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マラキリ(Malakli)は惑星コレリア出身の人間男性で、ハット犯罪王ジャバ・ザ・ハットに仕えたビーストマスターである。幼少期のほとんどを衛星ナー・シャダーのスラムで過ごしたマラキリは、動物に愛着を示し、ハットのサーカスに雇われた。しかしクリーチャーが暴走して観客を殺してしまう事件が起きた後、彼は奴隷としてジャバに売り飛ばされてしまった。その後マラキリは惑星タトゥイーンにあるジャバの宮殿で犯罪王が所有するクリーチャーの世話役を務めた。マラキリはパティーサという名のジャバのランコアを特に気に入り、タスケン・レイダーに襲撃された際にパティーサに命を救われたこともあった。パティーサと心を通わせたマラキリは、いつの日かこの生き物を連れて逃亡する計画を立てていた。

4 ABY反乱同盟ルーク・スカイウォーカーが友人ハン・ソロ救出するためジャバの宮殿にやってきた。ルークはジャバによってランコアの穴に落とされ、パティーサを殺してしまった。悲しみにくれるマラキリを残し、ルークはハンを救出して去っていき、その過程でジャバも命を落とした。それから数ヶ宮殿に留まった後、マラキリはデューン・シーの広大な砂漠に足を踏み出し、カークーンの大穴へ向かって旅した。パティーサを失って生きる意味すら感じなくなっていたマラキリは、自殺も考えながら砂漠をさまよい続けた。

やがてマラキリは、ジャバの後に台頭した犯罪者集団レッド・キー・レイダースの襲撃に遭ったが、自警団を率いるシェリフコブ・ヴァンスアイサ=オアによって助けられた。マラキリがビーストマスターであることを知った2人は、フリータウンロントを手懐けたり、ハットレットを教育する仕事を彼に依頼した。マラキリはこの申し出を引き受け、再び人生に目的を見出すことができた。レッド・キー・レイダースが勢力を増していることを懸念していたヴァンスは、マラキリの助けを借りて、タスケン・レイダーのグループと同盟関係を結んだ。そのおかげで、のちにフリータウンがレッド・キーのごろつきに襲撃された時、タスケン・レイダーが援軍に駆けつけてくれた。最終的にマラキリはフリータウンを去り、シェフポーセラスとともにモス・アイズリークリスタル・ムーン・レストランを開いた。

経歴[]

ハットのビーストマスター[]

Malakili-Imperial-Assault

若い頃、マラキリはハットのサーカスで働いていた

人間男性、マラキリは[1] 銀河系コア・ワールドに属す惑星[6] コレリアに生まれた。[1] マラキリは若い頃にコレリアを離れ[4]アウター・リム・テリトリー衛星[7] ナー・シャダーのスラム街で育った。幼少期、を扱うことに長けていたマラキリは、ガグヴァームと呼ばれる獰猛なクリーチャーが地元の食べ物屋から盗みを働かないよう訓練した。当時、ガグヴァームはマラキリにとってペットであると同時に友人、用心棒でもあった。[4] やがてマラキリはビーストマスターとなり[1]サーカス・ホリフィカスなどの[5] ハットサーカスで働き始めた。彼はサンド・ドラゴンキル=ウイング、衣装を着せられたウォンプ・ラットなど多岐にわたるクリーチャーの世話をして訓練を施し、果てには誰も飼育できたことのない怪物ランコアまで手懐けることに成功した。[4] しかしナー・シャダーのショーで危険な獣の1匹が逃げ出し、観客を殺す事件を起こしてしまったことで、マラキリのサーカスでのキャリアに終止符が打たれてしまった。[1]

