Fandom


「オビ=ワンという名前の人は知らないけれど、ベン老人ならデューン・シーのはずれに住んでるよ。風変わりな、隠者みたいな老人さ」
ルーク・スカイウォーカー[出典]

ベン・ケノービの家(Ben Kenobi's home)、あるいはオビ=ワンの家(Obi-Wan's House)は、ジェダイ・マスターオビ=ワン・ケノービが“ベン”という名前を名乗って惑星タトゥイーンで隠遁生活を送っていた頃に暮らしていた住居である。放棄された水分試掘者の家を再利用したもので、西部デューン・シーに取り囲まれたジャンドランド荒野の断崖に建てられていた。最も近いベスティンで、ラーズ農場からは136キロメートルの距離にあった。ケノービはクローン戦争終結後にこの家に住みつき、ラーズ家の養子であるルーク・スカイウォーカーの成長を影から見守った。またケノービがクワイ=ガン・ジン霊体との交信方法を学んだのもこの家だった。

0 BBY、ケノービは家にやってきたルークに、彼の父親アナキン・スカイウォーカーの物だったライトセーバーを与え、銀河帝国との戦いに加わるため共にタトゥイーンから旅立った。その後ケノービはデス・スターで命を落としたため、タトゥイーンの家に戻ることはなかったが、のちにルークはジェダイ修行のヒントになるものを求めてベンの家を再訪した。その際ルークはシス卿ダース・ヴェイダーに雇われた賞金稼ぎボバ・フェットとの対決をしのぎ、『ベン・ケノービの日誌』を手に入れて住居を後にした。その後、ヴェイダーとドクターチェリ・ローナ・アフラもルークの足取りを調査するためベンの家を訪れた。

特徴

「ありゃあケノービってうイカれた爺のだ。世捨て人さ、心配はいらねぇ」
ジャバ・ザ・ハットの手下[出典]
ITW Bens hut

ベンの家の全容

ジェダイ・マスターオビ=ワン・“ベン”・ケノービが隠遁生活を送った家は、アウター・リム・テリトリー砂漠惑星タトゥイーンにあり、ジャンドランド荒野の人里離れた絶壁の上に建ち、周囲には西部デューン・シーが広がっていた。[2] この家は本来、タトゥイーンの開拓地に点在する水分農夫たちの住居のひとつであり[3]水分試掘者によって建てられたものだった。[2] 水分農夫は夜間にできるだけ多くの結露が採取できる地域を選んで家を建てるが、過酷な季節を一度経験すると、みな安全で人口の多い地域へ戻っていくものであり、ベンの家もそのようにして空き家となった。[3]

ベンの家は高い防壁性を持つ洞穴を利用して造られており、起きする部屋がひとつあるだけの簡素な住居だった。タトゥイーンで典型的にみられるポアストーン製のドーム型屋根を持ち、ドーム部の中にかつての居住者が設置した非効率的な冷却ユニットが内臓されており、真下にある居住スペースに冷気を提供していた。居住スペースにはテーブルと椅子、ベッドにもなるカウチが配置され、床にはジャーバの敷物が敷かれていた。またこの部屋には調理と暖房に使うストーブや、真空密閉チェストが置かれていた。ベンはこのチェストにジェダイ・ナイトアナキン・スカイウォーカーライトセーバーを保管していた。またベンは部屋の隅にある台にタトゥイーンの先史時代の発掘品を飾っていた。[3]

住居のドアはプラスチールでできており、ベンは玄関の壁にジェダイローブタスケン・レイダーの儀礼用の刀などをかけていた。また彼は玄関の奥のスペースに引っ掛け鍵や旧式ライフル、縄やフックなどの道具を保管していた。玄関の真向かいにはリフレッシュ・ステーションがあり、上には換気用の煙突があった。玄関の奥のスペースの床には、地下の穴蔵に続く落とし戸が隠されていた。床岩から切り出された階段を降りると、光るに照らされたベンの作業スペースと、天然の貯蔵庫があった。ここには水を貯めるタンクと、乾燥した果物や肉、野菜を吊るすパントリーがあった。作業台はくず鉄を組み合わせて造られており、作業用の回転椅子も宇宙船の加速椅子が流用されていた。作業台の下にはサバイバル装備や非常食が入ったバックパックが収納され、台の隣りにあるキーパッド式金庫には、ライトセーバーの作り方などが書かれた日誌が保管されていた。[3]

