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わたしがお前の父親なのだ!

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「フェネック・シャンドは腕利きの傭兵だ。ハットをはじめ、あちこちの有力な犯罪組織に雇われて、殺し屋として名を挙げた。彼女を追うのは、命を捨てるようなものだ」
ディン・ジャリン[出典]

フェネック・シャンド(Fennec Shand)は人間女性で、多くの主要犯罪シンジケートから仕事を請け負っていた暗殺者傭兵賞金稼ぎである。帝国時代最初期、彼女は業界の新参者だったにも関わらず、すでに狡猾で抜け目のない賞金稼ぎとして名前が通っていた。また彼女は賞金稼ぎギルドを介さず、依頼主から直接任務を引き受けることで知られた。19 BBY頃、シャンドは銀河帝国から離反したクローン・コマンドー分隊バッド・バッチ”と行動を共にしている少女、オメガの首に懸けられた賞金を追った。彼女は衛星パントラでオメガに接近したものの、あと一歩のところで捕獲を逃した。やがて彼女はハット・クランを始めとする犯罪組織に雇われ、腕利きの殺し屋として名を馳せたが、新共和国が台頭して依頼主のほとんどが刑務所に入れられると、逃亡生活を強いられた。

9 ABY頃、シャンドはアウター・リム惑星タトゥイーンマンダロリアンの賞金稼ぎディン・ジャリンとルーキーのトロ・カリカン追跡された。シャンドはスナイパー・ライフルを使って遠距離から追手を狙撃したが、彼らはが落ちるのを待ち、フラッシュ・チャージを駆使しながらスピーダー・バイクで一気にシャンドとの距離を詰めた。シャンドはジャリンのゼフィアJを狙撃で破壊してカリカンを制圧したが、遅れて到着したマンダロリアンからブラスター・ピストルを向けられ、降伏を余儀なくされた。その後カリカンと2人きりになったシャンドは、ジャリンが賞金稼ぎギルドのお尋ね者であることを明かし、このルーキーをそそのかして相棒を裏切るよう勧めた。カリカンは裏切りを決意したが、シャンドにも裏切られるリスクを冒すより、彼女をこの場で始末することに決めた。

シャンドはカリカンに撃たれ、砂漠に置き去りにされたが、かろうじて生きていた。まもなく彼女は賞金稼ぎボバ・フェットに助けられ、一命を取り留めた。シャンドは恩を返すためにフェットと行動をともにし、彼がマンダロリアン・アーマーを取り戻すための旅に同行した。彼女たちは惑星タイソンを訪れ、フェットのアーマーを持っているジャリンに取り引きを持ち掛けた。フェットはジャリンに、アーマーを返せばグローグーの命を保証すると告げたが、間もなく帝国軍の残党がタイソンに現れ、ザ・チャイルドを連れ去ってしまった。フェットは戦闘中にアーマーを取り戻したが、ジャリンとの約束を言葉通り果たすべく、シャンドと一緒にグローグー救出を手伝った。グローグーが無事にモフギデオン軽クルーザーから解放された後、シャンドとフェットはタトゥイーンに戻り、ビブ・フォーチュナを殺してジャバの宮殿の新たな支配者となった。

経歴

オメガの追跡

パントラでの出会い

「あなたは兵士なの?」
「いや、ちょっと違う」
「じゃあ何でブラスターを持ってるの?」
「身を守るため。銀河系の一人旅は危険だからね」
オメガとフェネック・シャンド[出典]

人間女性、フェネック・シャンドは帝国時代が始まった頃にはすでに賞金稼ぎとしてのキャリアを開始していた。[3] 当時の彼女は業界では新参者の部類だったが、すでに狡猾で抜け目ない賞金稼ぎとして評判になっていた。また彼女は、賞金稼ぎギルドを通さずに直接仕事を請け負うことで知られた。[4] 銀河帝国設立直後、彼女はサラスタンのデポ・マネージャー・ラスパー6から連絡を受け、衛星パントラロー・ステーションにお尋ね者の宇宙船が現れたことを知らされた。<ハヴォック・マローダー>という船名のこの改造型オミクロン級アタック・シャトルは、“バッド・バッチ”の通称で知られるクローン・フォース99が所有しており、シャンドの標的であるクローンの少女オメガが乗り込んでいた。シャンドはオメガのホログラムを開いて情報を確認すると、すぐにパントラへ向かった。[3]

