイ評議会が信を置いているのは暴力だけよ」
- ―バリス・オフィー[出典]
バリス・オフィー(Barriss Offee)は惑星ミリアル出身の女性ミリアランで、クローン戦争期にフォースのダークサイドへ転向したジェダイ・パダワン。ジェダイ・マスター・ルミナーラ・アンドゥリのもとでフォースの修行を積み、青いブレードのライトセーバーを使用していた。彼女は戦場へ赴くよりも、ジェダイ・テンプルで古代ジェダイの文書を研究することを好んだ。
分離主義危機の末期、オフィーはマスター・アンドゥリと共にクローン戦争の初戦となったジオノーシスの戦いに参加した。この戦いでは大勢のジェダイが分離主義勢力のバトル・ドロイド軍団に殺されたが、オフィーとその師匠は激戦を生き延びた。戦争中、オフィーとアンドゥリは再びジオノーシスへ赴き、アナキン・スカイウォーカー、アソーカ・タノ師弟と共にドロイド工場破壊作戦を遂行した。彼女はアソーカ・タノとチームを組んで作戦を成功に導き、このトグルータのパダワンの友人になった。ジオノーシスから戻る際、オフィーはジオノージアン・ブレイン・ワームの脅威にさらされたが、タノのおかげで九死に一生を得た。
クローン戦争中、オフィーは戦士としての役割に苦悩を抱き、ジェダイ・オーダーが有るべき姿を見失っていると考えるようになった。ダークサイドに堕ちたオフィーは、ジェダイ最高評議会の過ちを白日のもとにさらすため、ジェダイ・テンプルの格納庫で爆破事件を起こした。この事件は多くの死者を出し、コルサント市民の反ジェダイ感情を煽り立てた。オフィーは友人のタノに濡れ衣を着せ、理解者のように振る舞って脱獄や逃亡を手伝いながら、彼女を反逆者に仕立て上げた。タノは逮捕されてジェダイ・オーダーから追放処分となり、軍事裁判にかけられた。しかし、彼女の師匠であるスカイウォーカーが事件の真相を突き止め、オフィーを倒して拘束した。法廷へ連行されたオフィーは、他のジェダイやシーヴ・パルパティーン最高議長の前で真実を告白した。
経歴[]
このセクションは不完全です。記事の編集が求められます。 |
クローン戦争[]
第二次ジオノーシスの戦い[]
- 「私たちの死は問題じゃない。工場を破壊したことで無数の民が救われます」
「救われる人数に2人加えて」 - ―バリス・オフィーとアソーカ・タノ[出典]
クローン戦争の序盤、ポグル・ザ・レッサー大公率いるジオノージアンの分離主義勢力が再び蜂起し、第二次ジオノーシスの戦いが始まった。共和国はジェダイ将軍アナキン・スカイウォーカー、オビ=ワン・ケノービ、キ=アディ=ムンディの部隊をジオノーシスに送り、アンドゥリが率いる第41精鋭兵団も援軍として遅れて戦場に到着した。オフィーはマスターや第41部隊のクローン兵士と共にLAAT/iガンシップ<ドゥークー・ブート>でジオノーシスの砂漠へ降下し、スカイウォーカー将軍のチームと合流した。
オフィーはスカイウォーカーに師事するトグルータの少女アソーカ・タノを紹介され、彼女と2人でドロイド工場への潜入作戦を遂行することになった。作戦に備え、オフィーはあらかじめ工場の地下に張り巡らされた迷路のようなカタコンベの地図を覚えさせられていた。マスターたちが敵の注意をそらすため工場への正面攻撃を開始すると、オフィーとタノは地下墓地へ潜り込んだ。彼女たちは反応炉制御室にたどりついたが、そこでポグル大公やタクティカル・ドロイドTX-21のスーパー・タンクに追い詰められてしまう。工場爆破用のサーマル・デトネーターを失ったオフィーとタノは、代わりにスーパー・タンクを奪取し、死を覚悟で反応炉を直接砲撃した。工場は反応炉の爆発で崩れ落ち、2人の乗るタンクは瓦礫の底に埋まった。オフィーは助かる見込みはないと嘆いたが、タノはパワー・セルとコムリンクを使ったテクニックで遭難信号を発信し、スカイウォーカーの助けを呼ぶことに成功した。
ブレイン・ワームの脅威[]
- 「平和を守るために戦うんだから、戦士と同じじゃない? 一体どう違うの?」
「私には答えられない。同じパダワンですもの」 - ―アソーカ・タノとバリス・オフィー[出典]
ジオノーシスの戦いに勝利した後、オフィーとタノはダントゥインで戦う友軍に医薬品を届けるため、オード・セスタスの医療ステーションへ向かうよう命じられた。2人のパダワンはタンゴ中隊と共にペルタ級フリゲートTB-73に乗り込んだが、隊員のサイスはジオノーシスを離れる直前にブレイン・ワームに寄生されていた。ブレイン・ワームは宿主をマインド・コントロールすることができるジオノーシス固有の寄生虫だった。オード・セスタスへ航行中、サイスは宿舎で眠る他の隊員たちにもワームを寄生させ、フリゲートを乗っ取ろうとした。
オフィーとタノは艦内の食堂でワームの洗脳下にあるオックスとエッジに襲撃され、クローンの異変に気付いた。オフィーは自らの身を守るため止むを得ずクローン・ルテナント・トラップを殺し、彼がブレイン・ワームに取り付かれていたことを知る。パダワンは船や医療ステーションを守るため二手に分かれ、アソーカは通信室へ、オフィーは制御室へ向かった。タノが医療ステーションにいるマスター・キット・フィストーと連絡を取っている時、オフィーはトルーパーが仕掛けた罠にはまり、ブレイン・ワームに寄生されてしまった。タノは寒さに弱いワームを退治するため冷却システムを作動させ、ブリッジで船の制御を試みたが、寄生虫に操られたオフィーに襲われる。オフィーは一瞬だけ正気を取り戻し、自分を殺すよう嘆願したが、タノは彼女に取り付いているワームだけを的確に切り裂いた。その後、フィストーの部隊が氷点下に達した船内からパダワンとトルーパーたちを救い出した。
登場作品[]
|