クローン戦争中の20 BBY、惑星パティタイト・パトゥーナの付近で戦闘が発生し、ジェダイ将軍アディ・ガリアの旗艦がグリーヴァス将軍率いる分離主義勢力宇宙軍の攻撃を受けた。銀河共和国の領域に向かっていたガリアと第91機動偵察兵団のクローン・トルーパーは分離主義者の奇襲に遭い、スター・デストロイヤーのメイン・リアクターが損傷を負ってしまった。その後、グリーヴァスはガリアを拘束するため、バトル・ドロイドの搭乗部隊を率いて共和国軍の軍艦に乗り込んだ。スターファイターのドッグファイトが続く中、緊急要員以外のクルーがLAAT/iガンシップでクルーザーから避難するあいだ、ガリアはグリーヴァスとライトセーバーの対決を行ったが、敗北して分離主義者の捕虜になった。一方、ガリアのスター・デストロイヤーは敵艦隊からのターボレーザー砲火で破壊された。ガリアの旗艦に乗っていた共和国のドロイドC-3POとR2-D2は、BTL-B Yウイング・スターファイター/ボマーに乗ってパティタイト・パトゥーナへ脱出することに成功した。その後、ジェダイ・マスター・プロ・クーンはグリーヴァスの旗艦へ連行されたガリアを解放するための救出作戦を開始した。
背景[]

アリーン支援任務の後、R2-D2とC-3POはアディ・ガリアの旗艦に乗り込んだ
クローン戦争まっただ中の20 BBY[3]、ジェダイ将軍アディ・ガリアとその旗艦であるヴェネター級スター・デストロイヤーは[1]、地震に悩まされていた惑星アリーンでの支援任務を終え[4]、銀河共和国の領域に針路をとった。アリーンを去る前、ガリアはプロトコル・ドロイドC-3POとアストロメク・ドロイドR2-D2を乗客として迎え、銀河系の首都コルサントにいるパドメ・アミダラ元老院議員もとへ運ぶことになった。2体のドロイドは、第104大隊のウルフパック分隊を率いるクローン・コマンダーCC-3636、通称“ウォルフ”によってガリアのジェダイ・クルーザーに輸送された。[1]
ミッド・リムに属す[5] 中立の[6] 惑星パティタイト・パトゥーナの付近を航行していた時、ガリアの旗艦は共和国船の動きを突き止めたグリーヴァス将軍率いる分離主義勢力宇宙軍による攻撃を受けた。[1] これまでにもガリアのようなジェダイ最高評議会のメンバーを標的にしていたグリーヴァス将軍は[4][7]、以前にも惑星サルーカマイで交戦したことがある[8] ガリアを捕虜にすべく、分離主義勢力の軍艦を指揮して待ち伏せを開始した。[1]
戦闘[]
グリーヴァスは自身の旗艦であるプロヴィデンス級キャリアー/デストロイヤーと、2隻のミュニファスント級スター・フリゲートでガリアのスター・デストロイヤーを圧倒した。不意を突かれ、数でも劣る共和国軍クルーザーは敵艦の砲撃で大打撃を被り、ターボレーザーでメイン・リアクターを破壊されてしまった。船のブリッジにて、ガリアは共和国グランド・アーミー第91機動偵察兵団のクローン・トルーパーたちに退艦の準備をさせるよう、クローン航法士官に命令した。クローン・トルーパー・パイロットたちはARC-170スターファイターとBTL-B Yウイング・スターファイター/ボマーに乗り込んでスター・デストロイヤーのハンガーから出撃し、分離主義者の艦隊との宇宙戦に参加し、敵艦から放たれたヴァルチャー・ドロイド・スターファイターの中隊を標的にした。残りのクローン・パイロットはLAAT/iガンシップを操り、第91兵団の避難を支援した。[1]

