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「ボーゴってのはゆっくり休むとこだ。柔らかいベッドか墓ん中でな」
SM-33[出典]

ボーゴ・プライム(Borgo Prime)、別名スターポート・ボーゴ(Starport Borgo)、あるいはポート・ボーゴ銀河系アウター・リム・テリトリーに属す大型小惑星、およびその中に造られた宇宙港である。海賊や悪党たちが利用する“シャドウポート”のひとつとして知られ、ターボレーザー砲によって厳重に防衛されていた。新共和国時代、ボーゴの港は海賊のブルータス船長によって支配されていた。

特徴[]

「なんで海賊だらけの港に連れてきたの?」
「そりゃあ俺たち海賊なんで」
ファーンとSM-33[出典]

スターポート・ボーゴや[2] ポート・ボーゴとしても知られた[3] ボーゴ・プライムは、銀河系アウター・リム・テリトリーに位置する[1] 大型の小惑星[2]、小型の岩からなる小惑星帯の中に浮かんでいた。[5] ハイディアン・ウェイに比較的近いこの港はいわゆる“シャドウポート”のひとつとされ[1]ターボレーザーによって守られた無法の宇宙港となっていた。ポート・ボーゴは休憩所と交易港、そして市場を兼ねており、銀河のより危険な宙域で生計を立てている海賊や悪党たちで賑わっていた。[2]

ポート・ボーゴは小惑星の大きな穴に造りこまれており、内部では空気重力が保たれ、宇宙空間に面した広い開口部は青いシールドで守られていた。[3] 小惑星の外には浮遊式の補給ステーションと補給ケーブルのネットワークが張り巡らされており[5]、港を訪れる宇宙船はターボレーザーの警戒線を通過して補給所のどれかに停泊した。停泊地点と港の行き来には、渡し守が操縦する専用の小型ディンギー船が利用された。港には様々な知覚種族で賑わう海賊市場があり、下層には海賊の監獄もあった。ポート・ボーゴの座標は一般には知られていなかった。[3]

歴史[]

「俺のスターポートでガキどもがなにしてやがる?」
ブルータス[出典]
Port Borgo SC2

ポート・ボーゴ

海賊女王として知られたマズ・カナタは、銀河系のシャドウポートのひとつとして、ボーゴ・プライムの位置を自身の星図に書き記していた。この星図はのちに『スマグラーズ・ガイド』として知られるようになるに収録された。[1]

新共和国時代、ポート・ボーゴはシスタヴァネンの海賊ブルータス船長とそのクルーによって支配されていた。ブルータスの台頭によって失脚した元船長のシルヴォは、ポート・ボーゴの奥深くにある監獄に放り込まれた。シルヴォの裁判が迫っていた頃、惑星アト・アティンの子どもたちウィムニールファーンKBたちがドロイドSM-33の案内でポート・ボーゴにやって来た。彼らはボーゴが無法者の港であることを知らず、アト・アティンの貴重な通貨を市場で使ったため、ブルータスのクルーに狙われトラブルになった。[3]

騒ぎを聞きつけたブルータス船長はSM-33を機能停止させると、子どもたちを監獄に放り込んだ。しかし子どもたちはそこで“シルヴォ”ことジョッド・ナ・ナウッドと出会い[3]、この謎めいた男と協力して脱獄を果たした。子どもたちを停泊所の<オニックス・シンダー>へ運んだ後、ジョッドは彼らの説得に折れてSM-33を回収するため港に戻るリスクを冒した。ジョッドは海賊に見つかったものの、なんとかディンギー船で<シンダー>に戻った。<シンダー>が補給用ケーブルに繋がれたまま無理やりハイパースペース・ジャンプを実行した結果、衝撃で吹っ飛ばされた巨大なケーブルが港に大規模な破壊をもたらし、ブルータスを激怒させた。[6]

制作の舞台裏[]

ボーゴ・プライムの初出は1995年に発売されたレジェンズの小説『ヤング・ジェダイ・ナイツ:シャドウ・アカデミー』(ケヴィン・J・アンダースンレベッカ・モエスタ著)である。[7] 正史媒体では2016年発売の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒 ビギナー・ゲーム』の銀河マップで初めて言及された。[8]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]