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「ラッシュフォンドの戦いからパーリロックの防衛、現在のクローン戦争まで、ジェダイの唯一の頼りはライトセーバーだった。だがその仕組みは? お前たちが持ってきたこのクリスタルも、命を吹き込まなければただの石。これの力を目覚めさせる方法を知っておるのかね? 知らない? ではこのドロイドに答えられない質問を思いつくまでは従ってもらおう」
ジェダイ・イニシエイトたちに対し、ヒュイヤン[出典]

ヒュイヤン(Huyang)は何世紀にもわたってジェダイ・オーダーに仕えたマークIVアーキテクト・ドロイドで、ジェダイ・イニシエイトたちにライトセーバーの作成方法を指南した教授。太古の昔に造られたドロイドであるが、その頭脳は明晰であり、データバンクには古代ジェダイの伝承や、過去に作られたあらゆるライトセーバーが記録されていた。共和国時代、ヒュイヤン教授はパラディン級コルベットクルーシブル>に乗り込み、惑星イラムカイバー・クリスタルを手に入れてきたばかりのイニシエイトたちにライトセーバー制作を指導した。のちにグランド・マスターとなるヨーダや、ジェダイ・マスターメイス・ウィンドゥをはじめ、数多のジェダイがヒュイヤンの指導のもとでセーバーを作成した。

クローン戦争中、ヒュイヤンはイラムで通過儀礼“ギャザリング”を終えてきたビフガノーディグンジーカトゥーニペトロザットたちのライトセーバー作成を手伝った。貴重なカイバー・クリスタルを狙う海賊ホンドー・オナカーが<クルーシブル>を襲撃してきた際、ヒュイヤンはイニシエイトたちやパダワンアソーカ・タノとともにオナカー・ギャングの海賊に立ち向かった。その後、ヒュイヤンとイニシエイトたちはホンドーの捕虜になってしまったアソーカを救出するため惑星フローラムへ赴いたが、そこで自分たちも海賊に捕まってしまった。しかし彼らは共通の敵である分離主義勢力グリーヴァス将軍と戦うため協力関係を結ぶことになり、最終的にホンドーの操縦する宇宙船スレーヴI>に乗って戦場から脱出した。

ヒュイヤンはジェダイ・オーダーが滅亡した後も活動を続け、共和国に代わって組織された銀河帝国の興亡を生き残り、新共和国の夜明けを目撃した。この時代、ヒュイヤンは元ジェダイのアソーカ・タノと行動を共にし、かなたの銀河へ姿を消した帝国宇宙軍大提督スローンや、反乱者の英雄エズラ・ブリッジャー捜索に力を貸した。9 ABY頃、アソーカの弟子であるマンダロリアンサビーヌ・レンもこの旅に加わった。

制作の舞台裏[]

ヒュイヤンは2012年11月10日に放送されたTVアニメ・シリーズ『スター・ウォーズ クローン・ウォーズシーズン5第7話『試される力』で初めて登場した。声優はデイヴィッド・テナント[4] 2023年、ヒュイヤンはTVシリーズ『アソーカ』で実写化され、テナントが声優を続投した。[5]

TVシリーズの日本語版では初登場時から一貫してヒュイヤンというカタカナ表記が使われているが[4][5]、ファンサイト「スター・ウォーズの鉄人!」がヒューヤングという独自の表記を用いている。[6] その影響で2016年8月31日に発売された設定資料集『きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック』(アダム・ブレイケリー・ドハティコール・ホートンマイケル・コーギー著)の翻訳版でこの表記がなされており[7]スター・ウォーズ日本公式 X(旧Twitter)アカウントでもたびたび表記ぶれが発生している。[8]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

  1. スター・ウォーズ タイムライン
  2. 2.0 2.1 2.2 週刊 スター・ウォーズ R2-D2第56号 (ドロイド仕様書:ヒュイヤン教授)
  3. 3.0 3.1 スター・ウォーズ クローン・ウォーズ キャラクター事典
  4. 4.0 4.1 4.2 4.3 4.4 4.5 4.6 4.7 4.8 クローン・ウォーズ試される力
  5. 5.0 5.1 5.2 アソーカパート1:師と弟子
  6. ヒューヤング - スター・ウォーズの鉄人!
  7. きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック
  8. @starwarsjapan(スター・ウォーズ公式) - X (旧Twitter). “『#スターウォーズ:#アソーカ 』キャラクターポスター【第2弾】◆#チョッパードロイド ◆#ヒューヤング◆マロック最新≪第3話≫ 8/30 (水) 10時より#ディズニープラス で配信開始”