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「あれは艦隊の脅威です! 逃すわけにはいきません!」
ポー・ダメロン[出典]

<フルミナトリックス>(Fulminatrix)はモーデン・キャナディ艦長を務めたファースト・オーダー宇宙軍マンデイターIV級シージ・ドレッドノートである。惑星シールドをも貫通する強力な軌道機関砲を2基搭載していた。34 ABY、<フルミナトリックス>はレジスタンス掃討作戦に参加し、惑星ディカーの地上にあるレジスタンス基地を機関砲で破壊したが、レジスタンスの人員や宇宙船は既に施設から退避していた。レジスタンス・パイロットポー・ダメロン中佐T-70 Xウイング・スターファイターブラック・ワン>単機で<フルミナトリックス>に攻撃を仕掛け、後続のレジスタンス・ボマーのためにこの巨大軍艦の局所防衛砲台を破壊した。<フルミナトリックス>はTIEファイターを緊急発進させて迎撃に当たらせたが、唯一撃墜を免れたボマーコバルト・ハンマー>がドレッドノートの船体にプロトン爆弾を投下した。<フルミナトリックス>は敵の旗艦ラダス>に砲撃を行う直前で爆発し、破壊されてしまった。

特徴

「やつの攻撃は装甲を貫通しませんよ」
ゴネリル[出典]
Mandator IV-class Siege Dreadnought

<フルミナトリックス>

<フルミナトリックス>はクワット=エントラーラ・エンジニアリング社が製造した巨大なマンデイターIV級シージ・ドレッドノートの1隻で、マンデイター・ラインと呼ばれるシリーズの最新鋭艦である。三角形の船体の全長は7,669.71メートル(25,162.09フィート)を誇り[1]ファースト・オーダー宇宙軍の戦力を構成するリサージェント級スター・デストロイヤーの2倍を超えていた。<フルミナトリックス>は船体下面に軌道機関砲(オービタル・オートキャノン)を搭載しており[4]軌道爆撃によって惑星防衛シールドを貫通したり、敵主力艦をばらばらにすることができた。[2] また船体の上面には26基の局所防衛砲台が並んでおり[5]、機関砲が上空から砲撃の雨を降らせるあいだ、船体を敵スターファイターから防衛した。[2] <フルミナトリックス>はTIE/fo制宙戦闘機中隊を収容することができ、小型の標的の迎撃に当たらせることがあった。[9]

歴史

大型ドレッドノート

「キャナディ艦長にドレッドノートの準備をするよう伝えろ」
アーミテイジ・ハックス将軍[出典]

ファースト・オーダー艦隊のマンデイターIV級シージ・ドレッドノート<フルミナトリックス>は34 ABY以前に[7] クワット=エントラーラ・エンジニアリング社によって製造された。[1] 凄まじい火力を誇るこの巨大ドレッドノートの指揮権は、銀河帝国時代からのベテラン将校であるモーデン・キャナディ艦長に委ねられていた。しかしキャナディ艦長の部下であるクルーは彼の年齢の半分ほどの若者たちばかりで、戦争の経験もなく効率性に欠けており、キャナディは<フルミナトリックス>の破壊力にふさわしい乗組員ではないと考えていた。[2] <フルミナトリックス>の力はレジスタンスからも恐れられており、一部のレジスタンス・パイロットはこれらの軍艦をフリート・キラー(Fleet killer)とあだ名していた。[6]

