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「フェルーシアからの撤退は、あの宙域全体の活動に影響が出る」
オビ=ワン・ケノービ[出典]

フェルーシア(Felucia)は銀河共和国設立以前はガルーシュ(Galush)という名で知られていた、アウター・リム・テリトリージャングル惑星サニウム宙域フェルーシア星系に属し、恒星フェリックス軌道を公転していた。フェルーシアは菌類や巨大な原子植物の生態系で満たされており、表面は熱帯の密林や、悪臭を放つ不気味な見た目の原生自然の森で覆われていた。フェルーシアの生態系の多くは部分的に、あるいは完全に半透明であり、太陽光線が表面を透過することでが変化した。またこの半透明の植物相は訪れる者に幻覚作用をもたらすことでも知られた。フェルーシアの土着の知覚種族ジャングル・フェルーシアンであるが、クローン戦争中にこの星に住み着いた種族もフェルーシアンと呼ばれた。またフェルーシアには土着生物のゲラグラブのほか、外部から持ち込まれたジャングル・ランコアティー=マスといったクリーチャーが生息しており、どこかにサルラックが棲んでいるという言い伝えもあった。

フェルーシアは27,000 BBYゴッサム・クーリヴァーズによって開拓された。ゴッサム種族はそれから何千年ものあいだに、この星に多くの入植地を築いた。そうした居留地の多くはやがて消滅したが、その後もこの星が持つ潜在的な富が多くの入植者を引き付けた。またフェルーシアはパーレミアン・トレード・ルート上に位置しているため戦略的に価値が高く、クローン戦争中にはフェルーシアンの農民たちががナイシリンと呼ばれる医療用薬草を栽培したためさらに重要性が増した。フェルーシアはクローン戦争で何度も戦場となった惑星のひとつであり、21 BBYに発生した最初の戦いでは独立星系連合銀河共和国を破った。また同年にはジェダイ賞金稼ぎたちがナイシリン農民を守るためホンドー・オナカー率いる海賊と小規模な戦闘を繰り広げた。20 BBYには共和国が二度目の戦いで勝利を収めたものの、フェルーシアはコマース・ギルドを率いるシュ・マーイ会頭の拠点となり、共和国のシーヴ・パルパティーン最高議長からマイギートーサルーカマイと並ぶ“悪の三巨頭”の一角と位置付けられ、戦争終盤のアウター・リム包囲作戦でも戦場となった。

特徴

「フェルーシア。パーレミアン・トレード・ルートにあるジャングルの惑星。ジャングル・ランコアとの遭遇を覚えていますか。あれはイカれていました」
―<ウィンドフォール>の船長に対し、ZO-E3[出典]

フェルーシアの風景

惑星フェルーシアは銀河系アウター・リム・テリトリーフェルーシア星系に位置した。[1] フェルーシアでは巨大なキノコ類の生態系が発達しており、原始的な植物がそこかしこに生い茂っていた。惑星の大部分は悪臭を放つ育ちすぎの森林によって覆われ、気候は高温多湿だった。フェルーシアの動植物の多くは、体の一部、あるいは全体が半透明になっており、太陽の光線を皮膚に透過して鮮やかなを放った。また、森の中には巨大なジャングル・ランコアのように不透明な体の動物も棲息していた。巨大な嚢状葉植物や広葉植物によって形成されるかすんだ天蓋の下には、色とりどりの原色の風景が広がっていた。[7] また、フェルーシアはフェルーシアンと呼ばれる知覚種族母星だった。彼らは地上で薬草のナイシリンを栽培し、家畜としてティー=マスを飼い慣らしていた。[9]

制作の舞台裏

ライアン・チャーチによる最初のスケッチ

フェルーシアは2005年公開の映画『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』のために制作された惑星である。本作のプリプロダクションの段階で、スター・ウォーズ6部作の最終章の脚本を練り直していたジョージ・ルーカス監督は、クローン戦争の最盛期をモンタージュ的に表現する7つの惑星をつくり出すようアート部門に指示した。当初『シスの復讐』のオープニングは、共和国クローン軍の攻撃にさらされた分離主義者の星々を素早く映し出していく、一種の戦争紀行となる予定だった。2002年10月、日光を浴びる巨大な繭のような植物と、下生えを進むAT-TEウォーカーが描かれた、奇妙な有機体の星(当時まだ名前は無かった)のイラストが制作された。[11] この最初のスケッチはコンセプト・デザイナーのライアン・チャーチによって描かれた。[2]

