マンダロアの解放

「マンダロリアンたちよ。今こそ故郷を取り戻す時だ。あの惑星は呪われてなどいない。だがやはり危険はある。眠っていた種族が爆撃によって目を覚ましている。磁気の乱れは今も残っていて、大気圏外から地表をスキャンすることができない」

―ボ＝カターン・クライズ

マンダロアの解放（Liberation of Mandalore）、あるいはマンダロアの紛争（Conflict on Mandalore）は新共和国時代に惑星マンダロアで発生した戦闘。マンダロリアンの連合勢力が母星マンダロアをモフ・ギデオン率いる帝国軍残存勢力から奪還することに成功した。マンダロアでは帝国時代に大粛清が行われ、多数のマンダロリアンが命を落とし、惑星は荒廃した。しかし帝国は大粛清以降もマンダロアで密かに活動を続け、地下の基地でクローニング技術の研究が行われた。また虐殺を生き延びた少数のマンダロリアンが地上でサバイバル生活を送っていたが、磁気の乱れによって通信が途絶されていたため、こうしたマンダロアの実情は長らく外部には知られず、呪われた場所だと考えて忌避する者もいた。銀河内戦以降の時代、マンダロリアン・レジスタンスの指導者ボ＝カターン・クライズは故郷を奪還すべく兵器や軍艦の収集に取り組みつつ、マンダロアの指導者の象徴であるダークセーバーを取り戻す手段を探った。

9 ABY頃、ボ＝カターンたちはマンダロリアンのカルト派閥チルドレン・オブ・ザ・ウォッチに属すディン・ジャリンと出会った。彼女たちはジャリンの助けを借りて帝国のゴザンティ級アサルト・キャリアーやギデオンのクラス546クルーザーを獲得することに成功したが、ダークセーバーを再獲得するチャンスを逃してしまったボ＝カターンは指揮権を失い、一時はアックス・ウォーヴスがマンダロリアン艦隊の指導者となった。しかしボ＝カターンがダークセーバーを正当に継承し、マンダロリアン艦隊とチルドレン・オブ・ザ・ウォッチを合流させたことで、マンダロア奪回計画がようやく実現に向けて動き出した。艦隊をマンダロア星系にジャンプさせ、大気圏内に偵察隊を送り込んだ際、彼らは地表で生活していたマンダロリアンの生存者と合流した。その直後、一行はグレート・フォージがあった場所でギデオンのインペリアル・アーマード・コマンドーに待ち伏せされ、帝国がまだこの星で活動していたことを知った。

マンダロリアンは自分たちと同じベスカーの装甲を身に着けたコマンドーに苦戦し、退却を強いられた。ジャリンは一時的に敵に捕まり、パズ・ヴィズラはプレトリアン・ガードとの戦いで命を落とした。しかし彼らは軌道で待機していた仲間たちを地表に呼び、帝国軍基地に再突入した。ジャリンもグローグーの助けを借りながら反撃に転じ、プレトリアンを倒してボ＝カターンとともにギデオンとの対決に臨んだ。戦いの終盤、アックス・ウォーヴスはダメージを負った軽クルーザーを操縦してマンダロアの大気圏に入り、艦を帝国軍基地に向かって落下させた。帝国の基地は墜落によって生じた爆発で破壊され、ギデオンも爆炎に飲み込まれた。この戦いにより、マンダロリアンたちはついに母星を取り戻すことに成功した。

登場作品

• マンダロリアン – チャプター11：後継者 （初言及）
• マンダロリアン – チャプター16：救出 （言及のみ）
• マンダロリアン – チャプター17：背教者 （言及のみ）
• マンダロリアン – チャプター21：海賊 （言及のみ）
• マンダロリアン – チャプター22：傭兵 （言及のみ）
• マンダロリアン – チャプター23：スパイ （初登場）
• マンダロリアン – チャプター24：帰還
• アソーカ – パート7：再会と別れ （言及のみ）

参考資料

• Ambush on Mandalore Battle Pack 75373 - LEGO.com
• Paz Vizsla and Moff Gideon Battle 75386 - LEGO.com
• スター・ウォーズ・エンサイクロペディア：スター・ウォーズ銀河総合ガイド

脚注

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