- 「昔を思い出すな。奴らに俺たちは止められないさ」
- ―ビッグズ・ダークライター[出典]
ビッグズ・ダークライター(Biggs Darklighter)は砂漠の惑星タトゥイーン出身の人間の男性で、銀河内戦中に共和国再建のための同盟に仕えたパイロット。ルーク・スカイウォーカーとは幼い頃からの親友だった。ふたりはタトゥイーンから離れることを夢見ていたが、ダークライターは帝国アカデミーに入学したため、友人より一足早く故郷を去ることになった。しかし、彼は帝国から離反して反乱同盟に加わることになり、一度タトゥイーンに戻ってスカイウォーカーにそのことを告げた。
再び故郷を離れた後、ダークライターは衛星ヤヴィン4にある反乱軍基地に配属された。ヤヴィンの戦いが始まる直前、ダークライターはスカイウォーカーと再会した。彼の親友は、同盟軍の指導者のひとりプリンセス・レイア・オーガナの救出に一役買い、デス・スターの設計図を持って帝国軍から逃げてきたのだった。ダークライターとスカイウォーカーは、デス・スターを破壊するため共にレッド中隊の隊員として出撃することになった。ダークライターはダース・ヴェイダーによって撃墜され命を落としたが、スカイウォーカーはバトル・ステーションの破壊に成功した。
経歴[]
故郷を去る[]
人間の男性、ビッグズ・ダークライターは、砂漠の惑星タトゥイーンに生まれ育った。水分農夫のルーク・スカイウォーカーとは幼い頃からの親友だった。ふたりはやがてパイロットになり、しばしばベガーズ・キャニオンを飛び回った。若い頃、ダークライターとスカイウォーカーは故郷を離れて帝国アカデミーに入学することを夢見ていた。ダークライターはアカデミー入学が決まり故郷を離れることになったが、スカイウォーカーは育て親オーウェン・ラーズの許しが得られず、タトゥイーンに残ることになった(オーウェンは、ルークが父親のアナキン・スカイウォーカーと同じ道を歩むのではないかと心配していた)。
帝国アカデミーを卒業後、ダークライターはタトゥイーンに戻り、トシ・ステーションでスカイウォーカーと顔を合わせた。トシ・ステーションに到着した際、スカイウォーカーはタトゥイーン上空で宇宙戦が繰り広げられているのを見たと主張した。しかし、ダークライターは友人の主張に懐疑的で、空に見えるスターシップは、戦っているのではなく単に軌道に静止しているだけだろうと考えた(しかし、実はスカイウォーカーの考えが正しかった。この時、軌道では共和国再建のための同盟の<タナヴィーIV>が銀河帝国のインペリアル級スター・デストロイヤーと交戦していたのである)。その後、ダークライターは帝国から離反して反乱同盟のパイロットになるつもりであることを親友に打ち明けた。別れを告げる際、ダークライターはスカイウォーカーも反乱軍に加わる可能性も踏まえ、彼の人生に注目し続けると語った。
ヤヴィンの戦い[]
タトゥイーンを離れた直後、ダークライターは反乱同盟軍に加わり、衛星ヤヴィン4にある反乱軍基地に配属された。同じ頃、反乱同盟の指導者のひとりで、オルデランのプリンセスであるレイア・オーガナが、帝国軍の超兵器デス・スターの設計図を秘密基地に持ち帰った。オーガナはデス・スターに捕えられていたが、スカイウォーカーやハン・ソロ、チューバッカの3人が救出に力を貸し、彼女をヤヴィン4に連れ帰ったのだった。反乱軍はこの設計図を分析し、バトル・ステーションの弱点を探り出した。ダークライターはデス・スターを攻撃するレッド中隊のパイロットのひとりに選ばれた。
出撃の直前、ダークライターは格納庫でスカイウォーカーと再会した。彼の親友もまた、反乱軍の隊員としてデス・スター攻撃に参加することになっていたのである。ダークライターは、レッド中隊の隊長を務めるガーヴェン・ドレイスに、友人のスカイウォーカーはアウター・リム・テリトリーで最高のパイロットだと紹介した。ふたりは共に戦えることを喜び合い、T-65B Xウイング・スターファイターに乗り込んだ。
ダークライターはレッド3というコールサインでヤヴィンの戦いに参加した。反乱軍のパイロットたちは、攻撃目標であるデス・スターの排熱孔を目指す途中で、ターボレーザー砲やTIE/ln制宙スターファイターの激しい反撃にさらされた。ドレイス隊長を含む多くの味方が戦死した後、スカイウォーカーを先頭に、ダークライターとウェッジ・アンティリーズの3人が排熱孔へ続く子午線トレンチ(溝)へ飛び込んだ。しかし、彼らはダース・ヴェイダー率いるスターファイター隊による追撃を受けた。ダークライターはヴェイダーが操縦するTIEアドバンストx1の攻撃に被弾し、命を落とした。しかし、スカイウォーカーはその後フォースの助けを借りて排熱孔にプロトン魚雷を命中させ、反乱軍を勝利に導いた。
その後[]
ヤヴィンの戦いの後も、スカイウォーカーは犠牲になった友人のことを考え続けた。彼は、親友は強く信じる大義のために死んだのだと考えて自分を慰め、新しい任務で帝国を倒すことが亡き友人へのはなむけになることを願った。
人物[]
反乱同盟軍のメンバーだったダークライターは、帝国を倒すという大義を固く信じていた。スカイウォーカーは、友人のダークライターは命を懸ける価値があると信じて同盟軍に加入したのだろうと考えた。また、ダークライターは同郷の友人スカイウォーカーを気遣い、彼の操縦技術について質問したガーヴェン・ドレイス隊長に対し、友人はアウター・リムで1番のパイロットだと請け合った。
技術と能力[]
優れたパイロットだったダークライターは、スカイウォーカーと共に飛ぶことを好んでいた。彼の操縦技術は故郷のタトゥイーンで培われた。彼はベガーズ・キャニオンの狭い峡谷などを飛行し、その経験を帝国アカデミーや反乱同盟で活かした。
登場作品[]
- ベン・ケノービ老人の日誌より
- スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望 (初登場)
- Star Wars バトルフロント
- スター・ウォーズ:スカイウォーカーの衝撃 (言及のみ)
- スター・ウォーズ:モン・カラの反乱 (言及のみ)