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バンドウィン・コア(Bandwin Cor)は人間男性で、銀河内戦期に共和国再建のための同盟に所属した将軍である。コアは同盟軍スターファイター司令部を率いるアントック・メリック将軍から、日常的な決定事項を一任されていた。大佐の階級に就いていた頃、彼はヤヴィン4を包括するゴーディアン・リーチ領域内で反乱軍のスターファイター資源を効率的に活用すべく、ジャン・ドドンナ将軍と協力して活動した。また彼はスターファイター司令部の主戦力としてのXウイング採用や、パトロール計画の立案などにも携わった。1 ABY、将軍となったコアは、マコ=タ基地帝国軍による襲撃を受けた際、攻撃チームを指揮して裏切り者であるトリオス女王宇宙船に乗り込んだ。その直後、彼はモン・カラマリスター・クルーザーに閉じ込められているパイロットを解放しようとして命を落とした。

経歴[]

初期反乱運動[]

バンドウィン・コアは銀河内戦へ続く初期反乱運動の時代から共和国再建のための同盟に仕え、大佐の階級に就いていた。バックラー作戦の直前、コアはジャン・ドドンナ将軍に向けてオフィシャル・レポートを書き、同盟軍スターファイター司令部Xウイング・スターファイターを主戦力として使用すべきとの主張を展開した。またコアはアントック・メリック将軍やガーヴェン・ドレイスもこの意見に賛成していると述べ、スターファイター司令部の主力戦闘機としてXウイングが持つ優位性について言及した。コアはXウイングに関する追加資料をレポートに添付し、経理担当を説得できることを願うと書き綴ってレポートを締めくくった。このレポートはのちに『レベル・ファイルズ』に収録された。[4]

2 BBYモン・モスマ元老院議員スペクターズゴールド中隊の助けを借りて銀河帝国から亡命し、その間に同盟軍最高司令部のメンバーに関する報告書を作成した。コア大佐の情報も含まれるこの報告書は、のちに『レベル・ファイルズ』に収録された。ヤヴィン4ベース・ワン設立やヴァルプターにおける情報収集作戦の後、コアはヤヴィン・プライムゴーディアン・トレース・リレー間の領域のパトロール・スケジュールを作成した。またコアとドドンナ将軍は、スターファイター司令部におけるUT-60D Uウイング・スターファイター/支援船の役割計画について、アントック・メリック将軍の提案を支持した。のちにメリックはUウイングに関する報告書を作成してモスマに提出した。いずれの報告書も『レベル・ファイルズ』に収録されている。[4]

スターファイター司令部の指揮権はメリック将軍が握っていたが、メリックはコア大佐に日常的な決定事項を一任していた。コアはヤヴィン4を包括するゴーディアン・リーチ宙域においてスターファイター資源を最大限に活用すべく、ドドンナ将軍と密接に協力し合った。[2] また初期反乱運動当時、コアはベース・ワンの待機室を散らかしたままにするといった違反行為を犯した反乱軍パイロットたちに罰則の点数をつける立場にあった。[5]

帝国カイバー精製所に対する攻撃が実行された後、ベース・ワンで帝国の超兵器デス・スターに関する会議が行われた。コア大佐もこの会議に参加し、ジン・アーソラダス提督デス・スター設計図を手に入れるため惑星スカリフにある帝国安全管理施設を襲撃すべきと訴えるのを見守った。しかしモン・モスマは評議会の総意を得られなかったことを理由に、攻撃を却下した。その後ジンは会議室を去り、“ローグ・ワン”を結成して独断でスカリフの戦いを起こした。ラダス提督と同盟宇宙軍も戦いに加わり、設計図の強奪を成功させたが、ジンやラダス、メリックといった大勢の参加者が命を落とした。[3]

銀河内戦[]

Rebel council

マコ=タ基地で会議に出席するコア

スカリフの戦いをきっかけに銀河内戦が始まった直後、反乱同盟はヤヴィンの戦いでデス・スターとの決戦を迎えた。戦いの最中、コアはドドンナやヴァンデン・ハイク・ウィラード将軍、プリンセスレイア・オーガナらとともにベース・ワンの作戦室に居合わせた。戦闘中、コアはレッド中隊およびゴールド中隊がデス・スターを目視で確認できる距離まで迫っていることを仲間たちに報告した。このときの作戦室における会話の部分的な記録はのちに『レベル・ファイルズ』にまとめられた。反乱同盟がヤヴィンの戦いに勝利した後、ウェッジ・アンティリーズ中尉ヤヴィン4撤退のさなかにパトロールXウイングスヌープ2で周辺領域のパトロールを行い、その報告書をコア大佐に提出した。この報告書も『レベル・ファイルズ』に収録された。[4]

銀河内戦中、コアは多くのパイロット同盟軍の一員として鍛え上げた。[1] 1 ABY、彼はマコ=タ宇宙ドックで開かれた同盟軍の会合に参加した。この会合は、モン・カラマリスター・クルーザーの増援獲得について話し合うため、モン・モスマによって招集された。コアはドドンナやデイヴィッツ・ドレイヴン将軍のあいだに立って会議の流れを見守り、プリンセス・レイア・オーガナがモン・カラ貿易艦隊を反乱に参加させるために考えたプランを聞いた。レイアがモスマの承認を得てプランを実行に移した結果、モン・カラマリの艦隊が帝国に対して蜂起し、同盟軍艦隊は多数のスター・クルーザーを獲得した。[6]

