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「今日こそ、終わりの日だ! 腐敗した政府の終わりだ! 反乱を黙認する違法政権の終わりだ! 今、この瞬間も、遠い星系では、堕落し無力となった新共和国が息も絶え絶えによろよろと進んでいる。一般市民に奉仕すると言いながらまったくできていない。一方で、多くの星系が捨て置かれ、死に絶えようとしている――そこには助けもなく、希望もない。退廃に溺れた新共和国は彼らを見捨て、最後の時を迎えていることに気づいていない」
アーミテイジ・ハックス将軍[出典]

ホズニアン事変(Hosnian Cataclysm)、あるいはホズニアン星系の破壊(Destruction of the Hosnian system)、ホズニアン・プライムの破壊(Destruction of Hosnian Prime)とは、エンドアの戦いから30が過ぎた34 ABYに、ファースト・オーダーの手でホズニアン星系が破壊された事件である。冷戦と呼ばれる紛争のさなかに発生し、惑星コートシリウスレイショーホズニアンカドータ、そして新共和国首都であるホズニアン・プライムが壊滅した。この攻撃はひとつの星系を一度の攻撃で破壊できる超兵器スターキラー基地によって実行された。ホズニアン・プライムの爆発により、新共和国の銀河元老院防衛艦隊の何百という宇宙船が同時に消え去った。また超兵器から放たれたダーク・エネルギーのビームはハイパースペースにビッグリップを引き起こし、タコダナヴァードスといった遠く離れた惑星からもホズニアン星系の異変が目撃された。

この事件をきっかけに、長年続いていた冷戦はファースト・オーダーとレジスタンスの全面戦争へと発展する。ホズニアン事変の直後、レイア・オーガナ将軍率いるレジスタンスはファースト・オーダーの超兵器を破壊するために攻撃作戦を開始した。スターキラー基地の戦いはレジスタンスの勝利に終わり、超兵器はディカーにあるレジスタンス基地にビームを放つ直前で破壊された。しかし銀河元老院と新共和国の戦力の大部分が失われたという事実は変わらず、ファースト・オーダーはホズニアン事変によって銀河系の主要勢力の座にのし上がり、小規模なレジスタンスを駆逐するため攻撃を続けた。

背景

「今こそ、あれを使うべきときです」
「何に対してだ?」
「共和国です。あるいは、あの厄介な支持者どもが共和国と呼ぶものです。奴らの中央政府のある星系全体です。混乱が巻き起こる中、レジスタンスはその衝撃的スケールの攻撃について調査せざるをえないでしょう。あらゆる人材を使って攻撃の源を突き止めようとします。そうやって調査に全力を注いでいるうちに……」
「馬脚を露わす」
―ハックス将軍と最高指導者スノーク[出典]
Starkiller Base wide shot

ファースト・オーダーが新共和国を滅ぼすために建造した超兵器、スターキラー基地

エンドアの戦い銀河皇帝シーヴ・パルパティーンが死んだ後、共和国再建のための同盟新共和国として生まれ変わり、銀河内戦銀河帝国に勝利した。帝国は新共和国とのあいだに銀河協定と呼ばれる和平条約を結び[1]、帝国の残存勢力はコア・ワールドインナー・リムの定められた領域内にとどまることを強制された。[6] しかし帝国宇宙軍の残党の一部は未知領域に姿を消し、新共和国を倒して銀河系に秩序を取り戻すことを目標に掲げる後継勢力、ファースト・オーダーを形成した。計画の一環として、ファースト・オーダーは未知領域の影で新しい艦隊を築き上げ、星系をまるごと滅ぼすことができる超兵器スターキラー基地を建造した。スターキラー基地の建造は、旧帝国が行っていたダーク・エネルギー変換技術およびハイパースペース穿通技術の研究の集大成であり[5]、かつて存在した帝国の超兵器デス・スター第2デス・スターの後継者とでも言うべき存在だった。[1]

ファースト・オーダーとレジスタンス冷戦と呼ばれる紛争を繰り広げていた時代、ファースト・オーダーを率いる最高指導者スノークは、最後のジェダイ・マスターであるルーク・スカイウォーカーがファースト・オーダーの脅威になりえると考えた。ルークが育てていた新世代のジェダイは既に滅ぼされていたが、スノークはもしルークが隠遁生活を終えてレジスタンスの手助けをすれば、新しいジェダイ・オーダーが立ち上がってファースト・オーダーを脅かすかもしれないと危惧していたのである。最高指導者の弟子にして、レン騎士団のマスターであるカイロ・レンはルークの居場所を突き止めるのに必要な地図の最後の断片を見つけようとしたが、捜索は失敗に終わった。そんな中、スターキラー基地の司令官を務めるアーミテイジ・ハックス将軍は超兵器を使って新共和国を攻撃し、銀河系を導くにはふさわしくない不法政府を滅ぼし去ってはどうかとスノークに提案した。またハックスは、新共和国がなくなればレジスタンスももはや脅威ではないと主張した。スノークは将軍に同意し、超兵器を使用する許可を与えた。[1]

