パシュヴィ(Pashvi)はワイルド・スペースの天体。マズ・カナタは、海賊女王として君臨した頃に手に入れた戦利品の一部を、耐タンパー性亜空間警報器を備えたパシュヴィの宝物庫に隠していた。のちに彼女は宝箱の座標の暗号を『スマグラーズ・ガイド』という名で知られるようになる日誌に書き記した。密輸業者のトライフォン・レオは日誌を手に入れて暗号を解読し、カナタの財宝がパシュヴィの“左利きの神タイフォジェムの赦罪”に眠っていると判断した。しかしレオは宝探しの途中で命を落とし、その死体は外界探検家連盟の上級地形トレッカーであるレジナルド・ダンフィロによって発見された。
特徴[]
パシュヴィは銀河系のワイルド・スペースに属した。この天体にはタイフォジェムと呼ばれる神の名を冠した、“左利きの神タイフォジェムの赦罪”という地名があった。[1]
歴史[]
宝の隠し場所[]
マズ・カナタは海賊女王として君臨していた頃に手に入れた財宝の一部を、耐タンパー性亜空間警報器とともに、パシュヴィにある“左利きの神タイフォジェムの赦罪”に埋めて隠した。カナタが日誌(のちに『スマグラーズ・ガイド』と呼ばれるようになる本)の執筆を始めた時点で、パシュヴィの宝物庫の警報器はまだ作動していなかった。そこで彼女は、いつの日かふさわしい人物が宝を手に入れられるように、日誌に銀河各地の宝物庫の場所を示す星図と位置座標の暗号を記した。彼女はこの本が成長し、他の人たちによって情報が付け足されていくことを願い、銀河帝国の時代に、密輸業者トライフォン・レオに本を盗ませた。[1]
日誌を読んだレオはカナタの財宝を手に入れることに決め、宝物庫がある星の中から、手始めにパシュヴィを選んだ。彼は当時ヴァーゲッソにおり、持ち船<レッスー・ダンサー>のスピードを踏まえると、パシュヴィは遠くなかったためである。しかしパシュヴィ近辺の宇宙領域ではクリムゾン・ドーン・シンジケートが活動を行っていたため、レオは宝箱のことを秘密にし、パシュヴィの住民にも“左利きの神タイフォジェムの赦罪”について何も話さなかった。[1]
発掘調査[]
トライフォン・レオはパシュヴィのグランド・コーズウェイで命を落とした
レオは宝物庫の宝はグラヴスレッドですべて運び出せるだろうと考え、誰にも分け前を与えなくて済むよう独りで行動することにした。しかし彼はパシュヴィのグランド・コーズウェイを70メートルほど先に進んだ地点、タイフォジェムの奴隷像の前で、天井から落ちてきた岩に押しつぶされ、死んでしまった。[1]
のちにタイフォジェム発掘調査と呼ばれる考古学活動が行われた際、外界探検家連盟の上級地形トレッカーであるレジナルド・ダンフィロがトライフォン・レオの死体と、その傍らに落ちていた『スマグラーズ・ガイド』を見つけた。またダンフィロはクエソスの陶器の破片や、新中期セカンダス時代のタペストリーといった古代遺物も発見した。ダンフィロは発掘調査で見つけたものを報告書にまとめ、『スマグラーズ・ガイド』の新たなページに付け加えた。しかしダンフィロは『ガイド』が古代遺物ではなく現代の品であることに落胆しており、スペーサーになら売れるだろうと判断して間もなく手放した。[1]
やがて『スマグラーズ・ガイド』は他の読み物と一緒にパシュヴィで販売された。ベサリスクのデクスター・ジェットスターは、『大泥棒マクタ伝』と『トラミック・レプタヴィアン野外観察図鑑』のあいだにこの日誌が挟まれているのを見つけ、50クレジットで購入した。ジェットスターもパシュヴィを去る前に新たな記述を日誌に書き加え、ティングル・アーム領域のエイサス・クリーへと旅立った。[1]
住民[]
銀河帝国の時代、パシュヴィには現地住民が暮らしていた。[1]
制作の舞台裏[]
パシュヴィは2018年に発売された正史の設定資料集『スター・ウォーズ:スマグラーズ・ガイド』(ダニエル・ウォーレス著)で初めて言及された。[1] なおスター・ウォーズ レジェンズの作品も含めると、パシュヴィは2006年に発表されたティモシイ・ザーンによる小説『外宇宙航行計画』で種族名として初めて言及された。[2] その後、ウォーレスとジェイソン・フライの共著による2009年の設定資料集『The Essential Atlas』にて、パシュヴィ種族の母星もまたパシュヴィという名であることが明かされた。