- 「伝説の魚、ファー・フィッシュ。その物語は欲にまみれ、悲劇で骨まで浸された。ファーは、その肉腺を狙われて、わずかしか残っていない」
- ―スクーヴァ・スティヴ[出典]
ファー(Faa)[1]、別名ファー・フィッシュ(Faa fish)、大口のファー(Big-mouth faa)は肥大した顔を特徴とする希少な魚類クリーチャー。比較的大きな背びれを舵のように使用して、微調整を繰り返しながら水の中を泳いだ。ファーはその肉腺を狙われ、乱獲によって個体数を減らしていた。[2] しかしファー自体も獰猛な肉食魚だった。[3] ファーは惑星ナブーの湖や海に住むスケールフィッシュの一種であり、パオンガ湖の水中都市オータ・グンガの周辺や、ナブー・アビスを泳いでいた。ファーはヨブシュリンプを捕食し、オピー・シー・キラーやコロ・クロー・フィッシュといった大型生物の獲物になった。[1] またファーはコーボーにも生息した。ファーは薄暗い水場を好み、コーボーの玄武岩の森の石柱や葉っぱは彼らにとってちょうどよい隠れ蓑になった。[2]
9 BBY、漁師のスクーヴァ・スティヴはコーボーの裂け目の道で大口のファーを捕まえた。ジェダイのカル・ケスティスの依頼に応え、スティヴは捕獲したファーをランブラーズ・リーチ村に持ち帰り、パイルーン・サルーン酒場の水槽に加えた。[2]
制作の舞台裏[]
ファーは1999年の映画『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』で初登場を果たした。[4] 名称の初出は同年に発売されたレジェンズのゲーム『Star Wars Episode I: The Gungan Frontier』であり[5]、正史媒体では2015年の『きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック』で初めて紹介された。[1] 2023年、ファーは“大口のファー”という異名でゲーム『Star Wars ジェダイ:サバイバー』に登場した。本作の日本語版ではファーとファアの表記ブレがみられる。[2]
ファーを含むナブーのスケールフィッシュの名称、ドゥー、レイ、ミー、ファー、シー、ラー、ティーは現実世界の音階の名称「ド(Do)、レ(Re)、ミ(Me)、ファ(Fa)、ソ(So)、ラ(La)、シ(Ti)」と一致している。
登場作品[]
- スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス (初登場)
- Star Wars ジェダイ:サバイバー (ファーとファアの表記が混在)
参考資料[]
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック
- スター・ウォーズ ビジュアル・エンサイクロペディア
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック 増補改訂版
- スター・ウォーズ ビジュアル・ディクショナリー新完全版
- スター・ウォーズ:エイリアン・アーカイブ
- Every Creature in the Star Wars Movies - Star Wars Kids YouTube 公式チャンネル