パマーサン

「こんな橋を作るなんて、いったいどういうサディストだ？」
「真のパマーサンよ」

パマーサン、パマース人（Pamarthen）は惑星パマースに住む人間の住民の族称である。パマーサン語という独自の言語を持っていた。パマーサンは度胸と情熱で知られ、優れたパイロットやレーサーを大勢輩出していた。彼らはパマースの島と島のあいだに木と石とロープでできた昔ながらの橋をかけ、新しいものと取り替える代わりに必要に応じて補修していた。パマーサンは橋を渡ることで勇気を証明したが、外部から来た者はこの橋に震え上がった。またパマーサンは海を征服できなければ空も征服することはできないと考え、空の乗り物の操縦よりも先に水上の乗り物の操り方を子どもに教え込んだ。