その後、スター・クルーザーはマコ=タ基地に集まり、シュー=トランのテクノロジーを使って戦闘用の改修が施された。反乱同盟は新戦力の獲得を祝うパーティーをマコ=タ基地で開いたが、間もなく艦隊の出発という段になって、クルーザーの基幹システムが全て機能していないことが発覚した。クルーザーはハイパードライブの起動はおろか、ハンガーのドアを開いて戦闘機を出撃させることすらできなくなっていた。帝国の内通者だったシュー=トランのトリオス女王が、反乱同盟を罠にかけるため艦隊に破壊工作を施していたのである。間もなくダース・ヴェイダー率いるデス小艦隊ハイパースペースから姿を現し、無力なスター・クルーザーに砲撃を開始した。マコ=タ基地の反乱軍メンバーが為す術無く見守る中、ウィラードのクルーザーが真っ先に破壊された。[1]

Colonel Cor Death

コア大佐の最期

当時将軍となっていたコアは、トリオスがマコ=タ基地から逃げる前に攻撃チームを率いて彼女の宇宙船に乗り込んだ。同盟軍がシュー=トランの兵士と銃撃戦を繰り広げていたとき、コアは前線に立つレイアを引き留め、彼女は失うには惜しい存在だと告げた。しかしレイアは失うには惜しいのは誰もが同じだと答え、前線で戦うのを止めなかった。やがて彼らはシュー=トランの兵士を追い詰めて船のブリッジにたどり着いた。コアが止めるのも聞かず、レイアがひとりでトリオス女王の後を追うあいだ、他の兵士たちは残っていた敵を倒して船を制圧することに成功した。結局レイアは脱出ポッドに乗り込んだトリオスを取り逃がし、ブリッジに戻ってきた。コアとドレイヴン将軍は銃撃戦が終わるとすぐに船のコンピューターのハッキングを開始し、スター・クルーザーのシステムを回復する方法を探った。調査の途中、ドレイヴンは反乱軍のシグナルを発信しながらスター・クルーザーに近づけば、緊急装置が作動してハンガーのドアが開き、中にいるパイロットを出撃させることが可能だと気づいた。操縦の訓練を積んでいるコアは、シャトルに乗り込んでクルーザーに接近する役目に自ら志願した。しかし彼のシャトルはすぐにTIEファイターの標的となり、集中攻撃に遭って撃墜されてしまった。[1]

人物[]

Bandwin Cor and Leia

レイアの安全を気にかけるコア

バンドウィン・コアは黒人種の人間男性で、は黒く、は茶色だった。彼は有能な指導者であり、同盟軍スターファイター司令部において多くの役割を担っていた。彼は当時大佐であったにも関わらず、ジャン・ドドンナといった将軍たちと密に提携して仕事に取り組んでいた。[2] コアはその厳格さでも知られ、反乱軍パイロットのコル・タックブライトは散らかった待機室をコアに見られたら罰点を課されるだろうと危惧していた。[5] トリオスの船で銃撃戦に参加した際、コア将軍はレイアをブラスターの銃撃から救い、彼女は失うにはあまりにも重い存在だと語った。その後、ドレイヴン将軍がモン・カラマリ・スター・クルーザーのハンガー・ドアを開いてパイロットたちを解放する方法を発見した際、コアはパイロットの半数を訓練したのは自分だと語り、自ら解放任務に志願した。[1]

技術と能力[]

バンドウィン・コアは反乱同盟の良き指導者であり、1 BBY当時大佐の階級に就いていた。アントック・メリック将軍は自分より階級の低いコアに、日常的な決定事項を一任していた。[2] またコアは教育者としても優れており、マコ=タ宇宙ドックの戦いに参加した反乱軍パイロットの半数は彼のもとで訓練を積んだ。やがて彼は将軍に昇格し、マコ=タ基地襲撃時にはレイア・オーガナとともに攻撃チームを率いてトリオスの船に乗り込んだ。[1]

装備[]

バンドウィン・コアは茶色のシャツの上に、伝統的なオルデラニアンの部隊の制服である褐色のジャケットを着込んでいた。また彼は茶色のパンツと、銀色のバックルが付いた茶色のベルトを身に着けていた。彼のジャケットの右胸には反乱軍の階級章がついていた。[2] マコ=タ基地襲撃時、コアはブラスター・ピストルで武装していた。[1]

制作の舞台裏[]

バンドウィン・コアは2016年12月16日に公開されたアンソロジー・シリーズ映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で初登場を果たした。[3] キャラクターの名前は設定資料集『スター・ウォーズ ローグ・ワン アルティメット・ビジュアル・ガイド』(パブロ・ヒダルゴ著)で初めて明かされた。[2] 2018年コミックスター・ウォーズ:希望は死せり』でコアを含む大勢の反乱軍司令部メンバーの死が描かれた。コミック作家のキーロン・ギレンは、映画で主人公たちが急速な昇進を遂げた背景に、本作で描かれた大惨事があったのだとコメントしている。[7]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

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