フォース・ヴィジョン(Force vision)はフォースを通して未来を見る能力である。ジェダイやシスといったフォース感知者に備わっていた。未来は絶えず揺れ動いていたため、ヴィジョンの内容は必ずしも実現するとは限らなかった。
歴史[]
クローン戦争以前、ジェダイ・マスターのサイフォ=ディアスは銀河規模紛争を予見し、銀河共和国を守るための軍隊創設を唱えた。
“選ばれし者”であるアナキン・スカイウォーカーは、複数回にわたって睡眠中に極めて強烈なフォース・ヴィジョンを経験した。知られている限り、彼のヴィジョンはすべて現実のものとなった。[1][2] クローン戦争が勃発する直前、彼は母親のシミが苦しむヴィジョンを見た。シミは実際にタスケン・レイダーによって拷問を受けており、スカイウォーカーは彼女の死を防ぐことができなかった。[1] クローン戦争中、スカイウォーカーは妻のパドメ・アミダラが出産時に死ぬヴィジョンを見た。ヴィジョンの実現を阻止しようと必死になったスカイウォーカーは、シスの暗黒卿ダース・シディアスの策略にはまり、ダークサイドに転向した。結果として、スカイウォーカーの転向がアミダラを死に追いやることになった。[2]
また、スカイウォーカーはクローン戦争中に訪れた聖域モーティスでフォース使いのサンから強制的に未来のヴィジョンを見せられた。彼はこのヴィジョンでジェダイの虐殺やムスタファーの対決、オルデランの破壊といった未来の出来事や、黒いヘルメットを装着した未来の自分の姿を垣間見た。スカイウォーカーはこのヴィジョンに影響されて一時的にフォースのダークサイドに転向した。しかし、サンの父親であるファーザーがスカイウォーカーからヴィジョンの記憶を消し去り、ダークサイドから引き戻した。[3]
惑星ダゴバで修行中、ルーク・スカイウォーカーはフォースを通して友人のハン・ソロやレイア・オーガナが苦しむ姿を目にした。ジェダイ・マスター・ヨーダやオビ=ワン・ケノービの制止を振り切り、スカイウォーカーは友人を救うため修行を中断することに決めた。[4]
登場作品[]
参考資料[]
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック 増補改訂版
- スター・ウォーズ/フォースの覚醒 コンプリートガイド
- THE STAR WARS BOOK はるかなる銀河のサーガ 全記録