シャンドは標的のオメガに親しげに近づいた

ロー・ステーションの中央市場にて、シャンドはヴーアパックの荷車を追いかけたせいで迷子になっていたオメガを見つけ、仲間を探す手伝いをしてやると声をかけた。オメガが空腹であることを知ったシャンドは、通りかかった果物売りにわざとぶつかり、かごから落ちた商品を戻す際に果物をいくつか盗んだ。オメガはを払っていない品を受け取るのをためらったが、シャンドはたまにはルールを破っても許されると助言した。またオメガからブラスターを持っている理由を尋ねられたシャンドは、独りで生きていくのが危険なこの銀河系で身を守るためだと答えた。その直後、バッド・バッチのリーダーであるクローン・サージェントハンターが現れ、シャンドから離れるようオメガに声をかけた。シャンドに心を許していたオメガは指示に従わなかったが、シャンドがハンターに向けて発砲すると、この賞金稼ぎのをつかんで狙撃を妨害した。シャンドは接近戦でハンターを一時的に気絶させたが、その間にオメガはマンホールへ逃げ込んだ。[3]

シャンドは乱闘騒ぎに気付いたパントラン・セキュリティの追跡をかわし、地下トンネル内でバッド・バッチの隊員レッカーと一緒にいるオメガを見つけた。レッカーはオメガを逃がしてシャンドに殴りかかったが、シャンドはこのクローン・コマンドーのバランスを崩して制御盤に衝突させ、ノックアウトした。シャンドはオメガに続いてメンテナンス・タワーへ続くハシゴを昇り、頂上部から落下しかけていたオメガの腕をつかんだ。シャンドは眼下のスカイウェイを走るリパルサークラフトの荷台にオメガを落とすと、自分もそこへ飛び降り、ローリングスTK5スピーダー・バイクで後をつけてきたハンターに発砲した。ところがオメガがトラックのレバーを引いたためシャンドは荷台から放り出され、近くを走っていた旅客エアスピーダーの上に落下した。彼女はこの機体を運転していた人間を空中へ放り投げると、オメガの追跡を続行した。[3]

シャンドはエアスピーダーの墜落を生き延びたが、オメガを取り逃がしてしまった

シャンドはエアスピーダーをハンターのスピーダー・バイクに衝突させ、彼がオメガと合流するのを阻止した。その直後、パントラン・セキュリティのフリットノット・スピーダー・バイク2台がサイレンを鳴らしながら後方から接近してきたが、シャンドはブラスター・ピストルで片方の警備兵の胸を撃ちぬき、結果的に2台のバイクを衝突させて破壊した。シャンドはエアスピーダーをトラックの下につけてオメガを回収しようとしたが、体勢を立て直したハンターがDC-17ハンド・ブラスターでシャンドの機体のエンジンを撃って妨害すると、一足先にオメガを回収した。その後、ハンターはバイクの速度を下げてシャンドの後方に回り、パイロ・デントン爆弾をエアスピーダーに投げつけた。危険に気付いたシャンドはすぐに操縦席から飛び降り、下を走っていたタクシーの天井にぶつかった後、路地に落ちた。彼女は路地に落下したエアスピーダーの爆発を免れたものの、ハンターはオメガを連れて飛び去って行った。[3]

その後、シャンドはラスパー6のいる燃料補給施設を訪れたが、オメガとクローン・コマンドーたちを乗せた<ハヴォック・マローダー>はすでにドッキング・ベイから出発した後だった。ラスパー6は<マローダー>を逃がした責任を取らされるのではないかと恐れていたが、シャンドはこのサラスタンにクレジットを支払い、次また彼らが姿を現したら知らせるよう告げて踵を返した。その後、彼女は雇い主に連絡を入れ、標的を逃がしたが追跡は続けると報告した。[3] のちにバッド・バッチは惑星オード・マンテルし、情報屋シドからシャンドの名前と情報を聞き出したが、彼女の雇い主を突き止めることはできなかった。[4]

追われる身

砂漠の戦い

「フェネック・シャンド。殺し屋だ。雇い主が全員、新共和国によって務所にぶち込まれて以来、逃げ回っているらしい」
「名前は知っている」
トロ・カリカンと“マンダロリアン”[出典]