事件のせいで奴隷になったマラキリは[1]0 BBY以前に[8] 砂漠の惑星タトゥイーンを根城にするハットの犯罪王ジャバ・デシリジク・ティウレに売り飛ばされた。[1] 彼はジャバの宮殿でクリーチャーの世話役を務め、ジャバが所有する動物のコレクションの面倒を任された。その中には、ジャバのお気に入りの[9] 雄のランコア[10]パティーサも含まれてた。[4] “友人”を意味するハット語の単語にちなんで名付けられた[10] パティーサは、ジャバの逆鱗に触れた者を食い殺す役目を与えられており、マラキリはパティーサが必死に抵抗する“おやつ”から受けた傷の手当ても担当していた。マラキリはカダッサニクトの調教師ギランとともにパティーサをとても可愛がり、ジャバの宮殿にいる動物の中で、このランコアを一番気に入っていた。パティーサもまたマラキリに好意を懐き、マラキリがタスケン・レイダーに襲われた時に命を救ったこともあった。[1] 宮殿で働きながらパティーサへの同情心を募らせていったマラキリは、いつの日かこのクリーチャーといっしょに逃げ出す計画を立てていた。[2]

4 ABYに発生したエンドアの戦いの直前[11]共和国再建のための同盟中佐にしてジェダイ・ナイトルーク・スカイウォーカーが、友人のハン・ソロをジャバから救出するためタトゥイーンにやってきた。しかしジャバはジェダイの要求を拒絶し[3]ガモーリアンの衛兵ジュブナックもろとも[5]、彼をランコアの巣穴に落とした。ガモーリアンはすぐにパティーサの餌食となったが、ルークは猛獣の攻撃をかわし、穴に通じる出入り口に向かって逃げた。しかし小さな扉は反対側からロックされており、ルークが開くことはできなかった。[3] 穴に隣接する部屋からこの戦いを見守っていたマラキリとギランは、格子つきの扉に駆け寄ってきたルークを笑い飛ばし、彼をランコアに向き直らせるためを使って扉から遠ざけた。[12]

Malakili weeping

パティーサの死を悲しむマラキリとギラン

ランコアに再び追い詰められた時、ルークは壁にランコア用出入り口の操作パネルがあることに気づいた。ルークは[3] ランコアの初期の犠牲者であるビドロ・クワーヴ頭蓋骨[5] を拾い上げ[3]フォースを使って勢いをつけながらゲートのパネルに投げつけた。はボタンに直撃してパネルをショートさせ、パティーサの頭に向かって巨大な扉を降下させた。ランコアは頭蓋を潰されてんでしまい[13]、ショックを受けた[9] マラキリは、扉を開けて愛獣に駆け寄り、男泣きした。そしてマラキリはパティーサの亡骸から目を背け、仲間のギランの肩に腕を回して互いを慰めあった。[3]

宮殿を去る[]

ランコアが死んだ後、ジャバ・ザ・ハットはルークとその友人たちをデューン・シーに連れ出し、カークーンの大穴で処刑することに決めた。大穴には、ジャバのお気に入りのペットの1匹である肉食獣サルラックが棲んでいた。ジャバは取り巻きとともにラグジュアリー・セール・バージケタンナ>に乗り込んで処刑の見物に出向いたが[14]、マラキリは他の何人かと一緒に宮殿に留まった。結局、ルークたちは乱闘のすえ脱出に成功し、ジャバは殺され、セール・バージは破壊されてしまった。そのため宮殿に留まった者たちは何が起こったのかわからないまま取り残された。ジャバの宮殿の住人たちのあいだでは、新たなハットの支配者が現れて宮殿の主になるのではないかと噂され、マラキリも新しい雇い主が現れるのを待ち続けた。[4]

RIP Pateesa

パティーサの亡骸

しばらくすると、宮殿の食料が不足し始めてきたが、マラキリとほかの住民の多くはそれでも建物で待ち続けた。やがて宮殿の住民の一部は、もうハットが現れることはないのだと悟り、銀河系社会に変化が生じてハットのあいだに裏社会の戦争が勃発したのだという噂を流した。そして住民のほとんどが立ち去っていき、マラキリは空っぽの宮殿に住み続けた最後の集団の1人となったが、やがては彼も出発を決意し[4]、もはや動くことのないパティーサの亡骸を残して[15] 宮殿を後にした。[4]

