ボグ・ラット(Bog rat)は惑星ボガーノに棲息した肉食クリーチャーである。丈夫な皮膚を備えた4足歩行の生き物で、目は大きいが視力は弱く、容易にオグドの捕食対象となった。このクリーチャーは群れで狩りをし、ボグリングなどの小型のクリーチャーを捕食した。14 BBY、オーダー66を生き延びたジェダイ・パダワンのカル・ケスティスは、ゼフォニアン種族がボガーノに築いた古代の宝物庫へ向かう際に、数匹のボグ・ラットと遭遇した。
生態と特徴[]
ボグ・ラットは4足歩行の非知覚種族で、惑星ボガーノに棲息した。このクリーチャーはたるんだ固い皮膚を持ち、体の色は白く、一部の個体は背中が赤かった。またボグ・ラットの皮膚はライトセーバーにある程度の耐性があった。[1]
このクリーチャーは顔面に大きな赤い一つの目を持ち、その下の口の両側に触手を備えた。また触手の下には、3本の小さなトゲのような突起が左右の顎に生えていた。ボグ・ラットの足の指は4本で、地面を掘ることができる大きな爪を生やしていた。またこのクリーチャーは体の末端に長い尾を持っていた。[1]
習性[]
ボグ・ラットは肉食の捕食者であり、ボグリングなどの小型のクリーチャーを餌食にしていたが、自身にもオグドという天敵がいた。ボグ・ラットは目が大きいにも関わらず視力が弱いため、オグドの格好の餌食となった。ボグ・ラットは群れで狩りを行い、数を活かして捕食対象を取り囲んだ。そのためこのクリーチャーは人間などの大きな生き物にとっても脅威となることがあった。狩りをする際、ボグ・ラットは逃げるように見せかけて地面に潜り、突然飛びかかって敵を驚かせることがあったが、ライトセーバーで容易にかわすことができた。[1]
一般的にボグ・ラットは極めて好戦的で、縄張り意識が強かった。しかし彼らはときにスプロックスと共生関係を築くこともあった。すなわち、スプロックスがボグリングを脅かすことで、地上におびき出されたボグリングをボグ・ラットが捕食し、一方のスプロックスは、ボグリングの親が不在となんった巣に入り込んで卵を食べるのである。[1]
歴史[]
14 BBY当時、ボグ・ラットはボガーノによくみられる害獣だった。このクリーチャーはゼフォニアン種族が建築した古代の宝物庫の周辺などで見かけることができた。オーダー66を生き延びたジェダイ・パダワンのカル・ケスティスは、元ジェダイのシア・ジュンダに連れられてボガーノを訪れた際、宝物庫へ向かう途中で敵対的なボグ・ラットに遭遇した。そのうち1匹は、大裂け目にある地下の避難所の外でオグドに襲われていた。[1]
制作の舞台裏[]
ボグ・ラットは2019年11月15日発売のゲーム『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー』で初登場を果たした。翻訳版ではボグラットと表記されている。[1]
登場作品[]
- Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー (初登場) (表記はボグラット)