フェネック・シャンドの賞金パック

帝国時代、フェネック・シャンドはハット・クランを始めとする有力な犯罪シンジケートから仕事を請け負う、傭兵暗殺者として働いた。彼女は腕利きの暗殺者として名を馳せたが、新共和国が台頭すると、この新政府によってかつての依頼者たちの多くが刑務所に入れられてしまった。シャンドはその首に1万クレジットもの賞金を懸けられ、逃亡生活を開始した。9 ABY当時、彼女はアウター・リム・テリトリー砂漠惑星タトゥイーンに流れつき、デューン・シーに身を隠していた。[1]

砂漠に潜伏していた時、シャンドはデューバックに乗って自分を追ってきた人間の賞金稼ぎを殺害した。この賞金稼ぎの体は、デューバックに引きずられたまま砂漠を移動し続けた。それからしばらくしてマンダロリアンの賞金稼ぎ[1] ディン・ジャリン[5]と、賞金稼ぎギルドへの加入を希望するルーキーのトロ・カリカンがこの奇妙な死体を発見した。死体がシャンドであるか否かを確認するため、ジャリンはカリカンを砂丘の陰に残し、デューバックに近づいた。少し離れた峡谷からデューバックに近づく者を警戒していたシャンドは、スナイパー・ライフルを使ってジャリンを狙撃した。彼女はジャリンに2発も弾丸を命中させたが、この賞金稼ぎはベスカー製のアーマーのおかげで無傷で済み、カリカンのいる砂丘まで退却した。[1]

スナイパー・ライフルを構えるフェネック・シャンド

有利な高所に陣取っていたシャンドは、このまま姿を消すよりも、賞金稼ぎのコンビが先に動くのを待ち続けることにした。一方、ジャリンはシャンドが逃げることはないと読み、カリカンと一緒にが落ちるのを待ってから攻撃する作戦に出た。ジャリンはカリカンに見張りを任せ、休憩しながら時が来るのを待った。やがて日が沈むと、賞金稼ぎたちはスピーダー・バイクにまたがって砂丘から飛び出し、シャンドのいる峡谷に向かって疾走した。彼らは交互にフラッシュ・チャージを発射してシャンドの目をくらまし、スナイパー・ライフルの弾丸を回避した。しかし彼女はなんとかマンダロリアンの乗る[1] モブクェット社ゼフィアJ[6] バイクに弾丸を命中させ、破壊することに成功した。[1]

シャンドはバイクから落ちたジャリンに狙いをつけ、胸に弾丸を命中させた。しかし敵はまたしても頑丈なマンダロリアン・アーマーに助けられた。カリカンはそのすきにシャンドの背後に回り、ジャリンに止めの一発を撃とうとしていた暗殺者にブラスター・ピストルを向けた。しかし彼女は素早く刃物を投げつけてこのルーキーをひるませ、一気に距離を詰めた。カリカンは何発かブラスターを発砲したものの、いずれもシャンドに命中することはなかった。最終的にシャンドはカリカンのから武器を落とし、格闘戦に持ち込んだ。揉み合いの末、敵の身動きを封じることに成功したシャンドは、そのまま首のを折ろうとしたが、駆けつけたジャリンが彼女にブラスターを向け、降伏を求めた。[1]

裏切りの誘い

「裏切り者を突き出せば、ギルドはあんたを大歓迎してくれるよ。あんたの名前は伝説になる」
「あいつだっていう証拠は?」
「噂では、まだその獲物を連れている。子どもだって聞いたけど」
―フェネック・シャンドとトロ・カリカン[出典]

フェネック・シャンド

ジャリンはシャンドに自分でスタンカフをかけさせ、崖の下にあるスピーダー・バイクに戻った。しかしマンダロリアンが乗っていたバイクは破壊されてしまったため、賞金首も含めて3人で街に戻るためには別の乗り物を調達する必要があった。そこでジャリンはさきほど見たデューバックを連れてくるようカリカンに指示したが、このルーキーは自分がいないあいだに相棒がバイクや賞金首と一緒に姿をくらますつもりではないかと疑い、拒否した。やむをえず、ジャリンはデューバックを探しに行く役目を自ら買って出て、峡谷にカリカンとシャンドを残して去っていった。[1]

ジャリンが戻るまでのあいだ、タトゥイーンの双子の太陽の夜明けを待ちながら、シャンドはカリカンに不在の相棒を裏切って自分につくよう説得を始めた。はじめ彼女はモス・エスパで待ち合わせがあると主張し、連れて行ってくれれば、自分を突き出して得られる賞金の倍を支払うと申し出た。しかしカリカンがクレジットに興味が無いことがわかると、シャンドはジャリンを賞金首として捕まえることを提案した。カリカンは知らなかったが、ジャリンは惑星ネヴァロで賞金稼ぎギルドを裏切ったお尋ね者だったのである。カリカンは、裏切り者の“マンダロリアン”が今回の任務の相棒と同一人物かはわからないと考えたが、シャンドは本物のマンダロリアンだとすれば“子ども”を連れてるはずだと教えた。[1]

