34 ABY、スターキラー基地の戦いの後、レジスタンスの協力者を探す旅に出たブラック中隊のパイロットたちは、アウター・リムの惑星パストリアで意図せず地元住民の戦いに巻き込まれることになった。テミン・ウェクスリー率いるブラック中隊はパストリアンのシロック王をレジスタンスに引き込むためパストリアを訪れたが、王に利用され、彼の政敵を滅ぼす手伝いをしてしまった。
背景[]
- 「おれたちの最初の立ち寄り先、惑星パストリアでレジスタンスに援助を求めたとき、実は上手くいかなかったんだ。認めたくないが、まんまと騙されて悪党どもの汚れ仕事をやらされるはめになった」
- ―テミン・ウェクスリー[出典]
34 ABY、レジスタンスはファースト・オーダーの超兵器スターキラー基地を破壊する大勝利を挙げた。しかし同時に、レジスタンス基地が惑星ディカーに存在することが敵に知られてしまった。[2] ディカーからの撤退活動が進む中、レジスタンスの指導者であるレイア・オーガナ将軍は、ファースト・オーダーとの戦争に力を貸してくれる協力者を探す任務をブラック中隊に与えた。ポー・ダメロン中佐はディカーの撤退を援助するため居残ることになり、代わりにテミン・ウェクスリーがブラック・リーダーを任された。レジスタンス基地から出発したブラック中隊は、燃料資源や、パストリアンのシロック王が持つ影響力をレジスタンスに引き込むべく、アウター・リム・テリトリーの惑星パストリアへ向かった。[1]
戦闘[]
- 「そんなつもりじゃなかったのはたしかだが、内戦で間違った側についたという事実はかわらない。くそ、最初からどっちの味方にもつくべきじゃなかったんだ」
- ―テミン・ウェクスリー[出典]
パストリア王国に到着したブラック中隊の隊員、ウェクスリー、カレ・キューン、ジェシカ・パヴァ、スラリンダ・ジェイヴォスは、シロック王によって直々に出迎えられた。シロックはまるでレジスタンスの支持者であるかのように振る舞い、ファースト・オーダーに対する考え方は同じであると語った。シロックがレジスタンスを援助してくれると信じたブラック中隊は、他の星系に向けてファースト・オーダーに対する蜂起を呼びかける放送を行ってほしいと王に頼んだ。シロックはファースト・オーダーに立ち向かっても悲惨な結果が待っているだけだとわかっていたが、まずはパストリア内部の問題を解決しなければならないと語り、テロリスト・グループとの戦いに力を貸してほしいと依頼した。王はスクイル大佐をウェクスリーたちに紹介し、テロリストに占拠されている領域を通る輸送船のエスコートを頼んだ。[1]
テロリストが支配してるという領域を飛行してると、ブラック中隊はシロックの政敵の部隊と遭遇した。敵はシロックの軍隊が侵略にやってたと考え、防衛のため攻撃隊形をとった。輸送船に乗るスクイル大佐はこれを敵対行動とみなし、シロックの軍勢に船の防衛を命じた。ウェクスリーははじめ戦いに参加するのをためらったが、輸送船の護衛機に被害が出始めたため止むをえずブラック中隊に交戦を命じ、相手方の犠牲者をできるかぎり抑えるようにと付け加えた。[1]
スラリンダは命令に従い敵機の翼だけにダメージを与えようとしたが、パストリアの船に搭載されている偏向シールドは彼女たちが思っていた以上に脆く、少しの攻撃で簡単に爆発してしまった。敵の側も火力の差に気づいて散り散りになったが、パヴァが安心したのもつかの間、シロックの軍勢は逃げまどう敵機に追い打ちをかけて次々と撃墜していった。ブラック中隊が驚いて見守る中、シロックの軍勢は無防備となった敵輸送船に集中攻撃を浴びせて破壊してしまった。シロックの政敵はこの攻撃で死亡した。[1]
その後[]
- 「さっき、パストリアで大失敗したことを話しただろ。おれたちがまんまと騙されたせいで、一般市民が死んだ。おれたちだってその責任を負ってるんだ」
- ―テミン・ウェクスリー[出典]
戦闘が終わった後、ブラック中隊はシロックのもとへ戻り、自分たちを何に利用したのか、説明を求めた。シロックは破壊された輸送船に乗っていたのが自分の玉座に最も近い政敵であったことを明かし、この先ファースト・オーダーがパストリアにやってき時に彼らと交渉を行うため、ファースト・オーダーへの抵抗を支持する政敵を滅ぼす必要があったのだと語った。ブラック中隊はファースト・オーダーがパストリアンとの交渉に応じるはずがないと説得しようとしたが、シロックは聞く耳を持たず、レジスタンスがしていることは無謀な戦いだと一蹴した。シロックがレジスタンスを援助する気などさらさら無いことを悟ったブラック中隊は、パストリアを諦め、他の場所で仲間を探すために旅立った。[1]
制作の舞台裏[]
パストリアの戦いは2018年に発売された正史のコミック『スター・ウォーズ:ポー・ダメロン 火花と炎』(チャールズ・ソウル作、エンジェル・アンズエータ画)で初めて描かれた。パストリアでのできごとは、ブラック中隊隊員ジェシカ・パヴァによるホログラムの回顧録から始まり、回想場面を通して描写されている。
登場作品[]
- スター・ウォーズ:ポー・ダメロン 火花と炎 (初登場) (回想シーン)
- レジスタンスの復活 (言及のみ)
脚注[]
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