- 「フォリーは帝国が進出する前から、ほとんどの人にとって危険だった!」
- ―探鉱者[出典]
プロスペクターズ・フォリー(Prospector's Folly)はアウター・リム・テリトリーの惑星コーボーに存在した山。コーボー山脈を構成し、ランブラーズ・リーチ渓谷や玄武岩の森の近くにあった。地名は“探鉱者の愚行”を意味し、危険な場所であるにもかかわらず、一獲千金を夢見るプライオライト探鉱者たちが大勢集まることで知られた。
概要[]
プロスペクターズ・フォリーはランブラーズ・リーチ渓谷を見渡すコーボー山脈の一角をなした。地名は“探鉱者の愚行”を意味し、プライオライトを求める大勢の探鉱者が山の頂上部を目指して命を落としたことに由来していた。探鉱者たちが山に集まった結果、“霧中の広がり”やマウンテン・アセントと呼ばれる頂上部付近の地域には、小さいが機能的な小屋が立ち並ぶようになった。また山の各地に探鉱用のリフトや各種テクノロジーが設置された。例えば霧中の広がりには、小さなパルスを利用してプライオライト鉱床などの小さな物体の位置を特定する振動探知機が持ち込まれた。またマール洞窟には探鉱者たちが使う貯水タンクが設置された。[1]
歴史[]
ハイ・リパブリック時代、プロスペクターズ・フォリーにはジェダイ・オーダーの瞑想場のひとつである“孤立の間”が設置された。またフォリーの尾根サミット・リッジの先には、“山の観測所”の別名でも知られるコーボー観測所が配置されていた。この施設には、ジェダイや銀河共和国がコーボー深淵を探索する際に使用したイオン・ビームの投射アンテナが搭載されていた。コーボー星系がハイパースペース大災害の“出現”に見舞われた後、フォリーのハイ・リパブリック施設は放棄された。[1]
9 BBY以前のある時、シャナとその相棒が金儲けのためにプロスペクターズ・フォリーの山頂部を目指した。シャナがフットヒルの滝で足を滑らせて危険な目に遭ったにもかかわらず、2人は旅を諦めなかった。しかし2人は霧中の広がりの洞窟でモーグーと遭遇し、シャナはこの獣の襲撃の犠牲となった。シャナの相棒は独りで旅を続け、なんとかサミット・リッジに辿り着いたものの、疲労困憊のすえに息絶えてしまった。彼女たちの死体は9 BBY当時も山に遺されていた。[1]
帝国時代、プロスペクターズ・フォリーには銀河帝国の基地である帝国軍ポスト8L-055が設置された。帝国軍が進出したことにより、プロスペクターズ・フォリーにはあまり探鉱者が寄り付かなくなった。9 BBY、ハイ・リパブリック時代のジェダイ・ナイト・ダガン・ゲラが再台頭し、地元の盗賊団ベッドラム・レイダーの指揮権を握った際、帝国軍とレイダーの対立が激化した。レイダーと帝国軍はコーボー観測所やプロスペクターズ・フォリーで衝突し、山の周辺では苛烈なスターファイター戦が展開された。[1]
戦いのさなか、ジェダイ・ナイトのカル・ケスティスとBD-1はダガンを止めるためにフォリーを登って観測所を目指し、その過程で帝国軍のストームトルーパーやKXシリーズ・セキュリティ・ドロイド、パージ・トルーパーと戦闘を繰り広げた。山頂付近にて、カルは墜落したラムダ級T-4aシャトルを発見し、船内から回収したエレクトロ・ダーツをBD-1に装備させた。その後、カルとBD-1は帝国軍ポスト8L-055を制圧し、スカウト・トルーパーのリックと戦った。最終的にカルは帝国との戦いを乗り越え、サミット・リッジを通過して観測所に辿り着いた。[1]
登場作品[]
- Star Wars ジェダイ:サバイバー (初登場)