シャンドはカリカンに致命傷を負わされた

カリカンはジャリンと行動をともにした際にそれらしきエイリアンの子ども[1]グローグー[7] を目撃していたため、この話が真実だと判断した。カリカンが説得されたようなそぶりでブラスターをホルスターに収めたため、シャンドは手枷を外してもらうため両手を上げて彼に近づいた。しかしカリカンは突然ブラスターを抜いてこの傭兵の腹を撃った。苦痛の声をあげて倒れたシャンドに対し、カリカンはもし手枷を外していたら自分は殺されていたはずだと告げ、マンダロリアンの首にかかった賞金は1人で手に入れると語った。その後カリカンはシャンドを置き去りにしてモス・アイズリーへ一足先に戻り、まもなくデューバックを連れてきたジャリンが倒れているシャンドを見つけた。のちにジャリンはモス・アイズリーでカリカンと対決し、このルーキーを返り討ちにした。さらにその後、賞金稼ぎの[1] ボバ・フェット[2] がデューン・シーに姿を現し[1]、砂漠に取り残されたままのシャンドを見つけて命を救った。[2]

フェットの相棒

タイソンの戦闘

「彼女はタトゥイーンの砂漠に置き去りにされていた。俺と同じように。だが運命は時に落伍者を救う」
―フェネック・シャンドの命を救ったボバ・フェット[出典]

タイソンにて、シャンドとフェット

腹部に機械を移植されて一命をとりとめたシャンドは、恩人であるフェットと行動を共にすることになった。フェットはマンダロリアンの“孤児ジャンゴ・フェット[2] 純粋なクローンであり[8]、帝国時代に名を馳せた伝説的な賞金稼ぎだった。[9] 当時フェットは、父ジャンゴが遺したマンダロリアン・アーマーの行方を追っていた。[2] シャンドとの出会いからしばらくして、フェットはディン・ジャリンがタトゥイーンの小さな町保安官コブ・ヴァンスからジャンゴのアーマーを手に入れたことを知った。[5] シャンドとフェットは哨戒攻撃艇スレーヴI>でジャリンのガンシップレイザー・クレスト>の後をつけ、惑星タイソンにたどり着いた。[2]

シャンドはジャリンと交渉するフェットが優位に立てるよう、タイソンの古代寺院の上で瞑想しているグローグーにスナイパー・ライフルで狙いをつけた。ジャリンが交渉に応じ、全員が武器を下ろすと、フェットは自分がアーマーの正統な継承者であることを明かし、アーマーを渡せばグローグーの命を保証すると持ち掛けた。しかし話し合いの途中、グローグーを狙うモフギデオン帝国軍残存勢力がタイソンに現れた。シャンドたちは寺院の山のふもとでストームトルーパーを迎え撃って全滅させたが、<レイザー・クレスト>は大気圏高層からの砲撃で破壊され、グローグーはダーク・トルーパーによってギデオンの軽クルーザーへ連れ去られてしまった。戦闘のさなかに父親のアーマーを取り戻すことができたフェットは、“グローグーの命を保証する”という約束を守るため、ギデオンから子どもを救出する手伝いをするとジャリンに申し出た。[2]

モラックへの潜入

「あの対空砲を破壊しないと、ボバが屋上に接近して彼らを拾うことができない」
「大した問題じゃない。あんたはトルーパーに集中して。あたしがキャノンをやる」
―キャラシンシア・デューンとフェネック・シャンド[出典]

<スレーヴI>に乗り込み、モラックの帝国精製所について話し合うシャンドと仲間たち

シャンドとフェット、ジャリンは<スレーヴI>で惑星ネヴァロへ旅した。[2] ジャリンはこの星で知り合いの新共和国保安官キャラシンシア・デューンに協力を求め、元帝国軍の囚人ミグズ・メイフェルドにギデオンの捜索を手伝わせるため、カーソン・チョップ・フィールズへ赴いた。一行はメイフェルドをカーソンの労働キャンプから解放すると、ギデオンの軽クルーザーの位置情報を帝国の端末から手に入れるため、帝国の精製所がある惑星モラックへ針路を取った。シャンドとフェットはモラックのスキャン・データを確認し、このライドニウム精製施設が対空砲や警備の一個小隊によって守られていることを見て取った。[10]