パティーサを始めとするクリーチャーたちを失い、生きる意味を感じられなくなったマラキリは、自分自身に最後通牒を突きつけるためカークーンの大穴へ向かった。すなわち、サルラックを手懐けるか、さもなくばこの怪物のの中に飛び込んで自殺を遂げようと考えたのである。しかし大穴に到着したマラキリは、サルラックが怪我をしていることに気づいた。<ケタンナ>が破壊された時に燃えた残骸がクリーチャーに落下し、その巨大な肉体の一部が砂から露出したうえ、ジャワが武器やアーマードロイド、道具類を廃品回収するためサルラックの管を切り開いていたのである。痛みにうめくサルラックを見たマラキリは、略奪者から逃れることができず唯一の生きる目的を奪われてしまったクリーチャーに共感し、涙を流した。[4]

生きる目的[]

5 ABY、ジャバの死から数カ後、マラキリはモス・ペルゴを目指して砂漠を旅した。その道中、彼は表向きには採掘企業を名乗る犯罪シンジケート、“レッド・キー・レイダース”に所属するごろつき2人に見つかってしまった。マラキリはギャングたちから逃げようとしたが、歳をとってかつての機敏さもなく、すぐに追いつかれて地面に殴り倒され、数少ない所有物を奪い取られた。悪党のひとりはマラキリの水袋を奪って残っていた水を飲み、ビヴァム・ゴージと名乗った。ゴージはこの付近一帯はレッド・キーの領土だと宣言し、マラキリの所有物は犯罪組織の指導者であるローガン・ムーヴェランの物になると告げた。しかしその直後、ゴージはブラスターに撃たれて絶命し、残された悪党は攻撃者に反撃を試みたが、やはり撃たれて命を落とした。マラキリは攻撃者も別の盗賊だと考え、死んだふりをした。[4]

攻撃者は人間の男とトワイレックの女性で、マラキリに近づき、それぞれコブ・ヴァンスアイサ=オアと名乗った。ヴァンスはモス・ペルゴがフリータウンと改名されたことをマラキリに教え、自分はこの町の法の番人にして事実上の市長だと語った。2人から何か技術を持っているかと尋ねられたマラキリは、自分はクリーチャーがいなければ無価値だと答えた。アイサ=オアはひょっとしてビーストマスターなのかと質問し、マラキリはそうだと返答した。するとヴァンスはフリータウンでロントを手懐ける仕事をマラキリにオファーし、マラキリはこれを受け入れることにした。またヴァンスはハットレット(幼いハット)を調教できるかとマラキリに尋ね、マラキリは“調教”ではなく“教育”だと訂正しつつも、可能だと答えた。[4] フリータウンで働くことになったマラキリは、人生の意味について新たな感覚を味わいながら、ボーゴと名付けたハットレットを育てた。この町のシェリフを務めるヴァンスは、レッド・キーの勢力拡大を懸念し、タスケン・レイダーの一団と交渉して、水と引き換えにフリータウンを彼らの攻撃対象から外す取り引きを結んだ。マラキリは取り引きを完了するためにクレイト・ドラゴンの真珠を調達し、これを町の保護とひきかえにタスケンに提供した。[16]

Mos Eisley

やがてマラキリはモス・アイズリーに移り住み、シェフのポーセラスとともにレストランを開いた

マラキリがフリータウンに住み始めて数カ月後、ムーヴェラン率いるレッド・キー・レイダースがフリータウンを攻撃し、タスケンとの同盟が実を結ぶときが来た。襲撃のさなか、マラキリはヴァンスやボーゴもろともムーヴェランの悪党に捕まって鎖でつながれ、町の中心部へ引っ張っていかれた。ムーヴェランが彼らを殺そうとした時、ヴァンスは頷きとウインクでマラキリに合図を送り、マラキリも合図を返して、タスケンに警報を発するようボーゴに指示した。しかしレッド・キーのメンバーであるトレイネスがマラキリの頭を殴り、流するほどの傷を負わせた。ボーゴがマラキリの命令通り遠吠えを挙げてタスケンを呼ぶと、町の正面ゲートが開き、巨大なバンサにまたがったタスケンが姿を現した。タスケンの援軍が続々と到着すると、マラキリはマグナ=ドライバーで自分とヴァンスの手枷を外した。自由になったヴァンスはムーヴェランに襲いかかり、フリータウンは決して降伏などしないと宣言した。[16]

