『フォースの覚醒前夜 ~ポー・レイ・フィン~』(原題:Before the Awakening)は2016年1月28日に講談社から発売されたジュニアノベル。映画『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』の前日譚で、フィン、レイ、ポー・ダメロンの3人を主役にした物語のアンソロジーになっている。原書は映画の公開日に出版された。
出版社による作品紹介[]
映画『スター・ウォーズ フォースの覚醒』がはじまる数ヶ月から数日前に、レイ、ポー、フィンの3人におきた出来事を描くアンソロジー。
~ポー~
反乱軍を両親に持つ天才パイロット・ポーは、パトロール中に突如ファースト・オーダーの大軍と遭遇。数的には劣勢でありながらも、巧みな操縦でファースト・オーダーのTIEファイターを撃墜し続けるが、ファースト・オーダーの卑劣な作戦に巻き込まれ、信頼する仲間のパイロットを一人失った。 しかし、新共和国の長官はファースト・オーダーの追跡を許してくれず、ポーは命令に背き、ひとりXウィングを飛ばして、ファースト・オーダーに奪われた貨物船の場所をつきとめた。基地に戻ってきた彼を待っていたのは、見知らぬイーマット大佐という男だった。
~レイ~
難破船だらけの惑星、ジャクーでたくましく生活している、廃品回収業者のレイ。ある日彼女は、嵐によって地表に現れた、完全な”船”を見つけた。一人で船を操縦可能な状態に戻そうとするレイが、同業者にみつかってしまい・・・・・・。
~フィン~
優秀なストームトルーパー訓練生FN-2187は、百発百中のブラスター技術と、類まれなリーダーシップにより、訓練を一手に受ける上官キャプテン・ファズマにも期待される逸材だった。しかし、彼は出来の悪いチームメンバーを、どうしても見捨てることができない。度重なる”仲間を重要視する”行動がファズマの目につき、問題視されるように……。
誤植、誤表記、誤訳など[]
- 本書ではカルアン・イーマットのレジスタンスにおける階級「Major」が「大佐」と訳されているが、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒 ビジュアル・ディクショナリー』で明らかになったレジスタンスの階級システムを考慮に入れると、「少佐」と訳すのが適当である。
- ※「少佐」と訳すと、中佐であるポー・ダメロンがイーマットやロノ・デソ(ポーの直属の上官で、イーマットと同じく Major)よりも階級が高くなってしまうため、この違和感を回避するため「大佐」と訳したものと思われる。
登場人物・用語[]
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人物 |
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動物
ドロイドの機種
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出来事
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地名
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組織と称号
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種族
乗物
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技術と武器
その他