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「ベッドラム・レイダーを裏切ったらどうなるか今から教えてやる!」
ターグルに対し、レイヴィス[出典]

ベッドラム・レイダー(Bedlam Raiders)は帝国時代アウター・リム惑星コーボーを中心に活動した盗賊集団。ゲンダイ種族の首領レイヴィスが、もともとコーボーに点在していた盗賊団を束ねて結成した。レイヴィス率いる盗賊団の当初の活動目的は、ハイ・リパブリック時代から眠り続けているジェダイ・ナイトダガン・ゲラを復活させることだった。ダガンが目覚めた後、ベッドラム・レイダーは彼の指揮下に入り、隠された星タナローへの渡航手段をめぐってジェダイカル・ケスティス率いるクルー対立した。

概要[]

「レイダーは、ここで何を?」
「いつも通り、この星で生き抜こうとしてる我々一般人から金品を強奪するんだ」
カル・ケスティス探鉱者[出典]

ゲンダイの戦士レイヴィスの指揮のもと、ベッドラム・レイダーの盗賊たちは厳格な戦士の規範に従っていた。この規範では自由の探索が奨励されており、服従よりもが望ましいとされていた。規範は必ずしも完全に遵守されているわけではなかったが、それでもレイヴィスが非正規部隊を統一するうえでの拘束力となっていた。ベッドラム・レイダーは惑星コーボーを徘徊し、不法侵入者とみなした相手を容赦なく攻撃した。9 BBY当時、ドレッジャー・ゴージはレイダーの縄張りとなっており、不幸なプライオライト探鉱者たちが大勢彼らの手にかかって命を落としていた。レイダーは玄武岩の森にも進出していたが、ここでは銀河帝国との縄張り争いが繰り広げられた。また彼らの活動範囲はコーボーの衛星である“砕かれた月”にも及んでいた。[1]

Turgle and Zeik

レイダーの古参兵ズィークとバトル・ドロイド

ベッドラム・レイダーはコーボーの沼地ヴィシッド・ボグに放棄されたルクレハルク級バトルシッププライマシー>を拠点とし、このコア・シップの残骸に残されていた旧分離主義勢力バトル・ドロイドを戦力として使用した。ベッドラム・レイダーは赤や白に塗装されたB1バトル・ドロイドB2スーパー・バトル・ドロイドBXシリーズ・ドロイド・コマンドードロイデカIG-100マグナガードヴァルチャー・ドロイドといったクローン戦争期のドロイドを再利用し、LAAT/iガンシップHMPドロイド・ガンシップ輸送船として活用した。[1]

ベッドラム・レイダーの歩兵はエレクトロスタッフなどの武器で武装していた。レイダーが形成される前から犯罪や戦いに身を投じていたベテランの盗賊たちは、その経験と技術に見合うだけの装備を与えられており、突起付きのエレクトロスタッフやジェットパックを使いこなした。ウルゴストをはじめとする“スマッシャー”たちはエレクトロハンマーを使用した。またレイヴィスは、過去にジェダイから奪った記念品のライトセーバーを最も優秀で忠実な副官たちに与えていた。[1]

歴史[]

「レイヴィス様は理解している。だから従う。誰もがな」
―ベッドラム・レイダー[出典]

かつてジェダイ・ナイトダガン・ゲラに仕えたゲンダイ種族の戦士レイヴィスは、ジェダイ・オーダー崩壊した後に長い監獄生活から自由になり、ダガンを復活させるために活動を開始した。彼は惑星コーボーに点在する盗賊集団をまとめてベッドラム・レイダーを結成し、盗賊活動を展開するかたわら、ダガンを復活させるのに必要な装置コーボー・チューナーを長年にわたって捜索した。[1]

Dagan and Rayvis

ダガン・ゲラとレイヴィス

9 BBY、コーボーのランブラーズ・リーチ村にあるパイルーン・サルーン酒場にて、住民ターグルがレイヴィスにチューナーの取引を持ち掛けた。レイヴィスはこの品が偽物と分かると激怒し、部下ズィークにターグルを殺すよう命じた。しかし村に到着したばかりのジェダイ・ナイト、カル・ケスティスが間に割って入ってターグルを逃がし、対決のすえズィークを殺した。レイヴィスは本物のジェダイを久しぶりに見れたことに満足し、この時はこれ以上の対立を避けた。ほどなくして、カルは独自の任務で“森のアンテナ”に行きつき、リハビリテーション・ウイングで眠っていたダガンを解放した。ダークサイドに転向していたダガンはカルと対立し、駆け付けたレイヴィスやベッドラム・レイダーたちと合流した。[1]

以降、レイヴィスとベッドラム・レイダーはダガンの指揮下に入り、コーボー深淵の先にある隠された星タナローへ航行するための手段を探し求めた。一方、カルとその仲間たちもタナローを探求し、コーボーの中央邸宅や、砕かれた月のハイ・リパブリック衛星施設といった各地でレイダーと衝突した。レイダーはパイルーン・サルーン酒場で保護されていたハイ・リパブリック時代のドロイドZN-A4を誘拐したが、カルはボード・アクーナと協力して<プライマシー>からZN-A4を救出した。その後、カルは砕かれた月における対決でレイヴィスを殺し、最後の深淵コンパスのありかを聞き出した。カルとボードはコーボー観測所でダガンを倒してコンパスを確保すると同時に、ベッドラム・レイダーとの戦いに決着をつけた。[1]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

  1. 1.00 1.01 1.02 1.03 1.04 1.05 1.06 1.07 1.08 1.09 1.10 1.11 1.12 1.13 1.14 Star Wars ジェダイ:サバイバー
  2. StarWars.com Star Wars Jedi: Survivor - StarWars.com (アーカイブ)によると『Star Wars ジェダイ:サバイバー』は前作『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー』の5年後の物語である。『スター・ウォーズ タイムライン』によれば『フォールン・オーダー』の時系列は14 BBYであるため、『サバイバー』の時系列は9 BBYということになる。