フィー・ジェノア(Phee Genoa)は人間の女性で、帝国時代初頭に活動した海賊、トレジャー・ハンター。[3] 情報ブローカーのシダリン・“シド”・スケールバックとは古い知り合いで、信頼を置かれていた。[2] フィーはお宝を手に入れるため銀河系の各地を冒険して回っていたが、彼女の語る武勇伝は聞くたびに内容が違うことで知られた。彼女はパワー・ドロイドの“メル”ことMELにこれまでの冒険を記録させていた。[3] 銀河帝国が設立されて間もない頃、フィーは分離主義勢力の惑星セレノーに行けばドゥークー伯爵の戦利品が手に入るという情報をシドに提供した。シドは知り合いの傭兵チーム、クローン・フォース99(バッド・バッチ)に戦利品の回収を依頼したが[2]、結局任務は失敗に終わった。[4]
それからしばらくして、バッド・バッチの一員であるオメガがオード・マンテルのジャンクヤードで見つけてきたコンパスをシドズ・パーラーに持ち帰った。フィーはそれがスカラ・ナルのメックの場所を指し示すコンパスであることを見抜き、バッド・バッチを誘ってカルダー三連星系へ旅した。彼女たちは“エンシェント”が残した巨大建造物を(それ自体がメックであるとは知らずに)探検し、数々のブービー・トラップを潜り抜け、山のハートと呼ばれる貴重なクリスタルを発見した。しかしフィーがクリスタルを所定の場所から外すと、古代兵器のメックが再起動されてしまった。彼女たちはやむを得ず山のハートをもとの場所に戻すことになったが、結果的にこのクリスタルは溶解し、メックも破壊されてしまった。しかしフィーはめげることなく、次の探検の予定をオメガに語って聞かせた。[3]
のちにフィーはバッド・バッチを自身の第二の故郷であるパブーの島へ案内した。[1] 以来、この島は彼らにとって安住の地となった。[5] またフィーはバッド・バッチの隊員テクと特に親しくなったが[6]、彼はエリアドゥにおける任務で戦死してしまった。シドがバッド・バッチを裏切った後も[7]、フィーは彼らと友好な関係を保ち、情報提供などの支援を惜しまなかった。[8] しかし彼女が月面基地にあるオリーのハンガーで<プロヴィデンス>の燃料補給を行った際、帝国の刺客であるCXトルーパーのCX-2によってパブーの座標が特定されてしまった。結果的にパブーは帝国軍の襲撃に遭い、オメガは再び先端科学部門の囚人となった。[9] その後、フィーはオメガが囚われたタンティス基地の座標を特定するため、ハンター、レッカー、クロスヘアーらがエレバスの帝国労働キャンプからエドモン・ランパート元帝国軍中将を救出する手伝いをした。[10] のちにバッド・バッチはオメガの解放に成功して戦いに決着をつけ、フィーたちのいるパブーの島に戻ってきた。[11]
制作の舞台裏[]
フィー・ジェノアは正史のTVアニメ・シリーズ『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』のために制作されたキャラクターである。2022年12月7日にリリースされたシーズン2のトレーラーでフィーの登場シーンが初公開された。[12] 2023年1月4日、フィーは動画配信サービス Disney+ で公開されたシーズン1第1話『戦利品』で初登場を果たした。[2]
登場作品[]
バッド・バッチ – 戦利品 (初登場)
バッド・バッチ – 埋もれた秘宝
バッド・バッチ – パブー
バッド・バッチ – サミット
バッド・バッチ – 危険領域 (ホログラムでの登場)
バッド・バッチ – 迷い (間接的に言及)
バッド・バッチ – 覚悟の時
バッド・バッチ – ジャガーノート
バッド・バッチ – 突破口 (間接的に言及)
バッド・バッチ – 援軍の到着
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1
バッド・バッチ – パブー
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 2.6 2.7
バッド・バッチ – 戦利品
- ↑ 3.0 3.1 3.2
バッド・バッチ – 埋もれた秘宝
- ↑
バッド・バッチ – 戦争の爪痕
- ↑
バッド・バッチ – 転換点
- ↑
バッド・バッチ – サミット
- ↑
バッド・バッチ – プラン99
- ↑
バッド・バッチ – 危険領域
- ↑
バッド・バッチ – 覚悟の時
- ↑
バッド・バッチ – ジャガーノート
- ↑
バッド・バッチ – 援軍の到着
- ↑
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