ハックス将軍の演説

新共和国への攻撃を開始する前に、ハックス将軍はスターキラー基地にいるファースト・オーダー軍のメンバーやストームトルーパーを招集し、以下のスピーチを行った:[1]

引用元:  スター・ウォーズ フォースの覚醒(小説)帰属:  アラン・ディーン・フォスター

今日こそ、終わりの日だ! 腐敗した政府の終わりだ! 反乱を黙認する違法政権の終わりだ! 今、この瞬間も、遠い星系では、堕落し無力となった新共和国が息も絶え絶えによろよろと進んでいる。一般市民に奉仕すると言いながらまったくできていない。一方で、多くの星系が捨て置かれ、死に絶えようとしている――そこには助けもなく、希望もない。退廃に溺れた新共和国は彼らを見捨て、最後の時を迎えていることに気づいていない。

諸君が身を捧げて建造した最強の兵器の上に、われわれは立ってる。この兵器は役立たずの元老院と優柔不断な議員どもに終わりをもたらす。彼らの大事な艦隊にも。今日という日が終わるとき、残された何百という星系はファースト・オーダーの命令にひれ伏すのだ。今日という日は、新共和国の最後の日として記憶されるだろう!

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ホズニアン星系の破壊

「共和国が。ファースト・オーダー、奴らがやったんだ」
フィン[出典]
Hux and Starkiller Base

超兵器の発射

最高指導者スノークの許可を取り付けたハックス将軍は[1]、コア・ワールドに位置する新共和国の首都[5]ホズニアン星系への攻撃に向け、スターキラー基地の準備を開始した。準備が整った後、ハックスはスターキラー基地の超兵器の初使用を全員で見守るため、指揮下のストームトルーパー部隊を招集して演説を行った。ハックスは今日このが新共和国の終わりの日になると宣言し、ファースト・オーダーが造り上げた驚異的な兵器の攻撃により、あらゆる星系が自分たちにひれ伏すことになるだろうと吠え立てた。彼は演説を終えると同時に超兵器の起動を命じ、スターキラー基地から巨大なエネルギーのビームがホズニアン星系に向かって発射された。[1] スターキラー基地の中心部に蓄積されていた“クインテッセンス”と呼ばれるダーク・エネルギーは、急激な速度による発射によってファントム・エネルギーに変化し、サブ=ハイパースペースを突き進みながら銀河を横切ってホズニアン星系に到達した。[7]

惑星ホズニアン・プライムにいた人々のには、小さな太陽のようなものが突然空に出現したかのように映った。ビームはすぐに惑星に衝突し、地殻とマントルを突き抜け、ファントム・エネルギーの塊がコアで発散された。ホズニアン・プライムは重力子の流れに異常が生じて燃え上がり、小新星と化した。[7] また同星系内の他の天体も一瞬で破壊された。[1][5] 惑星の地表はあらゆる生命とともに焼き尽くされ、全ての入植地や基地、アウトポストが消え去った。[7] ホズニアン・プライムのリパブリック・シティに置かれていた新共和国の銀河元老院、そして新共和国防衛艦隊本国艦隊に所属する何百というスターシップが惑星とともに失われた。[7][8] さらにラネヴァー・ヴィルチャム議長以下、新共和国の元老院議員たちに加え、レイア・オーガナ将軍が元老院に送り込んでいたレジスタンスのコー・セラ中佐など、ホズニアン・プライムにいた全ての人々が攻撃の犠牲となった。[1][5] 爆発の後には火の玉だけが残り、ホズニアン星系は生命の無い連星系に成り果てた。[7]

Korr Sella final moments

迫り来るダーク・エネルギーのビームを為す術なく見守るホズニアン・プライムの人々

スターキラー基地がつくり出した、自然界には存在しない物質によって放たれたダーク・エネルギーはハイパースペースに小さなビッグリップを起こし、超兵器のビームとそれがもたらした破壊現象は遠く離れた星からでも観測することができた。空に新しい星が出現した原因について、人々の間では憶測が飛び交い、恐怖と不安が広がった。[7] 密輸業者ハン・ソロチューバッカ、ストームトルーパーの脱走兵フィンインナー・リムの惑星タコダナでこの現象を目撃した。スターキラー基地で働いたことがあるフィンは、ファースト・オーダーが超兵器を使って新共和国の首都を攻撃したのだとすぐに気づき、ハンとチューバッカに報告した。[1] インフェルノ分隊の一員であるアイデン・ヴェルシオとレジスタンスのシュリヴ・スールガヴは、惑星ヴァードスの都市ケストロで現象を目撃した。シュリヴはファースト・オーダーが何かをしたのだと感づいたが、実際に何が起きたのかを予想することはできなかった。しかし2人は直後にファースト・オーダーのギデオン・ハスクに捕まり、事の真相を知らされた。[3]

