ファースト・オーダー全地形対応偵察トランスポート(First Order All Terrain Scout Transport)はクワット=エントラーラ・ドライブ・ヤード社が製造したファースト・オーダーの2脚式戦闘ウォーカーである。偵察から戦闘支援まで幅広い任務をこなした。このウォーカーは銀河帝国が使用したAT-STをもとに開発され、近代的な改造を加えられていた。
特徴

AT-STを始めとするビークルを収容した<スプレマシー>のデッキ
ファースト・オーダー全地形対応偵察トランスポートはクワット=エントラーラ・ドライブ・ヤード社によって製造された2脚型の戦闘ウォーカーである。全高8.89メートル、全長6.43メートル、横幅4.61メートルで、パイロットと砲手の2名によって運用された。このウォーカーは機体の右側に震盪グレネード・ランチャー、左側に軽ブラスター砲、正面に2連ブラスター砲を備えていた。[1] ファースト・オーダーAT-STは銀河帝国が使用したAT-STをもとに設計されたが、近代的な改造をいくつか加えられていた。[3] ファースト・オーダーAT-STはジャイロ機構の改善によって帝国のモデルよりも安定性が高くなり、軽量だがより頑丈な次世代型のアーマーに包まれていた。[1]
ファースト・オーダーAT-STのフットパッドには地形センサーが内蔵され、つまさきにはフェンス切断用ブレードがついていた。機体を安定させるジャイロ機構はコックピットの真下と“太もも”の付け根に設けられ、関節やコックピットの左右などの要所要所が装甲プレートで保護されていた。また、機体後部には高密度パワー・セルが収容されていた。ファースト・オーダーのAT-STは灰色に塗装され、左足の付け根に所属部隊を示す赤いマーキングが入っていた。[1]
役割
ファースト・オーダーAT-STは索敵から対人捜索/殲滅を目的としたローラー作戦の支援まで、幅広い任務をこなすことができた。機体が小さいAT-STは大型のAT-ATウォーカーよりも機敏で小回りが利き、AT-ATでは乗り越えることができない厄介な地形を移動することができた。[1]
歴史
34 ABY、最高指導者スノークの旗艦であるメガ級スター・ドレッドノート<スプレマシー>に複数のファースト・オーダーAT-STおよびAT-ATが収容されていた。ファースト・オーダーとレジスタンスの艦隊戦のさなか、フィンとローズ・ティコが<スプレマシー>で捕虜になった際、BB-8はハンガーにあったAT-STを操縦して2人の危機を救った。[2]
登場エピソード

ファースト・オーダーAT-ST
- Star Wars バトルフロント II (初登場) (DLC)
- スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ
参考資料
脚注
全地形対応ビークル | |
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銀河共和国 | AT-AP - AT-TE - AT-RT - AT-OT |
銀河帝国 | AT-ACT - AT-AT (初期型 - エリート) - AT-DP - AT-DT - AT-MP (Mk III) - AT-ST (Mk III) - AT-PT |
ファースト・オーダー | AT-AT - AT-HH - AT-HS - AT-MA - AT-M6 - AT-PD - AT-ST |
[テンプレート] |
ファースト・オーダー | |
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主な人物 | 最高指導者スノーク - カイロ・レン - アーミテイジ・ハックス将軍 - キャプテン・ファズマ |
組織 | 最高司令部 - ファースト・オーダー保安局 - エリート・プレトリアン・ガード - レン騎士団 - アテンダンツ |
軍隊 | 宇宙軍:ファースト・オーダーTIEファイター・パイロット - スターキラー空中防衛部隊 - カイロ・レンの中隊 地上軍:ストームトルーパー(スノートルーパー - フレイムトルーパー - 暴動鎮圧ストームトルーパー - メガブラスター重アサルト・トルーパー - エクセキューショナー - エレクトロプロッド・トルーパー - ガンナー - ロケット・トルーパー) |
主な乗り物 | AAL - AT-AT - AT-ST - AT-M6 - AT-MA - AT-PD - LIUV - UA-TT - トレッドスピーダー - TIE/es - TIE/fo - TIE/sf - TIE/vn - TIEウィスパー (改造型) - マンデイターIV級シージ・ドレッドノート - メガ級スター・ドレッドノート - ユプシロン級コマンド・シャトル - リサージェント級スター・デストロイヤー |
関連項目 | スターキラー基地 - リザレクション計画 - 冷戦 - ファースト・オーダー/レジスタンス戦争 |
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