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「ポピュリストのアプローチは、理想的というより非現実的だ」
ランソム・カスタルフォ[出典]

ポピュリスト(Populists)は新共和国創設から約20年後に銀河元老院を二分した政治派閥のひとつ。ポピュリストは新共和国の加盟惑星がそれぞれ完全な主権を保持するべきだと主張し、中央集権政府と軍備増強を求めるセントリストたちと対立した。銀河内戦で活躍した旧反乱同盟軍の英雄、レイア・オーガナ元老院議員は著名なポピュリストだった。

ポピュリストとセントリストの対立は元老院に大きな亀裂を生み、政府分裂の危機が生じた。セントリストは“主席議員”と呼ばれる新役職の設置を提案し、カリスマ的な指導者を選出して危機に終止符を打ってはどうかと提案した。ポピュリストたちは独裁制の誕生を危惧したが、オーガナを主席議員の候補者に推した。しかし彼女はダース・ヴェイダーの娘であることを告発され、選挙戦からの辞退を余儀なくされる。ポピュリストは代わりにタイ=リン・ガー議員を擁立したが、彼はアマクシン戦士団の指導者アリーズ・ハドラシアンに暗殺された。この事件を受け、選挙はガー哀悼のため延期されることになった。

政策[]

ポピュリストは新共和国に加盟しているすべての惑星が主権を保持するべきだと考えていた。ポピュリストの中にも極左と極右の派閥があり、極左は銀河元老院で重大な決定を行う際には一般市民から投票を募るべきだと考え、極右は各惑星に完全な自治権を与えるべく元老院は解散した方がよいと考えていた。両派閥ともセントリストと対立関係にあるという点で一致しており、主席議員の選挙が行われた際には極右も極左もレイア・オーガナ元老院議員を候補に推した。セントリストであるランソム・カスタルフォ議員の分析によれば、ポピュリストは内部派閥をひとまとめにしてくれるカリスマ的な指導者を必要としていた。オーガナを除くポピュリスト議員のほとんどは、法と秩序に関して“軟弱”な考えの持ち主とされていた。セントリストと異なり、ポピュリストは旧銀河帝国に対する負のイメージのせいで、中央集権的な思想を疑ってかかる傾向にあった。[1]

歴史[]

Bloodline Leia

ポピュリストのレイア・オーガナ

平和条約締結によって銀河内戦が終結した後、新共和国元老院の中でポピュリストと呼ばれる派閥が台頭した。ホズニアン星系破壊される6年前、ポピュリストは中央政府に強い権力を与えるべきだと主張するセントリスト派閥と緊張関係にあった。元老院は両者の対立によって泥沼化し、新共和国の信用は徐々に失われていった。ポピュリストの多くはセントリストを毛嫌いしており、敵対勢力のカスタルフォ議員と仲良くしていたレイア・オーガナのようなポピュリストは珍しかった。[1]

オーガナとカスタルフォは惑星バスタサ犯罪王リンリヴィン・ダイカルテルに関する調査を行ったが、ポピュリストのアニブ・ネイ議員はオーガナの命を危険にさらしたとしてカスタルフォを責めた。また同じ会議の中で、セントリストのレディカリース・シンディアン議員は強い経済および軍事的権力を持つ新役職“主席議員”の設置を提案した。レディ・カリースの主張に反対する議員も多かったが、カスタルフォ議員が元老院の泥沼化を指摘して無党派議員たちを味方につけ、主席議員の創設が決まった。戦略変更を余儀なくされたポピュリストは、セントリストが主席議員になるのを阻止するため、レイア・オーガナを候補者に擁立した。[1]

その後、元老院会議ビルで爆弾テロ事件が発生した際、オーガナは複合施設から職員を避難させて被害を最小限にとどめた。ポピュリストとセントリストのメディアはお互いを“ナプキン爆破”事件の首謀者として喚き立てたが、オーガナと親しいカスタルフォ議員は、ポピュリストが主席議員候補の命を危険にさらすはずがないと信じていた。犯人の正体は、アマクシン戦士団を率いる元TIEファイター・パイロットアリーズ・ハドラシアンだった。ダイのカルテルとアマクシン戦士団について調査をつづけたオーガナとカスタルフォは、両グループが謎の勢力から資金援助を受けていることを突き止めた。[1]

オーガナが惑星サイベンスコの調査に立つ前、レディ・カリースは彼女がシス卿ダース・ヴェイダーの実娘だったことを突き止めた。ヴェイダーを憎んでいたカスタルフォ議員はレディ・カリースの報告に衝撃を受け、元老院でオーガナの真実を暴露した。その結果オーガナの信用は失墜し、ポピュリストの盟友からの支持も失ってしまった。騒動後もオーガナを支え続けたポピュリストの友人はタイ=リン・ガーヴァリッシュ・ヴィクリーの2人だけだった。政治的に失脚したオーガナは立候補を取り下げ、代わりにガー議員がポピュリスト派閥の候補者になった。[1]

レイアがサイベンスコの調査任務を行った後、レディ・カリースに雇われたハドラシアンは、ホズニアン・プライムで講演を行っていたタイ=リン・ガーを暗殺した。オーガナとヴィクリーを含むポピュリスト数名がガーの追悼式に参加した。その後、レディ・カリースはカスタルフォ議員に濡れ衣を着せ、ハドラシアンを資金援助していたとして糾弾した。多くのポピュリストはカスタルフォが有罪だと信じたが、オーガナは彼の潔白を信じ、レディ・カリースが邪魔者を排除するため彼を嵌めたのではないかと推理した。レイアは報復のため旧家と力を合わせ、レディ・カリースから貴族の称号をすべて剥奪した。今回の一件で元老院に幻滅したオーガナは、元老院議員を辞めてレジスタンスを組織し、独自のやり方で新共和国を守ることに決めた。[1]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

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