ビドロ・クワーヴ(Bidlo Kwerve)はハットの犯罪王ジャバ・デシリジク・ティウレの部下のひとりである。クワーヴはかつて、ハットの執事長の地位を巡ってトワイレックのビブ・フォーチュナと争った。しかし権力争いに敗北したクワーヴは、惑星タトゥイーンにあるジャバの宮殿で飼われているランコア、パティーサの初期の犠牲者となってしまった。[1]
クワーヴの頭蓋骨は銀河内戦の時代もランコアの穴に転がっていた。[1] 4 ABY、ランコアの穴に落とされたジェダイ・ナイトのルーク・スカイウォーカーは、クワーヴの頭蓋骨を拾い上げ、壁の制御装置に投げつけた。頭蓋骨によってボタンが押された結果、巨大なドアがランコアの首めがけて降下し、このクリーチャーを絶命させた。[2]
制作の舞台裏[]
ビドロ・クワーヴの頭蓋骨は1983年の映画『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』に登場する。[2] ビドロ・クワーヴというキャラクター自体は、1987年にウエスト・エンド・ゲームズ社から発売されたレジェンズ設定の書籍『The Star Wars Sourcebook』で初めて紹介されたが、この時点では『ジェダイの帰還』の頭蓋骨との関係は語られていなかった。[3] 1998年、デサイファー社から発売された『スター・ウォーズ カスタマイザブル・カード・ゲーム』にて、『ジェダイの帰還』の頭蓋骨がクワーヴのものであることが明かされた。[4] 正史媒体では、2016年発売の設定資料集『スター・ウォーズ コンプリート・ロケーションズ』で初めてクワーヴの名が紹介された。なお翻訳版での表記はビドロ・クワーブ。[1]
登場作品[]
- スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還 (初登場) (頭蓋骨のみ)
参考資料[]
- スター・ウォーズ コンプリート・ロケーションズ (表記はビドロ・クワーブ)