ベンの家から最も近い都市ベスティン[3]ラーズ家農場との距離は136キロメートルだった。[4] またベンの家の隣には、性能の良くない水分凝結機が設置されていた。[3]

歴史

ジェダイの隠遁者

「デューン・シーの外れに住む変わり者のベン老人。近くにいるのはウォンプ・ラットとタスケン・レイダーだけだ。忘れられたベン老人。単なる残骸だ」
オビ=ワン・ケノービの日誌より[出典]

19 BBY[5] クローン戦争終結し、ジェダイ・オーダー壊滅した後、オビ=ワン・ケノービは赤ん坊のルーク・スカイウォーカーを連れてタトゥイーンにやってきた。ルークの父親であるアナキン・スカイウォーカーがフォースのダークサイドに堕ちてシス卿ダース・ヴェイダー”となってしまっため、ケノービはヴェイダーが決して寄り付かないであろう母星のタトゥイーンにルークを隠すことに決めたのである。ケノービはヴェイダーの親戚であるオーウェンベルー・ホワイトサン・ラーズ夫妻に赤ん坊のルークを託した後[6]、ジャンドランド荒野にあった水分農夫の廃屋を自身の住居に定めた。[3] ケノービは隠遁生活を送りながらルークの成長を見守り、フォースの霊体となったジェダイ・マスター・クワイ=ガン・ジンと交信する方法をこの家で学んだ。[7]

Owen confronts Kenobi

ベンの家を訪れ、不満を言うオーウェン・ラーズ

隠遁後、ケノービはほとんどの日々を瞑想したり、住居の周囲に広がる々の過酷な環境を散策するなどして過ごした。彼は家の地下にある作業台で作った機械類をジャワと物々交換し、食べ物や部品を手に入れていた。彼はビークルを所有していなかったが、しばしばジャワのサンドクローラーに同乗して、食べ物を買うためにモス・アイズリー宇宙港を訪れた。ケノービはジャワ以外にほとんど誰とも会うことがなく、魔法使いという噂がたっていたため、多くのジャワと一部のタスケン・レイダーが彼のことを避けていた。また中には恐怖心から、彼を崇めて献上の品を差し出す者もいた。[3]

ケノービはしばしば家を離れ、水分税の徴収にやってくる犯罪王ジャバ・ザ・ハットの手下や、タスケン・レイダーの盗賊からラーズ家を守っていた。11 BBY、幼いルークがジャバの手下たちに取り囲まれた時、自分の家にいたケノービはフォースで異変を察知し、現場に急行した。彼はルークにも正体を知られないように配慮しながら悪党たちを撃退し、気絶したルークをラーズ農場の玄関に送り届けた後、自分の家に戻った。10 BBY、ルークがベガーズ・キャニオンを飛んでいたときにT-16スカイホッパーを故障させてしまった後、ケノービはジャワと取り引きし、彼らを悩ませていたタスケンを撃退する代わりに、スカイホッパーの修理部品をルークのもとへ届けさせた。しかしオーウェンはジャワの贈り物にケノービが関係していることに気づき、修理部品を持って彼の家を訪ねた。オーウェンはケノービに部品を突っ返し、これ以上自分の家族に関わらないでほしいと告げた。[8]

ルークの訪問

「君の父親のライトセーバーだ。これはジェダイ・ナイトの武器で、ブラスターのように不格好でもないし、あたりはずれもない。もっと文明的な時代がもたらしたエレガントな武器だ」
―ルーク・スカイウォーカーに対し、オビ=ワン・ケノービ[出典]
Lukesaberanh

父親のライトセーバーを起動するルーク

0 BBY[5]、オーウェン・ラーズはジャワの行商人からアストロメク・ドロイドR2-D2プロトコル・ドロイドC-3POを購入した。オーウェンは知らなかったが、このドロイドプリンセスレイア・オーガナがケノービにメッセージを届けるために派遣した使いだった。R2-D2がひとりで勝手にベンの家へ向かったため、ルークとC-3POはランドスピーダーでその後を追い、ジャンドランド荒地でアストロメク・ドロイドに追いついた。彼らはこの峡谷でタスケン・レイダーに襲われたが、ケノービが駆けつけて敵を追い払い、ルークとドロイドを家に案内した。[1]

