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Gonk1

GNKシリーズ・パワー・ドロイド

「モバイル電源」
サファ・トーマ・スピードウェイのGNKシリーズの広告より[出典]

パワー・ドロイド(Power droid)はビークルや機械の充電を行うために製造されたドロイドの総称である。主な機種としてヴェリル・ライン・システムズ社製のEGシリーズ・パワー・ドロイドインダストリアル・オートマトン社製のGNKシリーズ・パワー・ドロイドなどが知られている。

特徴[]

概要[]

「これでよし、と。パワーを送って!」
MPHパワー・ドロイドに対し、ペリ・モットー[出典]

パワー・ドロイドは太いケーブルの施設や反応炉の据え置きができない場所で、信頼性の高い無尽蔵のエネルギー源が必要とされる状況に応じるために製造されたドロイドであり[1]、ビークルや機械の充電を行うことができた。[2]

パワー・ドロイドは第2級ドロイドに分類され[3]、全長はGNKシリーズ・パワー・ドロイドの場合は1.1メートル[2]PLNKシリーズ・パワー・ドロイドの場合は1.37メートルであった。[4]

機能[]

パワー・ドロイドには複数のケーブル・プラグライン・コネクタが取り付けられていた。対応できる標準コネクタの種類は膨大で、家庭製品から大型工作機械まであらゆるタイプの電流ケーブルを反応炉出力に接続することが可能だった。[1]

パワー・ドロイドが搭載するセーフティ・システムには接続された機器をスキャンする機能があった。接続機器やパワー・ドロイド本体、あるいは周辺の生命体にとって危険なダメージや故障を検出すると、直ちに電力の供給を拒否した。[1]

パワー・ドロイドのシンプルなディスプレイには異常を知らせる基本的なインジケーター・ライトがついていた。ただし、どのような異常か正確に知るには診断パネルを新たに付ける必要があった。[1]

知能・会話能力[]

「やだ! やめて!」
8D8の拷問を受けるパワー・ドロイド[出典]
8D8 btm

ジャバの宮殿で拷問されていたパワー・ドロイドはベーシックを話すことができた

パワー・ドロイドの人工知能は単純であり、知性が低く[1]、よく迷子になった。[5]

パワー・ドロイドは基本的な会話能力しか備えていなかった。GNKシリーズや[5] EGシリーズ・パワー・ドロイドMPHパワー・ドロイド[6]ゴンキアン語と呼ばれる低い警笛に似た[5] 言語[7] を使用したが、「ゴンク」としか聞き取る事が出来ず、会話と呼べるようなものではなかった。パワー・ドロイドは“ゴンク・ドロイド”(Gonk Droid)と呼ばれることが多く、チャージ中[5] や移動中に発するこの単純な音声に由来していた。また、この言語は移動中であることを知らせる警告音でもあり、パワー・ドロイドといった重量級のドロイドは簡単に行進方向を変更することができず、警告の音が必須となっていた。[1] 一方で、PLNKシリーズは「プランク」と発するほか[8]、普通にベーシックを使用するパワー・ドロイドも確認されている。[9]

各部特徴[]

「“ハコ型君”をシャトルに乗せろ」
―パワー・ドロイドEG-86シャトルに乗せるようC1-10Pに命ずるエズラ・ブリッジャー[出典]

パワー・ドロイドはきわめて単純な構造であり[5]、反応炉、モニター機器、冷却システムでほぼ占められている。設計から一切の無駄を省くことで長期の寿命が保障された。実際にヴェリル・ライン・システムズ社製のEGLパワー・ドロイドEGL-21は製造から数世紀経っていたが問題なく活動していた。[1]

パワー・ドロイドの形状は様々だった。GNKシリーズやEGシリーズ、PLNKシリーズ[8] のボディは箱型になっていた。[1] KTパワー・ドロイドのボディは円錐型で、頭部はコーン形になっていた。[10]

頭部[]

パワー・ドロイドの顔面にはシンプルなディスプレイが取り付けられていた。ディスプレイにはシステム診断パッケージやビジュアル・センサー、低電流プラグライン・ソケットがついていた。[1]

頭部の側面には高電流プラグイン・ソケットやアクセス・パネル、ケーブル・プラグライン・コネクタがあった。[1]

頭上に報酬ディスペンサー[11]アンテナを取り付けた個体も確認されている。[1] また、MPHパワー・ドロイドの頭部は透明になっていた。[10]

胴部[]

胴部の正面には操作アームが収納されたパネルと標準電力プラグイン・ソケットがあり、パワー・ジェネレーター[5] 非常に頑丈なキャビネットに安全に収められたコンパクトな核反応炉が内蔵されていた。[1]