惑星に降りた後、一行は誰を施設に潜入させるか話し合った。シャンドはISBのお尋ね者であるため拒否し、最終的にジャリンとメイフェルドがジャガーノート・パイロットに扮して施設に潜り込むことになった。シャンドとデューンは2人の脱出を援護するため精製施設の近くの森に隠れ、フェットは<スレーヴI>で待機した。ジャリンとメイフェルドが目的を果たして施設の窓から出てくると、シャンドたちは帝国軍残存勢力のストームトルーパーやショアトルーパーを次々と狙撃で仕留め、フェットを呼んだ。またシャンドは対空砲台の帝国軍砲術手を倒して<スレーヴI>の安全を確保した。2人が無事に<スレーヴI>に乗り込んだ後、シャンドはメイフェルドがサイクラー・ライフルで施設屋上のジャガーノートの積み荷を撃ちぬき大爆発を引き起こしたのを見て、彼の腕前を褒めたたえた。シャンドとデューンが地上から見守る中、<スレーヴI>はサイズミック・チャージを使って追っ手のTIEファイター2機を撃破した。その後、シャンドたちは森の中で<スレーヴI>と再合流し、メイフェルドは今回の活躍と引き換えに自由の身となった。[10]

グローグー救出

「他の敵は、うちらが何とかする」
―フェネック・シャンド[出典]

ギデオンのクルーザーに乗り組んだシャンドたち

クルーザーの座標を掴んだ後、ジャリンたちはギデオンに仕えるクローン科学者、ドクターパーシングを運んでいたラムダ級T-4aシャトルを拿捕し、さらにマンダロリアン・レジスタンスのメンバーであるレディボ=カターン・クライズコスカ・リーヴスを仲間に加えた。一行はシャトルで作戦会議を行い、ギデオンのクルーザーに配備されているダーク・トルーパーの情報やグローグーの居場所をパーシングから聞き出した。またシャンドはドクターからコード・シリンダーを取り上げてジャリンに渡し、この装置を使ってダーク・トルーパーの格納ベイを封鎖するよう助言した。ジャリンが単独でグローグーの救出に向かう間、シャンドと残りの仲間たちは他の敵を引き付け、最終的にブリッジでジャリンと再合流する手はずとなった。シャンドたちを乗せたシャトル2743は、フェットが操縦する<スレーヴI>に追われているふりをしながらハイパースペースを離脱し、ギデオンの艦に緊急着艦を求めた。シャトルはクルーザーから出撃するTIEファイターとの衝突を何とか回避し、ハンガー・ベイに侵入した。シャンドたちはシャトルから降りると奇襲を開始し、ハンガーに居合わせたストームトルーパーやTIEファイター・パイロットを皆殺しにした。[11]

彼女たちはブリッジを目指して前進し、宇宙空間との開口部に架けられた通路や貨物エリアで出くわしたストームトルーパーを多数始末した。またシャンドはブラスターが故障したデューンのピンチを救った。その後、彼女たちはターボリフトで上昇し、ブリッジにいたストームトルーパーと帝国軍将校を全滅させ、クルーザーを制圧した。ジャリンもグローグーと生け捕りにしたギデオンを連れてブリッジにやってきた。しかし間もなく警報が鳴り響き、シャンドは艦のレイ・シールドが破られたことを仲間に知らせた。ジャリンが宇宙に放り出したダーク・トルーパーが、自力で艦に戻ってきたのである。ブリッジの扉はダーク・トルーパーによって無理やりこじ開けられていき、シャンドたちは最後の戦いに備えた。しかしその時、1機Xウイングが現れ、クルーザーに着艦した。この戦闘機に乗ってきたジェダイルーク・スカイウォーカーは艦内のダーク・トルーパー小隊ライトセーバーで造作もなく破壊すると、ブリッジの前までやってきた。シャンドはこの新たな侵入者を警戒したが、ジャリンは自ら扉を開き、スカイウォーカーと彼のアストロメク・ドロイドR2-D2を中に入れた。かねてからグローグーをジェダイに預けたいと願っていたジャリンは、シャンドたちが見ている前でヘルメットを脱いで素顔をさらし、グローグーに別れを告げると、彼をスカイウォーカーに引き渡した。[11]

