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Atticon

この記事の題名はニックネームやコールサイン、別名、偽名です。

この記事は正式名称が明らかになっていない事柄を扱っています。

「かなり空気が淀んできたな」
「俺じゃなくてブーストのせいです。休暇の時しか風呂に入らない」
ウォルフシンカー[出典]

ブースト(Boost)は共和国グランド・アーミー第104大隊ウルフパックに配属されていたクローン・トルーパーのニックネーム。クローン戦争中、クローン・コマンダーウォルフジェダイ将軍プロ・クーンに仕えた。戦争の序盤、ウルフパックは分離主義勢力の新兵器<マレヴォランス>を追う共和国艦隊と行動を共にした。彼らはアブレガド星系で<マレヴォランス>と対峙したが、巨大なイオン・パルス砲で戦闘能力を完全に失い、なすすべもなく破壊されてしまった。ヴェネター級スター・デストロイヤートライアムファント>に乗り込んでいたブーストは、クーン将軍コマンダー・ウォルフ、シンカーと共に脱出ポッドで艦から退避した。彼らのポッドは救助の当てもなくデブリ帯の中を漂い続けた。グリーヴァス将軍が送り出したロケット・バトル・ドロイドを倒した後、ブーストたちはアナキン・スカイウォーカーアソーカ・タノG9リガー級軽貨物船トワイライト>によって発見された。

その後、ブーストとウルフパックはスカイウォーカー将軍、タノ、第501軍団と共にフェルーシアの戦いに参加した。ブースト、シンカー、コメットはタノが率いる部隊に加わり、防壁をよじ登って分離主義勢力前哨基地を制圧した。戦闘中、タノはトランドーシャンのハンター・ロ=ターレンにつかまり、衛星ワスカーへ連れ去られてしまった。ブーストたちはスカイウォーカーの命令で行方不明のパダワンを探したが、見つけることができなかった。

装甲服がフェイズIからフェイズIIタイプに変わった後、ウルフパックは地震に見舞われた惑星アリーンの支援作戦に赴いた。ブーストとシンカーはアリーンのメインフレーム・ステーションへ向かうアストロメク・ドロイドR2-D2に同伴し、共和国の機材を運び込んだ。R2-D2が救援用マニュアルのダウンロードを開始すると、ブーストは他の隊員と合流して原住民アリーナの救援活動を行った。ブーストたちが不在の間、R2-D2とプロトコル・ドロイドC-3POはアリーンの地下に潜って地震の原因を発見し、問題の解決に貢献した。しかしブーストたちはR2-D2とC-3POの活躍を知らないままアリーンから撤収し、“足手まとい”のドロイドに文句を言った。

経歴

生い立ち

クローン・トルーパー・“ブースト”はアウター・リム・テリトリーのはずれに位置する惑星カミーノで生み出された。彼は賞金稼ぎジャンゴ・フェットクローンで、銀河共和国のために戦う兵士として訓練を積んだ。共和国と独立星系連合の間にクローン戦争が勃発すると、ブーストは新設された共和国グランド・アーミーの一員となり、第104大隊ウルフパックに配属された。クローン・コマンダーCC-3636(ウォルフ)やジェダイ最高評議会メンバーのプロ・クーン将軍がこの大隊の指揮を執った。

<マレヴォランス>

「ただ酸素が切れるのを待つだけということですか」
「誰かが助けに来るさ。そうでしょう?」
―ブーストとシンカー[出典]

クローン戦争の序盤、分離主義勢力の新型兵器であるサブジュゲーター級重クルーザーマレヴォランス>が銀河系の各地で共和国艦隊を襲撃し、そのたび生存者を1人も残さない圧倒的な勝利を収めた。謎の新型兵器の正体を探るべく、クーン将軍は<トライアムファント>を含む3隻のヴェネター級スター・デストロイヤー艦隊を率いて追跡を開始した。ブーストとウルフパック部隊のメンバーはコマンダー・ウォルフやクーン将軍と共に旗艦<トライアムファント>に乗り込んだ。グリーヴァス将軍が指揮を執る<マレヴォランス>はアブレガド星系でクーンの艦隊を迎え撃ち、巨大なイオン・パルス砲スター・デストロイヤーの機能を停止させた。シールドハイパードライブも使えなくなった共和国艦隊は次々と<マレヴォランス>のレーザー砲破壊され、ブーストはクーン、ウォルフ、クローン・サージェントシンカーと共に救命ポッドに乗って<トライアムファント>から脱出した。

