プロトン爆弾(Proton bomb)は近距離において絶大な威力を誇る標準的な爆発武器。BTL-A4 YウイングやTIE/saボマーといった爆撃機に搭載され、主力艦などの標的に対する爆撃に用いられた。[1] レジスタンスのMG-100スターフォートレスSF-17は1,048発ものプロトン爆弾を収容することができた。プロトン爆弾には球状のものと[2] 円筒形のものがあり[3]、後者は独立星系連合のJ-1プロトン砲に装填することができた。[4]
歴史[]
クローン戦争中、独立星系連合のハイエナ級ボマーにプロトン爆弾が搭載されていた。[5] この兵器はクリストフシスの戦いや[6] ライロスの戦いで使用された。またライロスでは円筒形のプロトン爆弾を弾丸として装填するJ-1プロトン砲が地上戦で使用された。[4] 銀河共和国のBTL-B Yウイング・スターファイター/ボマーもプロトン爆弾を搭載可能だった。[5]
2 BBY、フェニックス戦隊に属すスペクターズ反乱分子はプロトン爆弾を始めとする兵器類を確保するため、惑星アガマーにある分離主義勢力補給船の残骸を訪れた。しかし補給船ではスーパー・タクティカル・ドロイドのカラーニ率いる分離主義勢力の残党が活動を続けていた。反乱者のエズラ・ブリッジャーはカラーニと取引し、プロトン爆弾をかけて分離主義勢力のバトル・ドロイドたちと戦いを繰り広げることになった。ところが戦闘中に帝国軍が現れたため、両勢力は共通の敵と戦うため力を合わせることになった。彼らはプロトン爆弾を使って帝国のAT-AT/Pウォーカーを破壊し、アガマーから脱出するチャンスを作った。[3]
同年、犯罪者アズモリガンと海賊ホンドー・オナカーたちは、大量のお宝とプロトン爆弾を強奪するため銀河帝国のクラス4コンテナ輸送船を襲撃した。輸送船はイオン機雷でダメージを負い、帝国のクルーはこの船を放棄した。しかし輸送船がガス巨星ウィンカースーの嵐に捕まってしまい、アズモリガンとオナカーは船内にいる仲間のメルチたちを置き去りにしていったん退却した。その後、彼らは知り合いであるスペクターズの反乱者たちに助けを求め、ウィンカースーに戻った。彼らはDTシリーズ・セントリー・ドロイドとの戦闘をしのいで何とか船の貨物室からプロトン爆弾と宝箱を回収した。事前にかわした約束通り反乱者たちはプロトン爆弾を引き取り、オナカーは宝箱を取ったが、箱の中に入っていたのはメルチだった。[7]
1 BBY、帝国の超兵器である初代デス・スターが衛星ジェダの聖都を砲撃した際、少し離れた場所にあるカデラ地下墓地の牢獄に入れられていたベイズ・マルバスは、建物が揺れるのを見て近くでプロトン爆弾が爆発したのかと勘違いした。[8]
銀河内戦でも、銀河帝国と[1] 反乱同盟[9] および新共和国の両勢力がプロトン爆弾を使用した。[1] 反乱軍のBTL-A4 Yウイングはアラキッド・インダストリーズ社が製造したフレックス・チューブ・プロトン魚雷発射装置にプロトン爆弾を装填した。この発射装置はプロトン爆弾だけでなくプロトン魚雷や震盪ミサイル、クラスター・ミサイルなど、各種弾頭を装填することができた。[9]
主なプロトン爆弾[]
主なプロトン爆弾製造企業[]
登場作品[]
参考資料[]
- スター・ウォーズ:銀河系の宇宙船
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- STAR WARS GEEKTIONARY THE GALAXY FROM A to Z
- スター・ウォーズ 最後のジェダイ ビジュアル・ディクショナリー
- スター・ウォーズ/最後のジェダイ クロス・セクション
- 最後のジェダイ:ボマー・コマンド
- スター・ウォーズ ビークルのすべて
- スター・ウォーズ ビジュアル・ディクショナリー新完全版
- TIEファイター オーナーズ・ワークショップ・マニュアル
- 反乱軍スターファイター オーナーズ・ワークショップ・マニュアル
- スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け ビジュアル・ディクショナリー&クロスセクション
- Proton bomb - 公式データバンク