マイノック(Mynock)は深宇宙や小惑星帯などの真空空間に生息するシリコン系のクリーチャーである。皮のような翼を持つ寄生生物で、宇宙船のパワー・ケーブルをかじってエネルギーを吸い取った。マイノックは宇宙ナメクジの体内に寄生して生き永らえることもできた。賢明な船長は出港前に船のパワー系統を確認し、マイノックがいないことを確認してから出発するよう心がけていた。
生態と特徴
マイノックは皮のような翼を持つ寄生生物である。[4] コウモリのような見た目で[3]、平均体長2メートル[2]、肌の色は茶色だった。[1] シリコン系のクリーチャーであるマイノックは真空空間でも生存することができ[3]、深宇宙を飛び回り、小惑星帯で翼を休めた。[4] マイノックは炭素系の生き物と同じように惑星の大気中に住み、鳥のように飛び回ることもできたが、惑星に住めるマイノックの種類は限られていた。また、マイノックは真っ二つに切断されても再生することができ、半分になった片割れからそれぞれ新しい体が生えてきた。[3] マイノックはエネルギーを直接捕食し 、スターシップのパワー・ケーブルをかじり、エネルギー・コンダクターを貪った。[4] エクソゴース(宇宙ナメクジ)はマイノックを栄養源の1つにしていたが、ナメクジにまるごと飲み込まれたマイノックは消化される前に体内に寄生して何年も生き延びることができた。[3] マイノックは宇宙ナメクジの湿っぽい内臓に身を潜めながら[4] 体内の食べ物を分かち合った。[2]
スティジョン・プライムに棲息する巨大な飛行クリーチャーで、同じくパイロットたちの嫌われ者である ティビディーはマイノックの遠い親戚だった。
マイノックと文化
マイノックは宇宙船の備蓄エネルギーを吸い取るため、船長たちから嫌われていた。賢明な船長はパワー低下といった寄生生物来襲の予兆を見逃さず、出発前に港でマイノックを退治した。[4]
きちんと料理して味付けすれば、炭素系の生物でもシリコン系のマイノックを食べることが可能だった。プロのマイノック・ハンターはこの空飛ぶ寄生生物に忍び寄って殺し、宇宙ステーションや開拓者たちの食事にしていた。人間種族にとってマイノックの肉は刺激が強くて苦いため、人間は冷蔵庫に他の食料が何もないときにしかマイノックを食さなかった。一方、トワイレック種族はマイノックをスパイシーに調理したマイノック・クラウド・シティやマイノック・コロネット・シティといった料理を好んで食べた。[3]
歴史
3 ABY、ホスの戦いの直後、反乱同盟のハン・ソロ、チューバッカ、プリンセス・レイア・オーガナらの乗るYT-1300軽貨物船<ミレニアム・ファルコン>はホス小惑星帯でマイノックと遭遇した。彼らは銀河帝国の宇宙軍の追跡をしのぐため小惑星の洞窟と思われる場所に船を隠したが、実はそこは宇宙ナメクジの口の中で、ナメクジの体内に住んでいたマイノックの群れが船のエネルギーを吸い取りにやってきたのである。チューバッカがボウキャスターでマイノックを撃った際、外れた弾丸が“壁”に当たって宇宙ナメクジが動き出したため、ソロは自分たちのいる場所が洞窟ではないことに気づいた。[1]
登場エピソード
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参考資料
- スター・ウォーズ 反乱者たち:ヘッド・トゥ・ヘッド
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック
- スター・ウォーズ キャラクター事典 完全保存版
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック 増補改訂版
- 最後のジェダイ:ボマー・コマンド
- 最後のジェダイ:ローズ・ティコ:レジスタンス・ファイター (ビジュアルのみ)
- ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー:テールズ・フロム・ヴァンドア
- Every Creature in the Star Wars Movies - Star Wars Kids YouTube チャンネル
- Mynock - 公式データバンク