Koon Wolffe pod

救命ポッドに取り残されたブーストたち

共和国艦隊の残骸は赤色矮星アブレガドの軌道にデブリ帯を形成した。デブリの中を漂いながら救命ポッドのシステム復旧に勤めていた時、ブーストたちはポッド1977の遭難信号をキャッチする。ポッド1977はすぐ近くでドロック級ボーディング・シップロケット・バトル・ドロイドに襲われていたが、ブーストたちは成すすべなく見守ることしかできなかった。ポッドを破壊して乗員を宇宙空間に放り出した後、バトル・ドロイドはブーストたちの存在に気づいた。クーンの指示に従い、ブーストとシンカーはポッドの外に出てバトル・ドロイドを迎え撃った。クーンはライトセーバーでボーディング・シップの巨大な“爪”を切断し、トルーパーたちはロケット・バトル・ドロイドを一掃した。

一時的な脅威こそ排除したものの、次の敵が来るのが先か、酸素が切れるのが先か、ブーストたちに二重のタイムリミットが迫りつつあった。シンカーはクローン兵士のために救出チームが来るはずが無いと泣き言を言ったが、クーン将軍は最後まで希望を捨てなかった。実際、ジェダイ・ナイトアナキン・スカイウォーカーパダワンアソーカ・タノを乗せたG9リガー級軽貨物船トワイライト>が生存者を救出するためアブレガドに到着していた。タノはフォースを通じてクーンの存在に気づき、ブーストたちのポッドに駆け付けた。クローンたちは酸欠状態に陥っていたが体への深刻な影響はなく、医療ドロイドTB-2の治療を受けた。<トワイライト>は<マレヴォランス>のイオン砲を振り切り、ウルフパックの生存者を<レゾリュート>に連れ帰った。その後、<マレヴォランス>はスカイウォーカーらの活躍で破壊された。

フェルーシアの戦い

「コメット、シンカー、ブースト、登って!」
アソーカ・タノ[出典]

アブレガド星系の戦いの後、マスター・プロ・クーンはウルフパックを率いてフェルーシア戦いに参加した。スカイウォーカー、コマンダー・タノ、クローン・キャプテンレックスもウルフパックと共にフェルーシアの作戦を遂行した。クーンとスカイウォーカー将軍はグリーヴァスが増援部隊を配備したばかりの分離主義勢力前哨基地に接近し、3隊に分かれて攻撃を開始した。ブースト、シンカー、コメット伍長はタノの部隊に配属され、ブラスターアセンション・ケーブルを使って基地の防壁をよじ登った。施設内に潜入したトルーパーたちはB1バトル・ドロイドDSD1ドワーフ・スパイダー・ドロイドをすばやく破壊し、あっという間に前哨基地を制圧する。しかし、スカイウォーカーはパダワン・タノが忽然と姿を消していることに気づいた。彼女はクローン兵が防壁を登った直後、トランドーシャンのハンター・ロ=ターレンに捕まり、拉致されていたのである。ブーストたちはスカイウォーカーに命じられて付近一帯を捜索したが、パダワンはどこにも見つからなかった。スカイウォーカーはクーンに説得され、タノを発見できないままフェルーシアを後にした。その後、トランドーシャンによって衛星ワスカーへ運ばれていたタノは、ウーキーの助けを借りて自力で脱出し、マスターのもとへ戻った。