やがてマラキリは、かつてジャバの宮殿のシェフだったポーセラスと再会した。2人はビジネスのパートナーとなり、モス・アイズリークリスタル・ムーン・レストランを開店した。[5]

人物[]

マラキリは青いを持つ白人種の[3] コレリアンである。[1] 彼は巨体で[13] がっしりとした体格をしており[9]、身長は1.72メートル(5フィート8インチ[1]、体重は95キログラムだった。[2] このコレリアンはナイーヴであると同時に[4] 粗野で[13] 屈強、大ざっぱ[17]、そして非社交的な性格だったが、動物に対して優しさと同情心を持ち[2]、自分の保護下にあるあらゆるクリーチャーをとても気にかけていた。[17] なかでもマラキリはランコアをとりわけ大切にし、非常に貴重な生き物と考えて、一緒にいられることに喜びを見出していた。[4] お気に入りのランコアである[1] ジャバのパティーサが殺された際、マラキリは衝撃のあまり男泣きした。[9] パティーサとジャバの死を受け、マラキリはルーク・スカイウォーカーのことを運に恵まれただけの愚か者と考え、その仲間の反乱者たちは冷血な連中だと思い込んだ。[4]

Malakili

マラキリ

ジャバの宮殿を去った後、マラキリはジャバのサルラックの餌食になって自殺することを考えた。しかしサルラックが重傷を負っているのを発見したマラキリは、生きる目的を奪われてしまった怪物に同情し、その運命を嘆いて涙を流した。マラキリは、自分の人生にとって唯一の目的は動物と一緒に生きることだと思っており、クリーチャーがいなければ自分は無価値だと考えていた。タトゥイーンの砂漠をさまよっていた時、マラキリは自分が砂の中を吹き飛ばされる布切れかゴミくずのように感じられ、このまま死んでいくのだろうと考えた。シェリフのコブ・ヴァンスによってレッド・キー・レイダースから救われた時、マラキリはヴァンスから見覚えがある気がすると言われたが、自分は何者でもないと答えた。またマラキリは、自分はヴァンスにとって何の価値もないので殺してしまえばいいと告げた。[4]

アイサ=オアからビーストマスターなのかと尋ねられたとき、マラキリは自分は“マスター”という言葉には値しないと考えつつも、獣の調教が専門であることは認めた。マラキリはヴァンスからフリータウンでの仕事を依頼されたおかげで人生に新しい目的を見出すことができ、心の中に抱えていた闇が光に変わったのを感じた。[4] マラキリは数ヶ月にわたってフリータウンに滞在し、町が襲撃を受けた際には、怪我を負いつつも勇敢な喜びに満ちていた。[16]

マラキリはジャバの奴隷だったが[1]、彼のことを食べ物や住処、生きる目的をくれる雇い主とみなしていた。ヴァンスとアイサ=オアが法執行者と名乗った時、マラキリは彼らのことを信用せず、タトゥイーンにはハットがいなければいかなる法も存在しないと考えた。マラキリはハットをペットではなく知覚種族とみなしていたため、ヴァンスからハットレットを“調教”できるかと尋ねられた時、自分がするのは“教育”だと指摘した。ヴァンスが依頼の言葉を訂正したため、マラキリはこの仕事を引き受けた。[4] のちにマラキリはこのハットレットをボーゴと名付け、フリータウンが襲撃を受けた際には、歌うような声でボーゴをあやした。[16]

