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「ナビゲーション・ビーコンが停止した。繰り返す、ナビゲーション・ビーコン停止。ファイナル・オーダー艦隊、位置を保つように。展開は中止! 全システムをリセットせよ!」
―艦隊技術者[出典]

艦隊技術者(Fleet technician)はシス・エターナルファイナル・オーダー艦隊に仕えた技術者である。彼らはジストン級スター・デストロイヤーに乗り込み、艦内のシステムや兵器に使われる膨大なエネルギーを注意深く制御した。

概要[]

「艦長! レジスタンスの船が来ます」
チェジル・サブロンドに対し、艦隊技術者[出典]
Unidentified Sith Eternal fleet technician

艦隊技術者

シス・エターナル軍隊を構成する他の若き軍人たちと同じく、ファイナル・オーダー艦隊技術者たちもまたシスカルト教徒たちの子どもとして育てられ、物心ついたときからシスの勝利の瞬間のために訓練されていた。彼らはフォースのダークサイドの力を崇拝し、自分たちはダークサイドのためだけに存在するという非情な教えを叩きこまれていた。[1]

艦隊技術者はファイナル・オーダーのジストン級スター・デストロイヤーに配備され、膨大な予備エネルギーのバランスを注意深く監視した。通常、スター・デストロイヤーソーラー・イオン化反応炉ハイパードライブ亜光速エンジンといった装置に安定的にパワーを分配することができるが、ジストン級艦のアキシャル・スーパーレーザー反応炉から直接エネルギーを引き込むため、大惨事を防ぐため熟練の技術者たちによる正確な計算が必要とされた。[1]

艦隊技術者にとって、艦のブリッジにある勤務ステーションは、放射性物質濃度が高いエンジニアリング区域やスーパーレーザーのメンテナンス区域より格段に望ましいポストだった。しかし勤務場所がどこであれ、彼らはファイナル・オーダーの一部であることを誇りに思っていた。[1] またファースト・オーダー宇宙軍にも、艦隊エンジニアと呼ばれる同様の役職が存在し、兵器の動力制御などを担当していた。[2]

装備[]

ファイナル・オーダーの艦隊技術者は黒い難燃素材を使った作業服を身に着け、合成皮革の黒いユーティリティ・ベルトを腰につけていた。彼らの服の縫い目は汚染物質を締め出すために密閉されていた。彼らはベルトに放射線トラッカーや抗放射線予防接種キットを装着し、膨らんだズボンの中にツール・ポーチを入れていた。また彼らはに赤いオーラベッシュ文字が表示されたサッシュを巻き、上腕に赤いコムリンクをつけていた。[1]

艦隊技術者が装備する赤と黒の作業用断熱ヘルメットは、銀河帝国宇宙軍兵士兵器技術者が使っていた裾広がりのデザインを踏襲しており、頭部を完全に包み込んで、空気中の有ガスをろ過し、有害な電磁放射を遮断することができた。彼らのヘルメットは無線で状況データを受信し、黒いバイザーの内側に投影した。また赤い部分の表面は畝状になっており、粒子を拡散する働きを備えていた。磁気絶縁装置や密封制御装置はヘルメットの側部に配置されていた。[1]

歴史[]

艦隊技術者たちは未知領域惑星エクセゴルで育てられ、銀河皇帝シーヴ・パルパティーン率いるシス・エターナルの艦隊に仕えた。[1] ファースト・オーダーレジスタンス戦争を繰り広げていた[3] 35 ABY当時、シメロ・クオニットをはじめとする技術者たちがシス艦隊のジストン級スター・デストロイヤーに配備され[1]、ファイナル・オーダー出動の時を待っていた。しかしレジスタンスはエクセゴルへたどり着く方法を突き止め、ファイナル・オーダーが銀河系に解き放たれる前に奇襲を仕掛けた。艦隊技術者たちを乗せたスター・デストロイヤーは、エクセゴルの戦いでレジスタンスや“民衆の艦隊”の攻撃を受けて破壊されてしまった。[3]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

関連記事[]

シス・エターナル
主な人物 銀河皇帝シーヴ・パルパティーン - エンリク・プライド忠誠将軍
組織 シスのカルト教徒 - アコライツ・オブ・ザ・ビヨンド
軍隊 宇宙軍(ファイナル・オーダー)艦隊技術者
地上軍シス・トルーパージェットパック・トルーパー - ソヴリン・プロテクター
主な乗り物 ジストン級スター・デストロイヤー - リサージェント級スター・デストロイヤー - TIEダガー - トランスポーター
関連項目 エクセゴル - ファースト・オーダー - ファースト・オーダー=レジスタンス戦争
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