マインド・プローブ、精神探査(Mind probe)は対象者の思考を感知したり、有益な情報を手に入れるため思考に探りを入れるフォースの能力である。マインド・プローブは対象者に不快感をもたらすこともある侵略的な能力であり、その苦痛を拷問として利用することもできた。また、フォース感応者はマインド・プローブに抵抗することが可能だった。[4]
使用例[]
共和国時代[]
クローン戦争中の19 BBYに発生したマンダロア包囲戦のさなか、元シス卿のモールは共和国軍の指揮を執る元ジェダイ・パダワン・アソーカ・タノが何者かを知るため、マンダロアの首都サンダーリのアンダーシティで第332師団のクローン・トルーパーたちを襲撃して尋問を行った。モールはARCトルーパーCT-5597“ジェシー”にマインド・プローブを行い、彼が部隊の年長者であることを知ると、さらなる尋問のため連れ去っていった。その後、モールはジェシーに再度マインド・プローブを行い、タノがジェダイ・オーダーから離籍した過去を持つことを突き止めた。[5]
帝国時代[]
4 BBY、オーダー66を生き延びたジェダイのケイナン・ジャラスは、ロザルで銀河帝国に捕まった後、グランドモフ・ウィルハフ・ターキンのインペリアル級スター・デストロイヤー<ソヴリン>で大尋問官からマインド・プローブを受けた。大尋問官はケイナンから他の反乱者の情報を聞き出そうとしたが、ケイナンは探査に耐え抜いた。[2] また尋問官のセヴンス・シスターは放棄された銀河共和国の医療ステーションでスペクターズと遭遇した際に、エズラ・ブリッジャーからアソーカ・タノの居場所を探り出そうとしたが、失敗に終わった。[6] 2 BBY、モールはヘラ・シンドゥーラの精神をフォースで探査し、ケイナン・ジャラスの本名と、彼のジェダイ・ホロクロンの在り処を探り当てた。[7]
4 ABYに発生したエンドアの戦いのさなか、シスの暗黒卿ダース・ヴェイダーは、実の息子のジェダイ・ナイト・ルーク・スカイウォーカーの精神にフォースで探りを入れた。その結果、ヴェイダーは亡き妻パドメ・アミダラとのあいだに生まれた子どもがルーク一人でなく、ルークに双子の妹がいることを突き止めた。[1]
冷戦期[]
レン騎士団のメンバー、カイロ・レンはマインド・プローブの熟練者であり、しばしばテレキネシスの能力を併用して、対象者の体をフォースで持ち上げながら精神探査を行った。ジェダイ・マスター・ルーク・スカイウォーカーの居場所を示す地図を手に入れるため惑星ピリオへ旅した際、レンはデル・ミーコの精神をフォースで探り、ロア・サン・テッカが地図をバヨラへ持っていったことを知った。[8] その後、レンは惑星ジャクーの聖なる村トゥアナルを襲撃し、ロア・サン・テッカから地図を受け取ったレジスタンス・パイロットのポー・ダメロン中佐を捕まえ、リサージェント級スター・デストロイヤー<ファイナライザー>で尋問を行った。ダメロンは機械を用いた一般的な尋問技術には口を割らなかったが、レンのマインド・プローブを耐え抜くことができず、アストロメク・ドロイドのBB-8に地図を託したことを喋ってしまった。[3]
のちにレンは惑星タコダナでゴミ漁りのレイと遭遇し、彼女が地図の内容を知っていることを精神探査で突き止めた。彼はレイをスターキラー基地へ連れていき、さらに詳細な探査を試みた。レンは対象者から断片的な記憶を手に入れ、レイがハン・ソロを父親のように想っていることを知ったが、地図の情報を手に入れる前に、思いがけない抵抗に遭った。フォースの力に目覚めたレイはそれ以上の探査を拒絶し、逆にレンの心のなかに踏み込み、彼がダース・ヴェイダーのように強くなれないかもしれないという恐怖心を抱えていることを突き止めた。レイの覚醒に驚いたレンはマインド・プローブを打ち切り、尋問室から立ち去った。この一件で、自分が他者の精神に働きかける力を持っていることに気づいたレイは、見張りのトルーパーをマインド・トリックで服従させ、拘束を解いて脱出することに成功した。[3][4]
登場作品[]
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参考資料[]
- スター・ウォーズ/フォースの覚醒 ビジュアル・ディクショナリー
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科 ニュー・エディション
- THE STAR WARS BOOK はるかなる銀河のサーガ 全記録
- "The Phantom Apprentice" Episode Guide - StarWars.com (バックアップ - Archive.org)