技術と能力[]

Rancor-CHRON

マラキリは獰猛なランコアすら手懐けた

若い頃から動物の扱いに長けていたマラキリは、ナー・シャダーで獰猛なガグヴァームを調教し、食べ物を盗まないようにすることに成功した。このクリーチャーはマラキリにとってペットであると同時に、友人、守護者となった。また彼はハットのサーカスでビーストマスターとして雇われ、サンド・ドラゴンやキル=ウイング、ウォンプ・ラット、ランコアといった多様なクリーチャーを躾けた。特にランコアは、かつて誰も手懐けることのできなかったクリーチャーだった。ジャバに奴隷として仕えた頃、彼はランコアのパティーサをはじめとする動物たちの面倒を見た。マラキリはこのランコアと親しくなって傷の手当を行い、マラキリがタスケン・レイダーの襲撃に遭った際には、パティーサが彼の命を救ってくれたこともあった。[4]

砂漠でレッド・キー・レイダースの襲撃に遭い、コブ・ヴァンスとアイサ=オアによって助けられた時、マラキリは多くのクリーチャーを見て学習した死んだふりの技術を実演した。[4] マラキリは貴重なクレイト・ドラゴンの真珠を手に入れることができ、これをタスケン・レイダーへの贈り物にした。[16]

装備[]

マラキリはランコアの世話人としてガダッフィ・スティックを携帯し[9]、幼いランコアを運ぶ際には檻を使用した。[17] ジャバの宮殿のなかにあるマラキリの室はランコアの穴に直結しており、室内には獣を従わせる際に使用するスタン用の装置が置かれていた。[5] ルーク・スカイウォーカーが宮殿にやってきた時、マラキリは汗に濡れたぼろぼろのベルトと、かつてサーカスで履いていたズボン、茶色いヘッドドレス、上腕のアームバンド、リスト・ガードを身に着けていた。[1]

宮殿を離れて砂漠をさまよい歩いた時、マラキリはフードを身に着け、かばんの中には水袋や、バンサの皮とで作った幸運の編み紐、デューバックの骨で作った小さな刃物、ドロイドの部品複数、ジャワやタスケン・レイダーと取り引きするための輝く貨幣を入れていた。[4] フリータウンで戦闘が発生した際には、ヴァンスの手枷を外すためにマグナ=ドライバーを使用した。[16]

制作の舞台裏[]

Paul Brooke as Malakili

『ジェダイの帰還』のセットにて、マラキリを演じたポール・ブルック

マラキリは1983年5月25日公開のオリジナル・トリロジー最終作『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』で初登場を果たした。このキャラクターは、ランコアですら誰かに愛されているというジョージ・ルーカス監督のアイデアで作られた。当初はエイリアンになる予定だったが、最終的に人間に変更された。1981年12月、ニロ・ロディス=ジャメロによってマラキリのコスチューム・コンセプト・アートが仕上げられた。マラキリを演じたのはポール・ブルックで、アーニー・フォッセリアスが彼の泣き声を吹き替えたが[18]、両者ともにエンドロールにクレジットされていない。[3] マラキリの短い登場場面は多くの映画評論家から称賛されており、シカゴ・サンタイムズロジャー・イーバートは、マラキリの嘆きをはじめとする細部の描かれ方が、スター・ウォーズ映画を“単なるスペース・オペラ以上のもの”に仕立て上げていると評価している。[18]

『ジェダイの帰還』では無名のキャラクターに過ぎず、制作ノートでは単に“人間のランコア飼育者”(human rancor keeper)と呼ばれていたが[18]スター・ウォーズ レジェンズの『Star Wars Roleplaying Game』で初めてマラキリという名前が紹介された。[19] 正史媒体では、2013年開始のモバイル・アプリ『スター・ウォーズ フォース コレクション』で初めて名前が言及された。[20] 本ゲームがスタートしたのは2014年に正史設定の改変が行われる以前ではあるが、ルーカスフィルム ストーリー・グループリーランド・チーによれば、それ以降も正史に合わせたアップデートが行われている。[21]