アリーン支援作戦

「また地震か? ここへ来たのはマズかったな」
「俺もそんな気がしてきた」
―シンカーとブースト[出典]
Aleenmainframestation-MM

アリーンのメインフレーム・ステーションでシステム復旧に務めるブーストたち

アクラメイター級汎銀河軍事用アサルト・シップに乗ってクワイルーラ星系の戦場へ向かう途中、ウルフパックは大地震に見舞われた惑星アリーンに立ち寄り、原住民アリーナの救援活動を行うよう命じられた。ブーストたちはクローン・トルーパー・パイロットウォートホッグが操縦するLAAT/iガンシッププロズ・ブロス>で地上に降下した。その際、ブーストは原住民との通訳係としてガンシップに乗り込んだお喋りなプロトコル・ドロイドC-3POを“金ピカ”と呼んでからかった。地上でマンチュッチョの友好的な歓迎を受けた後、ブーストとシンカーはアストロメク・ドロイドR2-D2に同伴してアリーンのメインフレーム・ステーションへ向かった。このR2ユニットには故障したコンピューターの再起動用プログラムや機器の使用方法がアップロードされていた。メインフレーム・ステーションの入口は瓦礫で塞がっていたが、ブーストはブラスター・ライフルを使って障害物を破壊した。

R2-D2がダウンロードを開始した後、ブーストとシンカーはコマンダー・ウォルフの命令で本隊へ戻り、キャンプの設営を手伝った。ブーストが去った後、R2-D2とC-3POは与えられた仕事を終えたが、すぐには船に戻らず、アリーナに誘われて封印の地へ向かった。アリーンの地下にはオーフニキンダロー種族の社会があったが、地上の空気は彼らにとって有害だったため、封印の地にある巨大なトンネルを閉じておく必要があった。しかし封印が破られて有害な空気が地下に流入し、オーフニが空気を押し返そうとしたため地上で地震が発生したのである。C-3POとR2-D2は封印を閉じて問題を解決したが、彼らの冒険を知らないブーストたちは、ドロイドの遅刻に苛立った。救援任務を終えてアリーンから撤収した時、ブーストたちは訳の分からないことを喋り続けるC-3POを冷ややかな目で見守った。

個性と特徴

「おい、ブースト! 瓦礫の下敷きになりたいのか?」
「心配しすぎだ」
―シンカーとブースト[出典]

他のクローン・トルーパーと同様、ブーストの身長は1.83メートルで、茶色の目を持ち、肌は褐色だった。ブーストは黒い髪を赤く染め、大部分を剃り落として頭頂部にふたつのストライプをつくっていた。アブレガドの戦いで脱出ポッドに取り残された時、ブーストは修理に取り組みながら他のクローンと口論した。ポッド内の空気が淀んできたとき、シンカーは休暇の時しか風呂に入らないブーストが原因だと冗談を言った。アリーンで支援任務を行った時、ブーストはメインフレーム・ステーションの入口を塞いでいる瓦礫をブラスターで破壊したが、シンカーは瓦礫が崩れて生き埋めになってしまうのではないかと心配した。また、ブーストたちはC-3POとR2-D2を足手まといとみなし、早く彼らを別の者に預けたいと考えていた。

装備

アブレガドの戦いやフェルーシアの任務に参加した時、ブーストはフェイズIクローン・トルーパー・アーマーを身に着け、DC-15Aブラスターを装備していた。彼はフェルーシアでグラップリング・フックを使用した。ウルフパックの隊員は装甲服にオオカミのシンボルマークを入れている者が多く、ブーストもヘルメットにオオカミの顔が描かれていた。アリーンの任務に参加した頃、ブーストは他の大半のトルーパーと同じように新型のフェイズIIクローン・トルーパー・アーマーを着用していた。ブーストのヘルメットには他のウルフパック部隊隊員と同じ灰色のオオカミが描かれていたが、バイザーの下にギザギザ模様が入っていたため、他の隊員と見分けがついた。

登場エピソード

Sinker Boost Armor

シンカー(左)とブースト(右)のフェイズIIアーマー。ダレン・マーシャルによるコンセプト・アート

参考資料

他言語版