スター・デストロイヤー艦内でライトセーバーを交えるグリーヴァスとアディ・ガリア
フリゲートとデストロイヤーがクルーザーを攻撃し続けるなか、グリーヴァスはガリアを拘束するためバトル・ドロイドの搭乗部隊を引き連れて自らジェダイ・マスターの旗艦に乗り込んだ。緊急要員以外のクルーが避難を続けている間、ガリアと部下のトルーパーたちは輸送船のハンガーへ続く艦内通路でグリーヴァスやB1シリーズ・バトル・ドロイドに遭遇した。ガリアとグリーヴァスはライトセーバーで切り結び、ドロイドとクローン・トルーパーはそれぞれの上官の背中越しにブラスターの銃撃を浴びせあった。共和国軍兵士はバトル・ドロイドに圧倒されて犠牲者を出し、ガリアもサイボーグの将軍の攻撃に圧され、背後の壁に向かって蹴り飛ばされてしまった。戦いの最中、脱出ポッドを探していたC-3POとR2-D2は、ガリアたちが戦っている通路を通り過ぎ、ハンガーにたどり着いた。彼らは本来アストロメク・ドロイド[1] R5-L26[9] に割り当てられていたBTL-B Yウイング・スターファイター/ボマーに乗り込み、他の戦闘機とともに宇宙空間へ出撃した。R2-D2はアストロメク・ソケットからYウイングを操縦し、レーザーをかいくぐりながらヴァルチャー・ドロイドを1機撃墜した。[1]
ガリアは崩壊を始めたヴェネター級スター・デストロイヤーの中でグリーヴァス将軍に捕まり、分離主義勢力の旗艦へ連行された。放棄されたヴェネター級艦は、分離主義勢力艦隊によって完全に破壊されてしまった。一方、R2-D2とC-3POを乗せたYウイングはヴァルチャー・ドロイド1機に追われながらパティタイト・パトゥーナの大気圏内へ逃げ込んだ。ヴァルチャー・ドロイドの攻撃でリアクターにダメージを負いつつも、Yウイングは背後に回って敵機を撃墜することに成功した。その後、R2-D2は制御を失ったYウイングを惑星地表へ不時着させた。[1]
その後[]
- 「助かりました、マスター・プロ」
- ―アディ・ガリア[出典]

ガリアは分離主義勢力の捕虜となり、グリーヴァス将軍のプロヴィデンス級艦へ連行された
ガリアの捕縛と旗艦の破壊により、この戦いは連合軍の勝利に終わった。グリーヴァスの捕虜となったガリアは手錠をかけられ、将軍のデストロイヤーのブリッジで拘禁された。やがて、ガリアが敵に捕まったことを知ったジェダイ・マスター・プロ・クーンは、コマンダー・ウォルフや第104大隊と共にガリアを救出するための作戦を開始した。一方、C-3POとR2-D2はパティタイト・パトゥーナに不時着し、この星に住む小柄な、しかし攻撃的な住民パティタイトに遭遇した。2体のドロイドは惑星バルナブ、ウィークウェイの海賊船<マローダー>での冒険を経て、プロ・クーンによるガリア救出作戦が始まる直前にグリーヴァスの旗艦へ舞い戻ったのだった。[1]
制作の舞台裏[]
パティタイト・パトゥーナの戦いは2011年10月14日に放送されたTVアニメ・シリーズ『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』シーズン4第6話『さまよえるドロイドたち』で描かれた。[1] なお、この戦いで発生したアディ・ガリアとグリーヴァス将軍の対決については、『さまよえるドロイドたち』が放送される以前に、公式サイト StarWars.com のエンサイクロペディアのアディ・ガリアの記事で既に言及されていた。[4]
登場作品[]
クローン・ウォーズ – さまよえるドロイドたち (初登場)
クローン・ウォーズ – ギャザリングへの挑戦 (回想シーン)
参考資料[]
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
週刊 スター・ウォーズ R2-D2:第81号 (ドロイド仕様書:R2-D2アストロメク:Part4)
Adi Gallia - エンサイクロペディア (バックアップ・リンク - Archive.org) (初言及) (間接的に言及)
Adi Gallia - 公式データバンク
Y-wing Starfighter - 公式データバンク
脚注[]
- ↑ 1.00 1.01 1.02 1.03 1.04 1.05 1.06 1.07 1.08 1.09 1.10 1.11 1.12 1.13 1.14 1.15 1.16 1.17 1.18 1.19 1.20 1.21 1.22 1.23 1.24 1.25 1.26 1.27 1.28 1.29 1.30 1.31 1.32 1.33 1.34 1.35 1.36 1.37 1.38 1.39
クローン・ウォーズ – さまよえるドロイドたち
- ↑ スター・ウォーズ フォース コレクション
- ↑ 3.0 3.1 スター・ウォーズ ギャラクティック アトラス
- ↑ 4.0 4.1 4.2
Adi Gallia - エンサイクロペディア (バックアップ・リンク - Archive.org)
- ↑ スター・ウォーズ ビジュアル・エンサイクロペディア
- ↑
Patitites - エンサイクロペディア (バックアップ・リンク - Archive.org)
- ↑
クローン・ウォーズ – 逃亡者
- ↑
クローン・ウォーズ – 囚われたジェダイ
- ↑
"Nomad Droids" Episode Guide - The Clone Wars - StarWars.com (バックアップ - Archive.org)
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[Source] |