ヒーター(Heater)は共和国グランド・アーミーに仕えたクローン・トルーパーのニックネームである。クローン戦争の序盤、ヒーターはもし自分に選択の機会が与えられていたなら兵士の人生を選んだだろうかと疑問を抱き、敵前逃亡の罪を犯した。ヒーターは身柄を拘束されて母星カミーノへ送り返され、自分を臆病者呼ばわりしてきたトルーパー・“スリム”と乱闘騒ぎを起こした。任務を放棄したことが正しい行動だったか判断がつきかねていたヒーターは、クローン・コマンダー・ウォルフから与えられた罪滅ぼしの機会に喜んで飛びついた。ヒーターは同じく脱走兵の“レーストラック”、“チャーリー”、“シンク”からなる分隊のリーダーに任命され、分離主義勢力兵器庫の破壊任務に出発した。しかし彼らの乗るLAAT/iガンシップは目的地に到着する前にミサイルで撃墜されてしまった。[2]
ヒーターの分隊は徒歩で兵器庫に近づき、レーストラックが爆弾を使って敵の注目を引き付けるあいだに、動力施設に忍び込んだ。爆弾を設置し終えた後、チャーリーは合流場所に現れないレーストラックがまたしても敵前逃亡を犯したのではないかと疑った。しかしヒーターたちがスーパー・タクティカル・ドロイドのチームに囲まれた際、遅れて駆け付けたレーストラックが彼らの窮地を救った。ヒーターたちは任務を達成して罪を償い、自由の身となったが、迎えに来たウォルフとともに再び故郷へ戻る道を選んだ。その後ヒーターはクローン・キャプテン・レックス率いる第501軍団の一員となり、ヒシーンで繰り広げられた包囲戦に参加した。彼は退却を提案した“トゥウィッチ”を鼓舞し、バトル・ドロイドの進撃を食い止めるため前線にとどまった。ヒーターはこの戦いで負傷したが、駆け付けたウォルフやコマンダー・コーディによって命を救われた。[2]
制作の舞台裏[]
ヒーターは2020年に発売された正史のコミック『スター・ウォーズ アドベンチャーズ:クローン・ウォーズ バトル・テールズ #4』の主人公として初登場を果たした。本シリーズでは毎号ことなる主人公が設定されているが、大半は『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』のキャラクターであり、ヒーターは主人公のうち唯一のシリーズ オリジナル・キャラクターである。マイケル・モレシが本作の脚本を手がけ、ヒシーンの場面の作画をデレク・チャーム、回想場面の作画をダヴィデ・ティントが担当した。[2] またモレシはコミックの発売に先立ち、ヒーターのイラストを自身の Twitter アカウントにアップした。[3]
登場作品[]
- スター・ウォーズ アドベンチャーズ:クローン・ウォーズ バトル・テールズ (初登場) (回想シーン)
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 Clone Troopers - 公式データバンク
- ↑ 2.00 2.01 2.02 2.03 2.04 2.05 2.06 2.07 2.08 2.09 2.10 スター・ウォーズ アドベンチャーズ:クローン・ウォーズ バトル・テールズ
- ↑ @MichaelMoreci(マイケル・モレシ) - X (旧Twitter). “If things were normal, I'd be in Hawaii, on vacation with my family. And CLONE WARS: BATTLE TALES #2 would be in stores. But, there's still things to be positive about! Like: This pinup of Heater by @teyowisonte! Heater's a NEW clone set to appear in a future Battle Tales issue.” (スクリーンショット)