バンサIIカーゴ・スキッフ(Bantha-II cargo skiff)はユブリキアン・インダストリーズ社が製造したリパルサーリフト・スキッフである。帝国時代に使用されていた。
特徴[]
ユブリキアン・インダストリーズ社製バンサIIカーゴ・スキッフは反重力装置リパルサーリフトを利用した地上用ビークルである。長めのデッキを持ち、周囲には乗客や荷物を保護するための安全柵が設けられていた。コントロール・ステーションは後部にあり、パイロット1名だけで運用することができた。最高時速は250キロメートルで、先端部分は装甲が施されていたため正面衝突にも耐えることができた。[1]
歴史[]
惑星タトゥイーンを拠点に活動していた犯罪王ジャバ・ザ・ハットは砂漠の熱と砂嵐に耐性のある頑丈なスキッフをいくつも所有し、バンサII型もそのうちのひとつだった。[1] 彼はクローン戦争の時代からLO-KD57<ケタンナ>とスキッフを利用していた。[4]エンドアの戦いの直前、ジャバはルーク・スカイウォーカーやハン・ソロ、チューバッカをカークーンの大穴で処刑することに決めた。囚人たちはジャバの手下のスキッフに乗せられ、大穴へ運ばれた。しかし、処刑が始まる段になってスカイウォーカーがライトセーバーで抵抗したため、スキッフの上で乱闘が始まった。ジャバの手下数名が穴の底のサルラックに飲み込まれ、<ケタンナ>は破壊された。戦いが終わった後、スカイウォーカーたちはスキッフの1隻で戦場を後にした。[3]
制作の舞台裏[]
映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』に登場するクラウド=ライダーズは、初期脚本ではバンサIIカーゴ・スキッフを使ってコンヴェイエクスを攻撃することになっていたが、クリストファー・ミラーとフィル・ロード監督(当時)がスキッフの代わりにスウープ・バイクを登場させることに決めた。[5]
登場作品[]
- スター・ウォーズ クローン・ウォーズ (回想シーン)
- クローン・ウォーズ – 邪悪なる計画 (回想シーン)
- クローン・ウォーズ – 共和国の奴隷たち
- スター・ウォーズ コマンダー
- スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還 (初登場)
- ボバ・フェット – チャプター4:迫り来る嵐
- ボバ・フェット – チャプター6:砂漠から来た流れ者
- ルーク・スカイウォーカーの都市伝説
- ラグブリアス・モートの話—The Legends of Luke Skywalker: The Manga
- スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ コミック版 (回想シーン)
参考資料[]
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科 (表記はバンサII・カーゴ・スキッフ)
- スター・ウォーズ ビークルのすべて
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- ↑ 2.0 2.1 スター・ウォーズ ビークルのすべて
- ↑ 3.0 3.1 スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還
- ↑ スター・ウォーズ クローン・ウォーズ(映画)
- ↑ @jonkasdan(Jon Kasdan) - X (旧Twitter). “Not a coincidence at all. In the earliest drafts of the script Enfys Marauders attacked the Conveyex on Bantha II skiffs. When Chris & Phil decided they wanted to do swoop bikes instead, we found the Cloud Riders on Wookieepedia, from above Marvel comic, and it STUCK.”