家に到着すると、ケノービはルークの父親がクローン戦争で活躍したジェダイ・ナイトであるという、オーウェンが秘密にしていた真実をルークに教えた。またケノービは保管していたアナキンのライトセーバーをその息子に与えた。しかし彼はアナキンがダークサイドに転向したことは伏せ、“アナキンはダース・ヴェイダーによって殺された”と嘘をついた。その後、レイアのホログラム・メッセージを確認したケノービは、レイアの故郷オルデランへの旅にルークを誘い、彼はこれからジェダイとしてフォースの訓練を積むことになると告げた。はじめルークは誘いを拒否し、代わりにケノービをアンカーヘッドまで送ると申し出た。しかしケノービとともに家から出発した後、ルークは育ての親が帝国軍に殺されたことを知り、タトゥイーンを離れることを決意した。結局ケノービとルークは家に戻らず、そのままモス・アイズリー宇宙港へ向かい、タトゥイーンから旅立った。[1]

ベンの死後

Blue Glass Arrow こちらの記事も参照: ベン・ケノービの家の対決
「ベンの家はもうすぐだ。何があるか見当もつかない。空振りかもしれないけれど、他にあてもないしな。フォースやジェダイについて知ってるのは、ベンから聞いた事だけだ。彼はもういないけど…まだ何か伝えたがってるみたいな気がするんだよ」
―R2-D2に対し、ルーク・スカイウォーカー[出典]
Boba Fett vs Luke Skywalker

ベンの家でルークを追い詰めるボバ・フェット

タトゥイーンから旅立った後、ケノービはデス・スターでダース・ヴェイダーと対決し、命を落とした。[1] 独力でジェダイの修行を積まなければならなくなったルークは、ヤヴィンの戦いサイムーン1攻撃反乱同盟の勝利に貢献した後、修行のヒントになるものを求めてR2-D2とともにタトゥイーンへ戻り、ベン・ケノービの家を再訪した。一方、ルークが実の息子であることを知らないヴェイダーは、ヤヴィンの戦いでデス・スターを破壊した反乱軍パイロットの正体を突き止めるため、賞金稼ぎボバ・フェットを雇って調査を命じた。フェットはモス・アイズリー・カンティーナで地元の青年からルークの名を聞き出し、最終的にベンの家にたどり着いた。[9]

ルークとR2-D2がベンの家に到着した時、タスケン・レイダーの集団が建物を荒らし回っていた。ルークはライトセーバーを起動して略奪者たちを追い払い、荒れた室内から手がかりになるものを探し出そうとした。ルークとR2-D2が「ルークへ」と書かれた箱を発見した次の瞬間、家の中にフェットのフラッシュ・グレネードが投げ込まれた。フェットは一時的に目が見えなくなったルークをブラスター・カービンで殴りつけ、生け捕りするため拘束しようとした。フェットはライトセーバーを起動して抵抗するルークを容赦なく痛めつけ、ジェットパックを使ってこの若者に飛びかかった。しかし先程ルークが見つけた箱がフェットの頭の上に落下し、賞金稼ぎを気絶させた。ルークは箱を手に、フェットを置き去りにしてベンの家を離れ、乗ってきたXウイング・スターファイターの駐機場所に戻った。ルークが手に入れた箱にはベンの日誌が入っており、その後の彼の行動指針となった。[9]

Molecular purge

ベンの家を訪れた痕跡を抹消するドクター・アフラ

ベンの家での対決の後、フェットは手ぶらでヴェイダーのもとへ戻ったが、件の反乱軍パイロットの名前が「スカイウォーカー」であることをシスに報告した。[9] 反乱軍パイロットが自分の息子である可能性に気づいたヴェイダーは、手下のドクターチェリ・ローナ・アフラアサシン・ドロイド0-0-0BT-1を連れて故郷タトゥイーンに戻り、ルークの手がかりを探した。帝国軍の襲撃に遭ったラーズ農場を確認した後、ヴェイダーは<アーク・エンジェル>でベンの家へ移動し、自ら家の中を調査するあいだアフラたちを外で待機させた。彼は賞金稼ぎとの戦闘の痕跡を調べ、ルークには強いフォースが備わっているが、まだまだ修行が不十分であることに気づいた。ヴェイダーが調査を終えた後、アフラは分子浄化爆弾を使い、自分たちがここに来た証拠を分子レベルで抹消した。その後の調査で、ヴェイダーは妻のパドメ・アミダラが死ぬ前に子どもを生んでいたことを突き止め、ルークが自分の息子であるという確信に至った。[10]

登場エピソード

参考資料

脚注

他の言語
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