ライアン・チャーチは、フェルーシアは自身が手がけた惑星の中でもお気に入りのひとつだとしている。[12] 最初のスケッチはベトナムの風景を基にしているが、木の代わりに巨大なキノコの森が描かれた。[2] チャーチはミーティング前の午前3時に、ザ・ビートルズの歌『ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ』の歌詞の一節「黄色や緑のセロファンの花がきみの頭上で咲き乱れてる」をヒントにこのスケッチを描いたという。[2][12] フェルーシアの初期アートには他にも、海藻の惑星や、反重力のべたべたした物体を空中に放出する巨大な球根型植物を描いたものがあった。後者のアートは別の方向性に発展し、最終的にサルーカマイの原案となった。一方フェルーシアのデザインは、半透明に輝く巨大な食虫植物が加えられるなど、異質な光景へと発展した。こうして様々な要素が組み合わさった結果、最終的なフェルーシアの姿となった。[11]

フェルーシアのミニチュア・セット

2002年に複数のデザインが承認されたが[2]、最終的なデザインが固まる頃には、オープニングでクローン戦争をモンタージュ的に描くアイデアは廃案となり、代わりにオーダー66の場面でさまざまな惑星が映し出されることになっていた。脚本では、アイラ・セキュラが仲間のジェダイ・アディ・ガリアバリス・オフィーと一緒にフェルーシアにいることになっていたが、製作中にさらに変更が加えられ、最終的にフェルーシアの場面で登場するジェダイはアイラだけになった。[11]

外観や雰囲気の参考にするため、ILMモデル・ショップのアーティストたちがフェルーシアの自然環境の詳細な卓上セットを制作し、テクスチャや陰影、光がどのように半透明の天蓋を通過するかを研究した。このコンセプト・ジオラマには、遊び心でハズブロ社製のアイラ・セキュラのアクション・フィギュアが置かれた。ILMのデジタル・アーティストはこうした研究を基にフェルーシアをCGで描き出す作業に取り組んだ。フェルーシアのビジュアル上の重要な構成要素は、グミのような生態系(半透明の甲虫や幼虫、鳥類、植物)が存在し、それらが日光の透過によって変色していくことだった。ILMのレンダリング担当者は当時最新鋭の表面下散乱技術を駆使し、こうした物質を通過する光の効果を表現した。[11]

登場作品

参考資料

脚注

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 スター・ウォーズ:ギャラクティック・ディフェンス
  2. 2.00 2.01 2.02 2.03 2.04 2.05 2.06 2.07 2.08 2.09 2.10 2.11 2.12 2.13 Build the Millennium Falcon.png 週刊スター・ウォーズ ミレニアム・ファルコン 第21号 (銀河系ガイド:フェルーシア訪問)
  3. TCW mini logo.jpg クローン・ウォーズ失われた者
  4. スター・ウォーズ/フォースの覚醒 ビギナー・ゲーム
  5. 5.0 5.1 Collapse of the Republic
  6. 6.0 6.1 スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
  7. 7.0 7.1 StarWars-DatabankII.png Felucia - 公式データバンク
  8. TCW mini logo.jpg クローン・ウォーズ囚われのパダワン パート1
  9. 9.0 9.1 9.2 9.3 9.4 9.5 9.6 TCW mini logo.jpg クローン・ウォーズ七人の傭兵
  10. ターキン
  11. 11.0 11.1 11.2 11.3 Databank title.png Felucia - 旧データバンク (リンク無効; バックアップ)
  12. 12.0 12.1 TwitterLogo.svg @rchurchdesignライアン・チャーチ) - Twitter. “Felucia is easily one of my favorite planets I've worked on, here's the first sketch I can remember, was listening to Beatles' 'Lucy in the Sky' at 3 am the morning before a meeting, these are the 'cellophane flowers of yellow and green- towering over your head...'”
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