マラキリは2014年にリリースされ、2016年までサービスが続いた携帯端末用タワー・ディフェンス・ゲーム『スター・ウォーズ:ギャラクティック・ディフェンス』にも登場している。本作のマラキリは、ルーク・スカイウォーカーと並び、期間限定イベント「Enter the Pit」でアンロック可能なキャラクターだった。プレイヤーは入手したマラキリをミッションで使用することが可能で、マラキリには敵と戦う際に援軍として幼獣のランコアを召喚するスキルがあった。[17] また、2名のキャラクターに架空のタッグマッチを組ませて紹介する形式の設定資料集『スター・ウォーズ フォースの覚醒:ヘッド=トゥ=ヘッド』(パブロ・ヒダルゴ著)によれば、マラキリはニュー=コジアンの動物商人ボバージョとの対決で敗北するとされている。[2] 2015年当時、『アフターマス』の作者であるチャック・ウェンディグは、オーミチャーパ、マラキリの物語を描くことに興味を示していた。[22] その後、ウェンディグは実際にアフターマス三部作の続編である『アフターマス:命の借り』と『アフターマス:帝国の終焉』にマラキリを登場させた。[4][16]

登場作品[]

Malakili concept

ニロ・ロディス=ジャメロによるマラキリのコンセプト・アート

参考資料[]

脚注[]

  1. 1.00 1.01 1.02 1.03 1.04 1.05 1.06 1.07 1.08 1.09 1.10 1.11 1.12 1.13 1.14 1.15 スター・ウォーズ キャラクター事典 完全保存版
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 スター・ウォーズ フォースの覚醒:ヘッド=トゥ=ヘッド
  3. 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5 3.6 3.7 3.8 スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還
  4. 4.00 4.01 4.02 4.03 4.04 4.05 4.06 4.07 4.08 4.09 4.10 4.11 4.12 4.13 4.14 4.15 4.16 4.17 4.18 4.19 4.20 4.21 4.22 アフターマス:命の借り
  5. 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 5.5 5.6 スター・ウォーズ コンプリート・ロケーションズ
  6. StarWars-DatabankII Corellia - 公式データバンク
  7. スター・ウォーズ:ナー・シャッダの決斗
  8. マラキリはヤヴィンの戦いの直前を描く『バウンティ・ハント』にジャバの宮殿の一員として登場している。『スター・ウォーズ ギャラクティック アトラス』によればヤヴィンの戦い直前の時系列は0 BBYであるため、マラキリがジャバの奴隷になったのはそれ以前となる。
  9. 9.0 9.1 9.2 9.3 9.4 StarWars-DatabankII Malakili - 公式データバンク
  10. 10.0 10.1 きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック
  11. スター・ウォーズ ギャラクティック アトラス
  12. Star Wars: Return of the Jedi junior novelization
  13. 13.0 13.1 13.2 Return of the Jedi: Beware the Power of the Dark Side!
  14. アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
  15. Star Wars バトルフロント - アウター・リム
  16. 16.0 16.1 16.2 16.3 16.4 16.5 16.6 アフターマス:帝国の終焉
  17. 17.0 17.1 17.2 17.3 スター・ウォーズ:ギャラクティック・ディフェンス
  18. 18.0 18.1 18.2 The Making of Return of the Jedi
  19. StarWars Star Wars Mysteries: Who is Weibba-Wiebba? - StarWars.com (バックアップ - Archive.org)
  20. スター・ウォーズ フォース コレクション
  21. TwitterLogo @HolocronKeeperリーランド・チー) - X (旧Twitter). “I'm not gonna go through the trouble of changing them and I don't have any reason to believe currently that anyone would. […] On the off-chance that we DID have a current need to change any of these, we would have for Force Collection.” スクリーンショット
  22. Chuck Wendig's War
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