パゲッティ・ルック(Pagetti Rook)は惑星タトゥイーンの犯罪王ジャバ・ザ・ハットに仕えたスキッフ・ガード。ヤヴィンの戦いの4年後、ルックはジャバが捕まえた反乱同盟軍のメンバー3名の処刑遂行を任された。ルックはルーク・スカイウォーカー、ハン・ソロ、チューバッカを運ぶバンサIIカーゴ・スキッフの先頭に乗り込み、処刑場であるカークーンの大穴へ移動した。大穴に到着した後、ルックはジャバの合図に従い囚人をサルラックの口内に突き落とそうとしたが、スカイウォーカーはR2-D2からライトセーバーを受け取ってスキッフ・ガードに抵抗した。ルックは大穴に落下してサルラックの餌食になり、彼の主人であるジャバもレイア・オーガナによって殺害された。
経歴[]
ウィークウェイ種族のパゲッティ・ルックは、銀河内戦期にハットの犯罪王ジャバ・デシリジク・ティウレのスキッフ・ガードを務めていた。ヤヴィンの戦いの約3年後、ジャバに手配されていた密輸業者ハン・ソロが銀河帝国に捕まってカーボン凍結され、賞金稼ぎボバ・フェットの手で惑星タトゥイーンにある犯罪王の宮殿へ送られた。約1年後、ソロの友人たちが救出作戦に乗り出し、手始めにランド・カルリジアンがジャバの宮殿に潜入した。また、ジェダイ・ナイトのルーク・スカイウォーカーはドロイドのR2-D2とC-3POをジャバへの贈り物として宮殿に派遣した。その後、賞金稼ぎブーシに変装したプリンセス・レイア・オーガナとチューバッカが宮殿を訪れたが、すぐにジャバに捕らえられた。遅れて宮殿に到着したスカイウォーカーは犯罪王との交渉を試みたが失敗し、ソロやチューバッカと一緒にカークーンの大穴で処刑されることになった。この大穴には、千年かけて獲物を消化する肉食獣サルラックが生息していた。
パゲッティ・ルックは3人の囚人を乗せたバンサIIカーゴ・スキッフに割り当てられた。このスキッフにはカダッサニクトの操縦士ヴェデイン、ジャバの兵士に変装していたカルリジアン、奴隷のキサーバ、他2名が乗り込んでいた。ジャバやその取り巻きもラグジュアリー・セール・バージ<ケタンナ>に搭乗し、ルックたちの乗るスキッフと併走して処刑場に移動した。大穴に到着した時、スカイウォーカーはジェダイのマインド・トリックを使ってスキッフ・ガードの1人を欺き、手錠を外させていた。その後、ジャバは囚人たちに最後の願いを尋ねたが、スカイウォーカーは慈悲を求めず、自分たちを解放しなければ後悔することになると告げた。ジャバはスカイウォーカーの筋違いな発言をあざ笑い、ルックに処刑開始を命じた。
ルックはバイブロ=アックスを使ってスカイウォーカーを張り板から突き落とそうとした。しかしスカイウォーカーは一度落下したかに見せかけてルックの頭上を飛び越え、R2-D2に預けていたライトセーバーを受け取った。スカイウォーカーと囚人たちはスキッフの上でジャバの兵士たちと死闘を繰り広げ、ルックは不運にもサルラックの大穴へ落下して命を落とした。その後、スカイウォーカーたちはハットの犯罪王に止めを刺し、セール・バージを爆破してカークーンの大穴から立ち去った。
人物[]
ウィークウェイ種族の男性、パゲッティ・ルックは黒い髪を生やし、肌は茶色だった。
装備[]
ルックはベージュのパンツと青いシャツ、茶色のアーマーを着こみ、BD-1カッター・バイブロ=アックスを装備していた。また、彼はブーツやベルトを身に着けていた。
制作の舞台裏[]
パゲッティ・ルックは『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』に登場するジャバ・ザ・ハットの手下の1人である。映画製作中、ウィークウェイのキャラクターは小説『白鯨』の登場人物クイークェグにちなんで全員「クィークウェイ」と呼ばれていた。ルックは製作段階では「クイークェグ2」と呼ばれ、1999年に発売された『Star Wars: The Action Figure Archive』でもクィークェグというニックネームで紹介された。その後、このキャラは2013年に発売されたスター・ウォーズ インサイダー第143号の記事(リーランド・チー著)にて、パゲッティ・ルックという正式名称が与えられた。
登場作品[]
- スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還 (初登場)
参考資料[]
- スター・ウォーズ:銀河系のエイリアン (ビジュアルのみ)