ブリクサス(Blixus)は鋭い脚と触手を備え、体の半分が甲羅に覆われた希少なクリーチャーである。収集家たちが高値をつける貴重品だったが、同時に極めて危険な生き物でもあった。ブリクサスはサルラックやラスター、ヴィクサスと共通の祖先を持つ。
生態と特徴[]
ブリクサスは関節のある甲羅に覆われ、筋肉質な胴体から触手を生やした肉食クリーチャーである。[1] 肌は薄橙で目は黄色[2]、平均体高は6.48メートル、体長13.33メートル、横幅は5.67メートルあった。[1] 胴体部分と6本の脚がキチン質の甲羅で保護されており、鋭く尖った脚でアクレイ等の獣を貫くことができた。[3] しかしブリクサスの最も恐るべき特徴は筋肉質な5本の触手で[1]、平たい先端部分には吸盤があり[3]、その根本には鋭いトゲが生えていた。[2] ブリクサスはこの触手を使って食料となる獲物を捕まえ[3]、下腹部に隠れている[1] 巨大な空洞のような口へ運んだ。ブリクサスに捕まった獲物は口の上にある2本のハサミで引き裂かれ、鋭い歯が並んでいる口の中へと押し込まれた。[3]
ブリクサスはサルラックやラスター、ヴィクサスと共通の祖先を持つ。[4]
歴史[]
ブリクサスは非常に希少で、エキゾチックなペットや動物の戦利品を求める裕福な収集家が高値をつけた。[3]
クローン戦争中、分離主義勢力に属すザイゲリアンの奴隷商人ダーツ・ドナー司令官はブリクサスをペットとして所有し、YV-865オーロラ級貨物船<テコラ>に乗せていた。20 BBY、銀河共和国との戦いに敗れて惑星キロスから脱出することになった際、ドナーは<テコラ>に乗り込んできたジェダイ・ナイトのアナキン・スカイウォーカーとパダワン・アソーカ・タノにペットのブリクサスをけしかけた。しかしタノは脚に巻き付いた触手をライトセーバーで切断し、ブリクサスをスカイウォーカーに任せてドナーのもとへ急いだ。スカイウォーカーもセーバーで触手を1本断ち切ったが、狭い貨物室で攻撃をかわし切ることができず、再び捕まって口元へ運ばれた。しかし彼はセーバーを口の中に突き立て、ブリクサスを退治することに成功した。[2]
制作の舞台裏[]
ブリクサスはTVアニメ・シリーズ『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』シーズン4第11話『消えた植民者』に登場するクリーチャーである。アーティストのデヴィッド・ル・ミラーがデザインを手掛けた。
登場作品[]
参考資料[]
- スター・ウォーズ/フォースの覚醒 ビジュアル・ディクショナリー
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック 増補改訂版
- スター・ウォーズ:イウォークに食べられない方法、銀河サバイバル・スキル
- Blixus - エンサイクロペディア (バックアップ・リンク - Archive.org)
- Blixus - 公式データバンク
- Monsters of The Clone Wars: A Season Four Bestiary - StarWars.com (バックアップ - Archive.org)