Wookieepedia
Advertisement

「ジャンドランドの荒野で取れるブラック・メロンだ。殻を割ればミルクのような果汁がある。味はひどいが、飲んでも害はない」
オビ=ワン・ケノービ[出典]

ブラック・メロン(Black melon)は砂漠惑星タトゥイーンに生育した果物である。地中に埋まったこのメロンには分が含まれており、砂漠で暮らす原住民タスケン・レイダーたちの分補給源になっていた。ブラック・メロンには柔らかい皮に包まれたものと、のような外殻に包まれたものがあった。人間もブラック・メロンに含まれる水を飲むことができたが、ジェダイ・マスターオビ=ワン・ケノービによればひどい味であるという。しかしタスケンの部族と共に暮らした経験を持つボバ・フェットは、慣れてしまえば病みつきになると評した。

特徴[]

「はじめは慣れないだろうが、そのうちにきっと病みつきになる」
ボバ・フェット[出典]

ブラック・メロンは砂漠惑星タトゥイーンジャンドランド荒野[1] デューン・シーといった砂漠地帯に埋まっていた[2] 果物である。ヒビ割れた見た目の、硬い外殻に覆われた型のタイプと[1]、柔らかい皮に包まれた平らで丸いタイプがあった。[3] ブラック・メロンの中には[2]、“ミルク”と称される液体が含まれており、タトゥイーンの砂漠に暮らすタスケン・レイダーたちの貴重な水分供給源になっていた。人間が飲んでも害はないが、オビ=ワン・ケノービによるとひどい味であるという。[1] しかしボバ・フェットによるとこの水は回復を早める効果があり、慣れれば病みつきになるという。[4]

歴史[]

「俺にこれをどうしろって?」
「飲め」
「臭いぞ」
「助けが要るんだろ?」
「これを飲むくらいなら要らん」
コブ・ヴァンスディン・ジャリン[出典]
Black melon

卵型のブラック・メロンを持つオビ=ワン・ケノービ

タトゥイーンで隠遁生活を送っていたジェダイ・マスターのオビ=ワン・ケノービは、タスケン・レイダーがブラック・メロンを水の補給源にしていることを知っていた。11 BBY頃、タトゥイーンで大旱魃が発生し、人々がジャバ・ザ・ハット水分税に苦しめられたとき、ケノービはタトゥイーンの町の市場を訪れ、商人にブラック・メロンを売ろうとした。商人からはを売る気かと勘違いされたが、ケノービはこの果物にミルクが含まれていることを説明し、水分農夫たちにも教えてやるべきだと訴えた。しかしジャバの手下たちが町に現れたため商談は中断され、ケノービは住民を助けるためこっそりフォースを使ってしまい、自分の行動を後悔して隠遁生活に戻った。[1]

カークーンの大穴における戦いの後、サルラックの腹の中から何とか生還した賞金稼ぎボバ・フェットは、力尽きて倒れていたところをタスケン・レイダーの部族に捕まった。ある日、フェットはローディアン捕虜と一緒に砂漠へ連れ出され、地中に埋まっているブラック・メロンを素手で掘り出すようタスケンの子どもから命じられた。フェットは掘り当てたメロンの水を自分で飲んだが、すぐにタスケンの子どもに取り上げられた。タスケンはこのメロンの水をペットのマシフに与えた。その後、フェットとローディアンはメロンを採取していた時に地中から現れたタトゥイーン・サンド・エイプに襲撃された。ローディアンは命を落としたが、サンド・エイプを退治したフェットは、タスケンのキャンプに戻った際に部族長からブラック・メロンを与えられた。[2]

部族に迎え入れられたフェットは、デューン・シーを脅かしていたパイク・シンジケートリパルサートレインに対する攻撃を指揮し、タスケン・レイダーを勝利へ導いた。戦いが終わった後、フェットはパイクの生存者たちにアンカーヘッドまで砂漠を歩いて帰るよう命じ、1人につき1つブラック・メロンを与えた。[5] またフェットはのちに砂漠で倒れていた暗殺者フェネック・シャンドを救い、サイボーグ化の手術を受けさせた後、目を覚ました彼女にブラック・メロンを与えた。[4]

9 ABY[6]コブ・ヴァンス保安官はタトゥイーンの町モス・ペルゴを脅かすクレイト・ドラゴン退治するために、かつては敵対関係にあったタスケン・レイダーの部族と協力し合うことになった。しかしマンダロリアンディン・ジャリンと一緒にタスケンのキャンプを訪れた時、ヴァンスはタスケンから差し出されたブラック・メロンを飲むことを拒否した。過去の遺恨もあり、タスケンはブラック・メロンを飲まないことを侮辱行為とみなしたが、ヴァンスはメロンを投げ捨て、タスケンをさらに怒らせた。しかしジャリンが2人をなだめ、共通の敵であるドラゴンを倒すため協力するよう説得した。のちにドラゴンとの決戦に臨んだ際、ヴァンスは再びタスケンから差し出されたブラック・メロンを受け取り、中身を飲んだ。[3]

制作の舞台裏[]

ブラック・メロンは2015年7月29日に発売されたコミックスター・ウォーズ』シリーズ第7号『ベン・ケノービ老人の日誌より』(ジェイソン・アーロン作、シモーヌ・ビアンキ画)で初めて登場した。[1] 2020年には動画ストリーミング・サービス Disney+ で配信された『マンダロリアン』の『チャプター9:保安官』でブラック・メロンが実写化された。[3]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

Advertisement