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ボバ・フェット(Boba Fett)は人間の男性であり、悪名高い賞金稼ぎジャンゴ・フェットのクローンである。ボバは惑星カミーノで共和国グランド・アーミーのクローン・トルーパーたちと同じように創られたが、彼らと違い遺伝子操作は一切行われなかった。クローン・トルーパーは成長速度を速められていたが、ボバは普通の人間と同じ速さでジャンゴの実の息子として育った。彼はジャンゴから賞金稼ぎに必要な戦闘の術を学んだ。
ジャンゴはクローン戦争(独立星系連合とジェダイ率いる銀河共和国との戦い)の発端となったジオノーシスの戦いで死亡する。彼は少年のボバが見ている前でジェダイ・マスター・メイス・ウィンドゥに首を切り落とされた。ボバはジャンゴの仇討ちを誓い賞金稼ぎのオーラ・シング、ボスクらと共にウィンドゥ暗殺を試みた。彼の企ては失敗に終わったがこのジェダイ・マスターに対する憎しみは消えなかった。短い服役生活の後、彼は賞金稼ぎのチームを結成し数々の依頼をこなしていった。
銀河帝国の時代が始まるとボバは銀河において最も有名な賞金稼ぎのひとりとなった。彼は銀河内戦の頃にはジャバ・ザ・ハットのために働いていた。ホスの戦いの時にはシスの暗黒卿ダース・ヴェイダーに雇われハン・ソロやレイア・オーガナの乗った<ミレニアム・ファルコン>を追跡した。そして惑星ベスピンのクラウド・シティでカーボン凍結されたソロを惑星タトゥイーンのジャバに届けた。
ルーク・スカイウォーカーをはじめとする共和国再建のための同盟がソロを救出に来るとカークーンの大穴の上でジャバの部下と同盟軍の戦いが始まった。戦いの最中、解凍されたソロとの偶然の接触によりジェット・パックが誤作動を起こし、ボバは1000年かけてゆっくり消化されるというサルラックの口に落ちていった。
経歴
創造と生い立ち

カミーノで育ったボバは、父ジャンゴから賞金稼ぎとしてのスキルを教え込まれる。ボバはサバイバルと武術を教わり、子供のうちから射撃に長けていた。彼はまた、父の<スレーヴI>の操縦方法と攻撃システムを学んだ。同時にカミーノ政府の職員とも親しくなる。[1]
カミーノからの脱出

ケノービと対面するボバとジャンゴ
<スレーヴI>で出発する準備をしているときケノービが現れ、ジャンゴと一対一の勝負を始める。ふたりが戦っている間ボバは船のブラスター・キャノンでケノービを狙う。戦いは続きワイヤーでつながったジェダイと賞金稼ぎはプラットフォームの淵から下の海に落ちそうになる。ジャンゴはワイヤーを切断してケノービを落下させるとプラットフォームに這い上がり<スレーヴI>に乗り込んだ。ジャンゴはケノービが死んだものと思っていたが彼は生きており離陸していく船に発信機を取り付けていた。[1]
ボバとジャンゴは分離主義勢力のリーダたちが集っているジオノーシスへ向かう。フェット親子はジオノーシスの小惑星帯でケノービのジェダイ・スターファイターの追跡に気づきサイズミック・チャージやミサイルで攻撃する。ケノービはスペア・パーツを放出して撃墜されたように見せかけた。それを見たボバとジャンゴはケノービが死んだと思いジオノーシスへ着陸した。[1]
クローン戦争

ジャンゴのヘルメットを持ち上げるボバ
ケノービはボバとジャンゴに気づかれないまま二人の後を追い、ジオノーシスに着陸した。しかしケノービはその後すぐにジオノーシアンに捕らえられ、その様子を見た彼のパダワン、アナキン・スカイウォーカーが師匠の救助に向かうが、スカイウォーカーとパドメ・アミダラも同じく捕らえられる。そして彼らの処刑を行おうとした時、ジャンゴとボバは観覧席からその様子を見ていたが、メイス・ウィンドゥをはじめとするジェダイが到着した。ウィンドゥはその場にいたドゥークーへの脅しとしてライトセーバーをジャンゴの喉に当てたが、バトル・ドロイドの大群を倒すためアリーナへ向かった。こうしてジオノーシスの戦いが始まり、ジャンゴは戦いに参戦した。しかし戦いの途中で彼のアーマーに付いているジェットパックが破壊されてしまい、あえなくウィンドゥに殺されてしまう。ボバは父親が殺されるところを恐怖に包まれながら見ていた。アリーナでの戦いが終わった後、ボバはアリーナに降り立って父親のヘルメットを手に取り、ウィンドゥへの復讐を誓った。
帝国時代
帝国時代、彼は父のマンダロリアン・アーマーを身に纏い、銀河で最も有名な賞金稼ぎの1人となった。
3 ABY、彼は銀河帝国のシスの暗黒卿ダース・ヴェイダーに雇われ、ハン・ソロやレイア・オーガナの乗る<ミレニアム・ファルコン>を追跡する任務を遂行した。そして彼は、ベスピンのクラウド・シティでソロがカーボン凍結されるのを見届けたあと、ソロをタトゥイーンのジャバの宮殿に届けた。
4 ABY、ルーク・スカイウォーカーとレイア・オーガナが、ソロをを救出するためタトゥイーンへやって来たが、彼らはジャバに捕まってしまう。スカイウォーカーとソロを処刑するため、ジャバは怪物サルラックの住む、カークーンの大穴へと向かった。スカイウォーカーの処刑はあと一歩の所まで進んだが、彼が機転を効かせて状況を脱した為、彼らとジャバの部下との戦いが始まった。戦いの最中、一時的に目が視えなくなったソロがボバのジェットパックに偶然接触し、ジェットパックが誤作動を起こした。彼はそのまま飛んでジャバのセール・バージにぶつかり、跳ね返って1000年かけて消化されると言われているサルラックの口に一直線に飲み込まれていった。
登場エピソード
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参考資料
脚注
- ↑ 1.00 1.01 1.02 1.03 1.04 1.05 1.06 1.07 1.08 1.09 1.10 1.11 スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
- ↑ 2.0 2.1 2.2 スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲
- ↑
Boba Fett - エンサイクロペディア (バックアップ・リンク - Archive.org)
- ↑ スター・ウォーズ フォースの覚醒:ヘッド=トゥ=ヘッド
- ↑ Dark Disciple
- ↑ Star Wars: Darth Vader 1: Vader
- ↑ The Lost One