その後

「共和国は時を無駄に過ごしてきた。だが我々は準備してきた。今日のために」
ギデオン・ハスク[出典]
Hosnian Cataclysm seen on Takodana

タコダナから見たホズニアン星系の破壊

ホズニアン星系が破壊された後、レジスタンスはファースト・オーダーと戦争状態に突入した。スターキラー基地が新共和国を壊滅させたことを知ったレジスタンスは、すぐにファースト・オーダーの超兵器の正体究明を急いだ。ファントム・エネルギーのビームのルートを辿り、スターキラー基地の位置特定に成功した後、オーガナ将軍はブラック中隊に偵察任務を任せた。隊員のジェシカ・パヴァは任務のために小型の偵察ポッドを設計する。火器やエンジンすら搭載していないこのスキャン専用ポッドはT-70 Xウイング・スターファイターで運搬することができ、目的地の大気圏上空で切り離して受動的スキャンを行った後、再びXウイングで回収する仕組みになっていた。パヴァは自らこのポッドを操縦するつもりでいたが、Xウイングのパイロットを担当するカレ・キューンの夫、テミン・ウェクスリーがポッドの操縦に志願した。2人は結婚したばかりで、戦争で引き裂かれる前にできるかぎり多くの時間を一緒に過ごしたいと願っていた。[9]

偵察任務は成功し、ウェクスリーの乗る偵察ポッドはダメージを負いながらも必要なデータを手に入れ、なんとかスターキラー基地の大気圏から離脱した。キューンはXウイングのSフォイル翼のあいだに夫のポッドを挟み込み、ハイパースペースへジャンプしてディカーレジスタンス基地に帰還した。[9] しかしファースト・オーダーも偵察機がイリーニウム星系に戻ったのを確認し、レジスタンスの基地がディカーにあることを突き止めた。ファースト・オーダーは新共和国に続いてレジスタンスを壊滅させるため、ディカー攻撃に向けてスターキラー基地の超兵器の最充填を開始した。[1]

StarkillerBaseThermalOscillator

スターキラー基地攻撃

一方、レジスタンスも超兵器の脅威に終止符を打つべく、ウェクスリーが偵察で手に入れたデータと、フィンが提供した情報をもとに、スターキラー基地の破壊作戦を立てた。フィンとハン・ソロ、チューバッカはスターキラー基地の惑星シールドを解除するため先に出発し、YT-1300軽貨物船ミレニアム・ファルコン>で基地の大気圏内に侵入した。シールドが解除されると、ポー・ダメロン中佐率いるXウイング部隊がスターキラー基地にジャンプし、施設の弱点であるサーマル・オシレーターを攻撃した。レジスタンスはスターキラー基地を破壊することに成功したが、この戦いで大勢のレジスタンス・パイロットとハン・ソロが犠牲になった。[1]

ホズニアン事変は銀河系情勢を完全に一変させた。新共和国はかつての銀河共和国全盛期ほどの影響力を手にしたことはなかったが、それでもホズニアン事変が起きるまでは、ジャクーの戦い以来最大の銀河勢力だった。その政治機構と防衛艦隊が消え去ったことにより、ファースト・オーダーが銀河系の主要勢力となり、征服するに足る潤沢な資源を我が物にした。超兵器の力を目の当たりにした銀河系各地の星系、惑星が次々とファースト・オーダーの軍門に入った。その多くが、以前からファースト・オーダーが約束する安全保障に傾いていた星々だった。[10] 新共和国の一部の議員や部隊はホズニアン事変を生きのびた。しかし議員たちは残っていた機動部隊を解体し、共和国艦隊の最後の戦力をファースト・オーダーから自分たちの星を守るために使った。[8]

制作の舞台裏

ホズニアン星系の破壊は2015年12月18日に公開されたシークエル・トリロジー第1作『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』で描かれた。[1] ルーカスフィルム ストーリー・グループのクリエイティブ・エグゼクティブであるパブロ・ヒダルゴによれば、事件発生直後にタコダナでその事象を目撃することができたのは、ハイパースペースが引き裂かれたことによる副作用であるという。[11]

登場エピソード

参考資料

脚注

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