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「ロノを飛ばせるか?」
「箱型貨物船? ああ、飛ぶなんて代物じゃないが、できるよ」
ゴーンキャシアン・アンドー[出典]

マックス7ロノ箱型貨物船(Max-7 Rono box freighter)、通称ロノ貨物船、あるいはロノサイナー・フリート・システムズ社が製造した箱型貨物船惑星アルダーニでは、銀河帝国駐屯部隊前哨基地内で改造型のロノを使用していた。5 BBYヴェル・サルサ率いる反乱潜入チームは前哨基地で奪ったクレジットをロノ貨物船に積み込んで逃げ去った。

特徴[]

「これは船の発射台。ここから飛び出すには推力を調整する必要がある」
ヴェル・サルサ[出典]
Max7RonofreighterManual-Aldhani

レール式のロノ貨物船の概略図

マックス7ロノ箱型貨物船は貨物船の一種であり[2]パイロットが1人いれば操縦可能だった。前方のコックピットは船内の他の部分よりやや高い位置にあり、梯子を使って行き来した。コックピットの後方は広い貨物スペースになっており、側面の壁を展開すればそのまま貨物積み込み用のスロープになった。船尾には亜光速エンジンスラスターが6基配置されていた。[3] ロノ貨物船はさほど速度が出ず、TIE/ln制宙スターファイターをスピードだけで振り切ることは不可能だった。[2]

ロノ貨物船の中には、屋内に設置されたレールから吊り下げて使用する特注モデルが存在した。これらのモデルは、レールを使って保管庫などの施設内を移動し、外へ出る際はレールを外れて発射台から離陸した。離陸するにはあらかじめ貨物の重量を確認し、飛翔に必要な推力を調整しておく必要があった。特注品のロノには、ブースター・スロットルの隣にロード・クラッチと呼ばれる装置があり、そのゲージに重量が表示されていた。[4]

歴史[]

「逃げる? ロノで?」
―キャシアン・アンドー[出典]
Max7Rono-Andor105

ロノ貨物船

5 BBY当時、惑星アルダーニにある帝国軍駐屯部隊前哨基地でカスタム仕様のマックス7ロノ箱型貨物船が使用されていた。[5] このヴェル・サルサ率いる反乱潜入チームは前哨基地に保管されている銀河帝国の一宙域分の給料を強奪するため、保管庫のロノ貨物船を利用する計画を立てた。スピードの遅いロノ貨物船で逃げ切るため、彼女たちは3年に一度発生する天文現象“アルダーニの目”に乗じて作戦を決行することにした。[2] 遅れてチームに加わったキャシアン・アンドーは、ロノ貨物船の推力を調整する方法を仲間たちに教え、パイロット役に志願した。[4]

反乱潜入チームは予定通り基地内部に侵入すると、生け捕りにしたジェイホルド・ビーハズ司令官を利用して金庫を開け、帝国のスタッフを脅してクレジットを貨物船に積み込ませた。途中、チームはキムジ伍長帝国軍兵士による攻撃を受け、無事に貨物船に乗り込むことができたのはキャシアンとヴェル、カリス・ネミックアーヴェル・スキーンの4名だけだった。ロノ貨物船はキャシアンの操縦のもと基地から離陸したが、その際にネミックが事故で負傷した。アルダーニの目を利用してTIEファイターの追撃をしのいだ後、彼らはネミックを治療するためフレズノへ向かった。[3]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]