- 「仲間の連中が賭けてたんだぜ。あんたらの船が嵐の中現れた時。着陸できるかできないか」
「賭けは勝ったのか?」
「俺は参加しなかった」 - ―ウェッジ・アンティリーズとセイン・カイレル[出典]
<マイティ・オーク・アポカリプス>(Mighty Oak Apocalypse)、略称<モア>(Moa)はウーキーのローガラが船長を務めた[3] YT-2400軽貨物船である。[2] 船名はローガラの母語であるシリウーク語に直すとより恐ろしげな響きとなった。帝国時代、<モア>は合法的な荷物を専門に運んでいたが、主に辺境で活動したため、銀河帝国の監視が問題になることはほとんどなかった。銀河内戦の時代、<モア>のクルーはローガラ船長の他にターサントのブリルやアイソリアンのメスワット・タン、アストロメク・ドロイドJJH2から成り、一時期セイン・カイレルがパイロットを務めたこともあった。[3]
歴史
- 「この船はわたしが雇う」
- ―レイア・オーガナ[出典]
3 BBY、コルサントの格納庫にて、青年議会のメンバーであるアミリン・ホルドが故郷ガタレンタで開かれる瞑想セッションに参加するため、<モア>を輸送船として雇った。同じく青年議会の代表であるチャセロン・ステヴィスはアケニスで開かれるオークションに参加したいと思っていたため、<モア>の前でホルドと口論を繰り広げた。その時、2人の学友であるプリンセス・レイア・オーガナが格納庫に現れ、自分がこの船を雇うと宣言した。レイアが差し迫った事情を抱えていることに気づいたホルドは、船の使用権を譲る代わりに、彼女の任務に同行した。その後2人は<モア>でパマースへ旅し、追跡を避けるためそこで別の船に乗り換え、ポークリス・メジャーへ向かった。[4]
0 ABY、ヤヴィンの戦いの7ヶ月後、銀河帝国から逃亡した元TIEファイター・パイロットのセイン・カイレルが<モア>のクルーに加わった。地震に見舞われた惑星、オウランヌへの補給物資運搬を行った際、セインは危険なメガハリケーンの中を航行し、無事に<モア>を地上へ着陸させた。その後、クルーは同じく救援任務に駆けつけていた反乱軍パイロットのグループと出会う。セインはグループのリーダーであるウェッジ・アンティリーズから反乱軍に誘われ、<モア>のクルーを抜けることを決意した。[3]
4 ABY、エンドアの戦いの準備が行われていた時、<モア>は同盟軍艦隊と合流し、数隻のドーニアン・ガンシップやスターファイターとともに5251977の秘密基地にしばらく滞在した。クルーはここでコロナ中隊のパイロットとして活躍していたセイン・カイレルと再会する。その後<モア>はMC80スター・クルーザーの<リバティ>へ移動した。[3]
エンドアの戦いの後、新共和国が帝国の圧政で苦しんだ人々に補償金を支払い始めた際、ウーキーのひとりとして金を受け取ったローガラは、この資金で<モア>の新しいエンジンを買おうと計画した。[3]
制作の舞台裏
<マイティ・オーク・アポカリプス>は2015年に「ジャーニー・トゥ・フォースの覚醒」キャンペーンの一環として発売された正史のヤング・アダルト小説『ロスト・スターズ』(クラウディア・グレイ著)で初登場を果たした。小宮山優作による『ロスト・スターズ』のウェブコミック版で初めてビジュルが描かれ、船種がYT-2400軽貨物船であることが判明した。
登場エピソード
- レイア・オーガナ オルデラーンの王女 (略称の表記はモア)
- ロスト・スターズ (初登場)
- ロスト・スターズ ウェブコミック版 (初ビジュアル化) (略称の表記はMOA)