レジスタンス掃討作戦

「オートキャノン充填完了」
「発射!」
スデイ・バスカスモーデン・キャナディ[出典]
Black One vs Fulminatrix

<フルミナトリックス>と対峙する<ブラック・ワン>

34 ABY[7]、レジスタンスがファースト・オーダーの超兵器スターキラー基地破壊することに成功した後、アーミテイジ・ハックス将軍は惑星ディカーにあるレジスタンス基地を破壊するため、艦隊を率いて報復攻撃に乗り出した。ファースト・オーダー軍イリーニウム星系に到着した時、レジスタンスは基地からの撤退活動の真っ只中だった。[6] ハックス将軍からレジスタンス基地への爆撃任務を任されていた<フルミナトリックス>は[10]、キャナディ艦長指揮のもと少し遅れてディカーの上空に到着した。[6] <フルミナトリックス>はすぐに2基の下部機関砲を旋回させ、ディカーの地表の、通信やエネルギー放出が多数検知された地点に狙いを定めた。ハックス将軍はスターファイターの出撃は不要だと命じていたが、キャナディ艦長は敵の攻撃に備えて<フルミナトリックス>の上部砲台を敵艦隊に向け、スターファイター中隊の出撃準備をしておくよう命じた。その際、スデイ・バスカス准士官はハックスの指令を引き合いに出して異を唱えたが、キャナディは自分が言ったのはあくまで出撃“準備”だと告げ、口答えした部下を黙らせた。[9]

そうこうしているうちに、レジスタンス・パイロットポー・ダメロン中佐が操縦するT-70 Xウイング・スターファイターブラック・ワン>がファースト・オーダー艦隊の前に姿を現し、リサージェント級スター・デストロイヤー<ファイナライザー>のブリッジにいるハックスに連絡をとった。ハックス将軍はダメロンの中身のない会話に惑わされ、攻撃態勢の<ブラック・ワン>が艦隊の間近まで接近するのを許すという大きな過ちを犯してしまった。ハックスがようやく攻撃を開始すると、ダメロンは加速ポッドを起動してスター・デストロイヤーを通り越し、<フルミナトリックス>に直接攻撃を仕掛けた。ダメロンの戦略は功を奏し、<フルミナトリックス>は小さすぎるXウイングに翻弄され、船体上面に設置された防衛砲台を次々と破壊されていった。ハックスから早く敵を撃墜するよう迫られたキャナディは、苛立ちながらTIEファイター中隊の出撃を命じた。[9]

Fulminatrix bridge explosion

<フルミナトリックス>の爆発

ダメロンはレジスタンス・ボマーによって構成されるコバルト中隊クリムゾン中隊に前進を命じた。レジスタンスのボマー部隊は味方の戦闘機に守られながら、巨大ドレッドノートへのアプローチを開始した。一方、キャナディは準備が整った軌道機関砲にディカーへの砲撃を命じ、レジスタンス基地を壊滅させた。その後、彼はレジスタンスの旗艦であるMC85スター・クルーザーラダス>を標的に捉えるよう部下に命じ、機関砲の最充填を開始した。その頃にはレジスタンス艦隊の撤収準備も整っていたが、ダメロンはレイア・オーガナ将軍の命令に逆らい、<フルミナトリックス>を破壊するため攻撃を続行した。[9] レジスタンス・ボマーは次々と撃墜されていき、爆弾投下直前まで進んだボマーが破壊されたTIEファイターのコックピットと激突した際、爆散した破片が最後の数機を巻き添えにしたため[6]、残ったボマーはペイジ・ティコの乗る<コバルト・ハンマー>1機となった。[9] ペイジは戦死した爆撃手ニックス・ジャードの代わりに爆薬ラックを起動し、大量のプロトン爆弾をドレッドノートに投下した。キャナディ艦長が<ラダス>への砲撃を命じた次の瞬間、<フルミナトリックス>は大爆発を起こして破壊され、クルーも艦と運命をともにした。[6]

ペイジと<コバルト・ハンマー>も爆発に巻き込まれ、<フルミナトリックス>と一緒に破壊された。ドレッドノートへの攻撃に参加していたレジスタンスの戦闘機はすぐさま艦隊と合流し、ハイパースペースへ逃げ去った。戦いが終わった後、最高指導者スノークはハックス将軍の失態に失望感をあらわにした。一方、ダメロンも命令に逆らってドレッドノート攻撃を敢行して大勢の仲間を失ったことを咎められ、オーガナ将軍から大尉への降格を言い渡された。[6]

登場エピソード

参考資料

脚注