再びタトゥイーンへ

ジャバの宮殿の支配者となったフェットとシャンド

グローグーを救出してジャリンとの約束を果たした後、シャンドはマンダロリアンやデューンたちと別れてフェットと合流し、再び惑星タトゥイーンへ戻った。シャンドとフェットは、現在はビブ・フォーチュナによって支配されているジャバ・ザ・ハット宮殿襲撃し、ガモーリアン・ガードをはじめとするフォーチュナの部下たちを一掃した。玉座の間にいた敵を全滅させた際、シャンドはトワイレックの奴隷の鎖をブラスターで撃って破壊し、どこかへ逃げるよう顎で指示した。その後、フォーチュナは遅れて現れたフェットによって容赦なく殺された。フェットはフォーチュナに代わって玉座に君臨し、シャンドは近くにあったスポチュカのボトルを手にして勝利の祝杯を呷った。[11]

個性と特徴

「ひとつアドバイスをするわ、坊や。賞金稼ぎになりたいなら、美味い取り引きは逃さずに、生き延びること」
―トロ・カリカンに対し、フェネック・シャンド[出典]

若き日のフェネック・シャンド

フェネッック・シャンドは人間の女性で、く、は茶色だった。[1] 知的で優秀、そして狡猾なシャンドは、意外な面を数多く隠し持った、決して見くびることのできない強敵だった。[12] 彼女は賞金稼ぎであり[4]、暗殺者やエリートの傭兵としても名を馳せた。[12] 業界に入って間もない時点で、シャンドはすでに狡猾で冷酷な賞金稼ぎとして噂になっていた。[4] シャンドは標的の少女オメガに親しげに近づき、彼女の警戒心を解くことに成功した。オメガはシャンドがブラスターを持っていることに気付きながらも、一緒に仲間を探してくれると信じて行動を共にした。またシャンドは取り引きに忠実な一面もあり、ラスパー6がバッド・バッチの宇宙船の離陸を阻止できなかったにも関わらず、きちんと情報提供料を支払った。[3]

彼女はあらゆるトップ・シンジケートから仕事を請け負っていたが[12]、新共和国によって依頼人が逮捕されてしまい、逃亡生活を余儀なくされた。しかし彼女は逃亡生活のさなかにあっても、ネヴァロで発生した賞金稼ぎギルドの内紛など、賞金稼ぎのルーキーでも知らないような情報に通じていた。マンダロリアンとトロ・カリカンによって拘束された後、シャンドはカリカンを一対一で説得して、言葉巧みに裏切りを勧めた。シャンドはマンダロリアンを倒した場合に得られる名声を餌に、カリカンをその気にさせることに成功したが、シャンド本人の裏切りを予期したカリカンによって撃たれてしまった。[1]

力と能力

「ねえ、あいつに勝つ自信が無くても大丈夫。あたしが手伝うから」
―トロ・カリカンに対し、フェネック・シャンド[出典]

フェネック・シャンドは熟練した傭兵であり、マンダロリアンですら彼女を獲物として追うことをためらい、一度はトロ・カリカンにこの任務を諦めるよう助言した。また彼女はルーキーの賞金稼ぎを接近戦で圧倒するほど、格闘技に長けていた。また彼女は、ベスカー製のアーマーに阻まれて暗殺こそ失敗したものの、遠く離れたマンダロリアンに数発の弾丸を命中させる狙撃の腕前を持っていた。[1]

装備

「スナイパー・ボルトだ。MK改造ライフル専用の弾だ」
―マンダロリアン[出典]

シャンドは専用の弾丸を装填することができるMKスナイパー・ライフルを所有し、銃床に投げ刃を隠していた。また彼女は黒いジャケットパンツ、茶色いブーツを身に着け、黒と赤のヘルメットをかぶっていた。[1]

制作の舞台裏

フェネック・シャンドは2019年12月6日に動画配信サービス Disney+ で配信開始した実写TVシリーズ『マンダロリアンシーズン1チャプター5で初登場を果たした。女優はミン=ナ・ウェン[1] なお、このキャラクターの名前やビジュアルに関する情報は、2019年11月4日ヴァニティ・フェア誌を通じて発表された。記事によれば、キャラクターの名前の由来は動物のフェネックである。ミン=ナ・ウェンは自身が演じたキャラクターをかつてのハン・ソロに例え、善悪どちらの側の人物かという問いかけには、“間違いなく自分自身に忠実な人物”とコメントしている。[13]

登場エピソード

参考資料

脚注

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