- 「ドロイドに頼りすぎるとどうなるか見たろ?」
- ―ディン・ジャリン[出典]
新共和国時代、マンダロリアンのボ=カターン・クライズはアックス・ウォーヴス率いる傭兵艦隊を再び指揮下に引き入れるため、ディン・ジャリンとともに惑星プラジール15を訪れた。ウォーヴスの艦隊はもともとボ=カターンが惑星マンダロアを奪還するため集めた戦力だったが、ボ=カターンの失脚後に傭兵に転向し、プラジール15政府に自衛部隊として雇われていた。プラジール15に到着したボ=カターンとジャリンは、まずこの惑星の指導者である女公爵とキャプテン・ボンバルディエのパーティに招かれた。女公爵たちは2人が自衛部隊と面会することを許可する代わりに、プラジールの住民を悩ませているドロイド問題を調査してほしいと頼んだ。プラジールでは市民生活を支える労働力として大量の再プログラム済ドロイドが活用されていたが、この頃は不具合が頻発し、暴走して市民に危害を及ぼす個体も現れて社会問題化していたのである。
ボ=カターンとジャリンはやむを得ずプラジール15王室の頼みを引き受け、セキュリティ・オフィスの保安責任者ヘルゲイト長官やメンテナンス・レベルのアグノート技術者らから聞き取り調査を行った。2人は荷積みドックで不具合を起こしているB2スーパー・バトル・ドロイドを特定し、このユニットから手に入れたスパーク・パッドを手掛かりにドロイド専門の酒場“ザ・レジスター”へ行き着いた。研究職員による検査の結果、ザ・レジスターで提供されている潤滑剤のネペンセに、悪意のあるプログラムをばらまくナノ・ドロイドが混入されていることが明らかとなった。ボ=カターンとジャリンはヘルゲイト長官が事件の首謀者だったことを突き止め、彼の身柄を拘束して女公爵のもとへ連行した。長官はパラクアットの月への追放を言い渡され、ジャリンとボ=カターンは女公爵からプラジールの鍵を授与された。またジャリンと行動を共にしていたグローグーも、古代独立摂政騎士団の騎士の称号を与えられた。
“マンダロリアン駐屯部隊”との面会を許されたボ=カターンとジャリンは、プラジールのドーム都市の外の着陸場でウォーヴスらと対峙した。ボ=カターンは指揮権を取り戻すためにウォーヴスに対決を挑み、勝利を収めた。その際、マンダロリアンの指導者の象徴であるダークセーバーがジャリンからボ=カターンに受け渡された。ボ=カターンは少し前に惑星マンダロアでジャリンを救うためこの武器で敵を倒したことがあり、ダークセーバーを正当に所持するために必要な“戦いで勝ち取る”という条件を満たしたものと判断された。ボ=カターンは再びマンダロリアンの指導者として認められ、マンダロア奪回に向けてチルドレン・オブ・ザ・ウォッチ派閥と合流すべく、艦隊の針路をネヴァロにとった。
登場作品[]
マンダロリアン – チャプター22:傭兵 (初登場)