パワー・ドロイドのボディは装甲プレートと放射線シールドに覆われた多層構造となっていた。そのため、爆発が発生しても周囲に被害を及ぶことはほぼなく、ボディを割って反応炉にダメージを与えるには戦艦に搭載されるレベルの兵器が必要なほど困難であった。[1]

脚部[]

PlunkDroid-TCWCE

PLNKシリーズ・パワー・ドロイドは4本脚で移動した

パワー・ドロイドのは太くてたくましく、場所を転々とするには十分であったが、すばやく動くのは苦手だった。パワー・ドロイドの脚は砂埃を寄せ付けないように伸縮自在なチューブで覆われており、つま先は蒸気放出バルブ、足首より上は脚部絶縁シースで構成され、根本からボディに冷却チューブがつながっていた。また、冷却システムが作動すると、予熱が蒸気として脚部から噴出された。[1]

ほとんどのパワー・ドロイドの脚は2本だった。[1] 一方でPLNKシリーズの脚は4本であり[8]、中には6本脚のモデルも存在した。[12]

歴史[]

パワー・ドロイドは銀河各地で使用され、大多数の辺境の星の住民の性格を支えるエネルギーの供給源となり[1]、軍隊や一般市民の生活において極めて重要な役割を担っていた。[2] しかし、パワー・ドロイドはほとんど注意を払われず[2]、軽視されることが多かった。また、パワー・ドロイドの稼働期間はとても長く、製造から時間かかなり経っていた。そのため、ドロイドの研究者でもない限りその起源を知る者はいなかった。[1]

パワー・ドロイドやゴンキアン語はハイ・リパブリック時代には存在していた。232 BBY[13]海賊テイバー・ヴァル=ドーンスパークル=ファイアの種を盗まれたジェダイ・イニシエイトカイ・ブライトスターリス・ソレイナブスは種を取り戻すべくテイバーの一味の宇宙船<アイアン・タロン>に侵入した。カイは種を見つけることが出来たが嬉しさのあまりナブスが船内の荷物を倒してしまい、そばにいたパワー・ドロイドを起動させてしまった。ドロイドはゴンキアン語を発し、テイバーたちが侵入者に気付く要因を作ってしまった。[14]

ヴェリル・ライン・システムズ社はEGシリーズ・パワー・ドロイドを数世紀にわたって製造を続けた。古くても機能に問題のないEGシリーズは銀河のいたるところで活動し、すっかり日常生活の一部になっていた。[1]

インダストリアル・オートマトン社はEGシリーズに酷似したGNKシリーズ・パワー・ドロイドを製造した。[5] フュージョン・ジェネレーターを内蔵した[15] GNKシリーズは所有者やプログラムの指示する場所へと移動することが可能であり[2]銀河共和国[16]共和国再建のための同盟[17]新共和国[17]レジスタンス[15] といった様々な組織で使用されていた。

インダストリアル・オートマトン社はティバナガスを運搬するPLNKシリーズ・パワー・ドロイドも製造した。[5] PLNKシリーズは主に銀河共和国宇宙軍ヴェネター級スター・デストロイヤーや前哨基地[8] などに配備され、ハンガー・ベイで宇宙船の補給作業を行った。[18]

しばしばパワー・ドロイドは本来の目的とは異なる用途で使用された。

22 BBY[19]、惑星リシ衛星にある共和国軍前哨基地リシ・ステーション分離主義勢力バトル・ドロイド奇襲を仕掛けた。共和国艦隊に緊急事態を知らせるには基地そのものを爆破する必要があると判断したクローン・トルーパーたちは液体ティバナを収容した3体のPLNKシリーズ・パワー・ドロイドを爆弾として使用した。[8]

10 BBY惑星ヴァンドアロッジにあるドロイド・アリーナでパワー・ドロイドのWG-22[20] が活動していた。[21] WG-22はグラディエーター・ドロイドとして改良されたEGシリーズであり[22]、のこぎりやハンマーなどの武器が取り付けられた。[20]

主な機種[]

登場作品[]

非正史登場作品[]

  • LEGO スター・ウォーズ/フォースの覚醒
  • レゴ スター・ウォーズ/スカイウォーカー・サーガ
  • LEGO スター・ウォーズ/サマー・バケーション
  • SWVisions-Logo ビジョンズゴラクの盗賊
  • SWVisions-Logo ビジョンズThe Duel

参考資料[]

非正史参考資料[]

脚注[]

  1. 1.00 1.01 1.02 1.03 1.04 1.05 1.06 1.07 1.08 1.09 1.10 1.11 1.12 1.13 1.14 1.15 1.16 1.17 BYOR2D2 logo small 週刊 スター・ウォーズ R2-D2第6号 (ドロイド仕様書:EGL パワー・ドロイド)
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 StarWars-DatabankII GNK Droid - 公式データバンク
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